freeOrcaコミュのオルカの良いニュース

ジョンストン海峡でタンカーが座礁して大量の油が流出し、オルカへの汚染が続いていますが、その後、オルカがやってくるシーズンを迎えても一向に政府はタンカーを引き上げてくれない状況が続いていました。

つい先日のポールさんからのお手紙でも、未だにタンカーの処理が行われず、いつも真っ先にやってくるA30ポッドが今年はまだやってこないと心配するメールが届いたところでした。

でも、先ほど「オルカの良いニュース！」ですと、ポールさんから知らせが届きました。
以下、その要約です。

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ちょうど我々がロブソン入り江にオルカがやってこないと動揺したレポートを送った2、3時間後に、我々はギル島の同僚から非常に希望を与える電子メールを受け取りました。

－彼らはその前日TsitikaのA30家族を発見しました、そして、みんなそこにいました！
いつもなら北BC海でしばしば目撃されるはずなのに、ことしはまだだと心配してしたので、このニュースを聞いてものすごく安心しました。

より励みになるニュースは、A8 matrilineが新メンバーを持っているということです。
A42（ホリー）の娘であるHavannah（A28）が小さい新しい赤ちゃんが彼女のそばに寄り添って泳いでいたことです！

オルカの赤ちゃんは常に、産まれてしばらくは彼らの母のそばにぴったりと寄り添っているので、これがHavannahの赤ちゃんであることは間違いありません。

オルカはおよそ15才頃に初の赤ちゃんがいるのに、Havannahはもう34才（ほんとうならもうおばあちゃんであってもよい歳）です。だからこの出生は非常に喜ばしくまた珍しいです。

新しい赤ちゃんは、5月10日に最初に観察されました。白いパッチ部分もオレンジ色で明るくて、彼女がまだ生まれて間もない事は確かです。

我々は、何年も彼女が赤ちゃんを連れてくるのを待ちました。Havannahは決して出産するのをあきらめた訳ではないと信じていました。そして、彼女の主要な役割が、ホリーの子供たちを養育するのを助けて、気を配る叔母であるという印象があって、よく彼女の家族とコミュニティに尽くしていました。

この夏、早くHavannahと赤ちゃんがオルカラボの前を通るのを楽しみにしています。

その一方で、ディーゼル燃料（それはロブソン入り江の下の目に見えない脅威として潜んでいる）を積まれたタンカーが、この夏、海峡に横たわっているのも事実です。そしてオルカのニーズを満たすだけの十分なサケが、戻ってくる事を祈ります。

ポールとヘレナ
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コメント(2)

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[1] mixiユーザー 06月28日 11:19

わわわわわ～ぁ

新しい親子オルカですね～

お仕事前にメッチャ癒されました

早くタンカーをどうにかして欲しいですね

やはり何か甚大な被害でも出ないかぎりダメなんでしょうか
どこの国も同じなんですかねぇ

[2] mixiユーザー 06月29日 07:45

にょろさんへ

赤ちゃんが寄り添って泳ぐ姿、本当に癒されますね

それにしても、
自然環境を守り維持することに前向きなB.C.州政府でさえ、座礁船を
引き揚げる会社を選ぶのにこんなに時間がかかっていますが、日本で
は、その要望すら聞いてくれないのではないかと思います。

タンカーそのものが沈んでいること自体は、生態系にそれほど影響は
ないと思いますが、そのタンクの中に大量のオイルが残っていて、仮に
引き揚げがサルベージ会社と契約できたとしても、作業中にかなりの
オイルが漏れることが予想されます。

オルカの到来シーズンの前ならまだしも、すでにA30がやってくることが
はっきりした以上、このシーズンに作業を行うことは、相当のリスクを
負うことになるし、オイルフェンスの設置や作業拠点の建設などで、
ジョンストン海峡を訪れるオルカにとっては特別の意味のあるロブソン湾
に人間が入り込むことで、その生態にかなり重大な影響を与えることは
自明です。

かと言って、作業をもっと遅らせれば、その間に自然に流れ出るオイルのた
めに、オルカだけではなく、その他の生き物にも影響を与えることになり
とても難しい事態になっているようです。

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