Children Firstコミュの■Choco-Revo!!について■

Choco-Revo!!について、ご紹介します

チョコレート好きの人って多いと思いますが、みなさんはどうですか

夏も過ぎれば店頭にチョコレートが増えてきます。だからチョコシーズンが始まる前にチョコのお話をします

　チョコレートを食べる時に、そのチョコレートがどこの国でどんな風にして作られたのか、考えたことはありますか？日本のチョコレート年間消費量は世界で第5位。約28万3千トンです。これだけ多く消費されるチョコレートを作るために、カカオ農園で毎日一生懸命働いている人がいます。
　その中で問題なのが、児童労働。
　カカオの実が何になるかもわからずに、学校にも行かれずただ毎日ひたすら農園で働いている子どもたちがいます。私たちは、いつも口にしているチョコレートがどんな風にして作られたかなんてわからないですよね。
　でも、日本にもフェアトレードチョコが売られているんです。フェアトレードについて簡単に言うと、「公平で持続可能な取引」のことです。そしてフェアトレード製品にはいろいろと約束があって、その中には「環境への配慮」「児童労働をしない」という項目が含まれています。

　チョコレボというのは、そんな「子どもたちにも地球にもやさしい」フェアトレードのチョコをもっと多くの人々に知ってもらいたいというキャンペーンです。
　デザインや広告、開発コンサルタント、NGOなど様々なバックグラウンドを持つ一般のチョコ好きの有志の人たち、チョコレボ実行委員会が行なっています。
　
　発起人で代表の星野智子さんは、イギリスで暮らしていた時、普段のニュース番組でカカオと児童労働の問題を知って、フェアトレードに関心を持ったそうです。そして９１１のテロ。一般の市民が、自分たちの知らないところで起こっているグローバルな怒りや恨みに巻き込まれる現実を突きつけられたそうです。それをきっかけに、自分たちの知らないところで、自分たちに関係のある人々が苦しんでいる事実があること、特に大好きなチョコの問題でそんなことがあるのをほっとけなくなって、ヨーロッパで盛んになってきているフェアトレードというものを日本でもチョコレートから広めようと思い、チョコレボを立ち上げたそうなんです。

　フェアトレード製品を扱う代表的なお店として、ピープルツリーというお店があります。そのピープルツリーのパンフレットに書いてある、チョコレートにまつわるちょっと苦いお話を引用してみます。
　
　「2005年、アメリカのある人権団体が、コートジボワールのカカオ農場で働かされていた元児童労働者の代理となって大手チョコレート会社3社を提訴しました。訴訟内容によると、隣国マリから連れてこられた子どもたちが無報酬で毎日12時間～14時間働かされていたというものです。貧困にあえぐ西アフリカ諸国では、「通学できて、仕事にも就ける」という言葉を信じて、親が子どもを15ドル～30ドルで人身売買ブローカーに引渡したといいます。でも、ブローカーの言葉と現実は違い、子どもたちはカカオやゴムなどの農場で働かさせられたり、女の子は性的搾取の対象にされることもあるのです。カカオ農場での児童労働は1990年代から指摘されてきましたが、安価で大量生産をするために根付いた悪い習慣はいまだに多くの子どもたちを傷つけています。」ということです。

　日本人はいっぱいチョコレートを食べるんだし、これはほっとけない話なのでは？？かつて、バングラディシュにおいて、児童労働をさせていた工場の製品を買わない運動が起きたことで、子どもが労働から解放されたという例もあります。だから、消費者側の意識ってけっこう大きなことですよね。チョコレボは、フェアトレードチョコ以外のチョコに対して不買運動を起こそうとする圧力団体ではありません。だって、フェアトレードチョコ以外の物が全部悪いなんてわけではないですからね。フェアトレード製品は、ただ公平なだけでなく、プラスαの部分が約束されているんです。

　

日本のチョコレートの年間消費量、世界で第5位、約28万3千トン。
一人当たりの消費量、約2.2キロ。
食べる、贈る、作る。
そのうちのひとつに、フェアトレードのチョコを選んでください。
学校に行かずに、1日中カカオの実をとっている子どもが
ひとりでも多く、学校に行けるように。
地球に負荷をかけない方法でカカオを育てられるように。
カカオを作る人たちが、また来年も同じようにおいしいカカオを育てられるように。
ただそのチョコひとつ、食べるだけで、そのおいしさはあなたをしあわせにし、
そのしあわせがカカオを作る人たちの力になります。

公式サイトはコチラ
http://www.choco-revo.net/