PS.
仕組まれた天然ボケキャラといえば、内山田洋とクールファイブの前川清が思い出される。彼は欽ちゃんにタレント性を見出され、天然ボケキャラをことさらに強調する演出によって国民的人気を獲得したのである。Yu-kaも前川清も、私が大好きなアーチストである。緊張をほぐして安心感を与えるキャラが人気を博するのだろうか。
そして第2位は、Mary Angel Live DVD Vol.1に収録されているライブでの姿である。(収録は2009年9月ではないかと思われるが、確認が取れていない。確かな情報をお持ちの方は教えていただきたい。)衣装が制服風である点もポイントが高いが、さらにヘアースタイルが、何も付けたり結んだりしていないストレートなのである。これには萌える!! そしてその髪の毛が揺れる様は実に良い! なぜだろう。きっと、中学の教室に行けば普通に居そうな女の子という感じがするからなのではないだろうか。
The Beatlesにも例外はある。"Tomorrow Never Knows", "A Day In The Life" といった非常に進歩的な曲では、タイトルは歌詞の一部からは採られていない。確かに抽象的あるいは文学的なタイトルを付けると芸術性が高い感じはする。そういえば、いきものがかりの"ブルーバード"という曲も歌詞に"ブルーバード"という部分は無い。Superflyの"誕生"という曲もそうだ。今の時代は、音楽ビジネスの上で、曲のタイトルというのはあまり重要ではないのだろうか。しかしやはり、ダウンロード販売、着うたダウンロード、カラオケでの選曲、といった場面を想像しても、多くの曲リストの中からタイトルを見つけたとき、「あ、あの曲」とすぐにフレーズが浮かんでくる方がベターだろうとは思う。
PS.
私はこの日、"瞬間-shine heart-"を見たいと思っていた。ラジオで初めて聞いたとき「?」。CDで聞いても「きれいにまとまってしまったね」という感想しか持てなかったから、ライブでの解釈に関心があった。やはりそうか、ダンスと一体となってこの曲は完成する。良いね、素晴らしい。やはりMary Angelはライブユニットだと改めて認識した。Mary Angelの場合はまずライブで曲に接するのが正しい順番のようだ。
(*3) Mary Angelのライブは他のユニットと比較して歌詞が驚くほど明瞭に聞き取れるのだが、それでもどうしても聞き取れない部分は残る。そんなときスタジオ盤が手元にあれば歌っている内容がさらによくわかり、ライブもさらに楽しめるだろう。またこれだけ丁寧に作られるのなら楽曲自体の魅力はスタジオ盤の方が伝わりやすいだろう。この点からも、ライブでの新曲発表はやはりCD発売とシンクロしている方がよい。
(*4) なお、ライブではどうしても聞きとれなかった部分としては、(1)SUPER ACTIONの冒頭が「イクヨ」であった点(「みんにょ」としか聞こえなかった)、(2)BRAND NEW WORDのラップ部分の最後が「フルカラー」であった点などがある。