Only Mercedes ＆ Only BMWコミュのメルセデス日本、Sクラスを8年ぶり全面改良

メルセデス・ベンツ日本は、Sクラスを8年ぶりにフルモデルチェンジし、10月1日より受注を開始すると発表。納車は11月上旬以降に開始

　新型は、先進技術の採用により乗員の快適性と安全性が高められている。安全運転支援システム“レーダーセーフティパッケージ”は、従来の短距離／中長距離ミリ波レーダーに新たにステレオマルチパーパスカメラとマルチモードミリ波レーダー（後方）を組み合わせ、安全性を高めている。具体的には前方50mまでの路面を立体的に捉え、高度なアルゴリズムによって分析することで、先行車両や対向車両、横切る車両、歩行者などを検出し、自車との距離や運動のタイプによって分類。そのときの状況に応じてドライバーに警告を与えたり、ブレーキ圧を高めて車両の危険回避能力を高めたり、自動緊急ブレーキを作動させるなどして、危険回避または衝突被害の軽減を図る

　また自動で加速・制動を制御することで車間距離を維持しながら巡航する“ディストロニック・プラス”には、新たに車線のカーブと先行車両をモニターしながらステアリング操作のアシストを行う機能が追加された

　新採用の“マジックボディコントロール”は、前方の路面の凹凸をカメラで捉え、状況に応じて瞬時にサスペンションの設定を切り替えることでボディに伝わる衝撃を緩和し、乗り心地を向上させる。これはS550ロングにオプション設定、S63 AMGロングに標準装備される

　後席の快適性を向上させるショーファーパッケージは、最大43.5度のリクライニング機能やフットレストを備えたエグゼクティブリアシート、世界初の温熱機能を備えたホットストーン式マッサージ機能などを備える

　これら先進技術を積極的に採用するとともに、約100kgの軽量化を達成したアルミニウムハイブリッドボディシェルを採用し、基本性能を高めている

　モデルバリエーションは、3.5リッターV6エンジン（306ps）にモーター（27ps）を組み合わせた“S400ハイブリッド”、同じパワートレインで装備を充実させたS400ハイブリッド・エクスクルーシブ、4.7リッターV8ツインターボエンジン（455ps）搭載の“S550ロング”、5.5リッターV8ツインターボエンジン（585ps）を搭載する“S63 AMG ロング”、同4WDモデルの“S63 AMG 4マチックロング”が設定される

　価格は以下のとおり

S400ハイブリッド：1090万円
S400ハイブリッド・エクスクルーシブ：1270万円
S550ロング：1545万円
S63 AMG ロング：2340万円
S63 AMG 4マチックロング：2340万円