日記ロワイアルコミュの正義なんてくそくらえ！

皆さんは、「プリキュア」という幼児向けのアニメをご存知だろうか？

悪に立ち向かう為、中学生の女の子達が美少女戦士に変身する正義のアレだ。

日本中の幼き女の子達がアレに魅了されている。

うちの娘も例外ではない。

１日、24時間ある中で10時間はアレの事で脳はMAXな状態ではなかろうか？

プリキュアショーが、世界の大温泉、スパワールドで開催されるのをテレビでしっては、やれ連れてけとだだをこねる。
まぁ、温泉でゆっくり出来るからいいかっｗｗ
なんて、思ったら大間違い！

ショーが始まる10分前から、よそ様の子供達が、プリキュアの衣装を身にまとい、たかだか30分のショーなのに戦闘体制！（衣装→発売元バン〇イ￥６９８０）

チビなりきりプリキュア達を目のあたりにした我が娘はガチで泣いた。

「ミィちゃんの方がプリキュアの服、似合うのに…。」

唇を噛みしめ、目に涙をため、わなわなと震えてる。

どこまでナルシストやねんっ！と私そっくりな、ぶちゃいく娘をなだめるも落ち着く気配はなし。

「ミィちゃんの方がプリキュアの服似合うのに…。」

よそ様の子供の目の前で訴える始末。

今度は、それを聞いたよそ様の子供が

「なんかこの子がいじめるー」

娘を指差し、泣きながら親にチクってますがなっ！

それからというものの、娘はプリキュアの衣装に執着を持つ。

「プリキュアの服買って～！」

１日に50回は呪文のように唱えてる。

とうとう根負けして、旦那がインターネットにて注文。

根負けしたというか、旦那が酔っ払ってきた頃を狙い、すり寄る我が娘。

お前は場末のキャバ嬢かっ！

ってか、やっぱり私の娘なのか…（お水経験MAXな親にこの娘あり！）

そんなこんなで、我が家は娘の戦利品でいっぱいだ。

発売元バン〇イのプリキュアグッズが溢れかえっている。

バンダ〇めっ！
何が『ハートキャッチ☆プリキュア』だっ！！
今すぐ、『マネーキャッチ☆プリキュア』に変更しやがれっ！！！

まったく、娘にとってはいくら正義の味方でも、親にとっては家計の敵な美少女戦士達なのである。

去年から、ずっとプリキュアに泣かされている。

いや…

正確には最初に泣かされたのは３年前のあの夜が始まりだ。

娘がまだ１歳の頃、ガチャガチャでプリキュアのキーホルダーみたいな代物をゲット。

その代物は真ん中にボタンがあり、ボタンを押すと

「プリキュア！！
メタモルフォーゼッ！！！」

と、かん高い音がなる。

娘は最初のうちこそは、楽しんでボタンを押していたが、すぐに飽きてしまい部屋のどこかへ転がしていた。

そもそも、ガチャガチャをする行為に意義があったらしく、中身にはさほど興味を示さなかったのだ。

そして、その夜…

娘が完全に寝息をたてるやいなや、旦那が久しぶりに私にすり寄ってきた。

「ん…
眠いぃぃ…」

なんて言いつつも、私の胸は高鳴った。

中年同士の戯れなんて、はたは想像したくはないのだろうけど、夫婦である以上、そこは譲れないものがある。

しかも、久しぶりなのだ！

ここは一発、あーしたり、こーしたりな濃厚アンアンをぶちかまさなければっ！

旦那の息づかいも荒くなってくる。

なんてったって久しぶりなんだからっ！

そして

さーっ、準備は整った！！

どどすこ
どどすこ
ラブ注入っ！！！

プリキュア！！
メタモルフォーゼッ！！！

え？

どうやら、敷き布団の下に、ガチャガチャの代物が転がっているらしい…

しかし、私達夫婦はハイテンションでラブ注入してしまってるんだ。

ここは、中断する訳にはいかない！

さーっ
気を取り直し、旦那がリズミカルな動きをぶちかます。

すると…

プリップリップリップリッ
プリキュア！！
メタモルフォーッ
プリップリップリップリッ
プリキュップリップリップリップリッ
プリキュア！！
メタモルフォーゼッ！！！

…

旦那が変動的な動きをしようものなら、

プリキュッ
プリップップリキュアッメタモッ
プリップリップリップリッ
プリプリプリプリプリーーー

プリキュア！！
メタモルフォーゼッ！！！

プリプリプリプリプリーー！！！

動きをみせる度に代物のボタンが反応する。

負けるもんかー
負けるもんかー
負けるもんかーっ！！！

「ん～
ママァ、プリキュアどこぉ？」

はい！
終了！！

どどすこ
どどすこ
はい！！
終了！！！

私達は負けた。
不完全燃焼なまま、正義の味方、美少女戦士に負けてしまった。

どうやら、娘の正義の味方は家計を圧迫するどころか、家族計画までぶち壊すらしい。

未だに娘に兄弟を作ってやれないのは、きっとプリキュアのせいに違いないと思う、今日この頃・・・