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日記ロワイアルコミュのあばたもえくぼ ※切ないエロあり

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【 痘痕も笑窪(あばたもえくぼ) 】
意味:他の人が見るとあまりいいとは思わないものでも好きになったらとことん良く思えるということ


私はお蕎麦が好きです。
将来実家を改築してこだわりの手打ち蕎麦屋をオープンさせたいと思うほどお蕎麦が好きです。
ちなみに住んでいる人(父・母・弟・犬一匹)にはなんの相談もなしにやるつもりです。
蕎麦の打ち方は知りません。そもそも打ったことすらありません。
麺にはインスタントを使うつもりです。
なんならつゆもインスタントでいいかなって思ってます。
隠し味にポン酢でもちょっと垂らして「森野家に代々伝わる秘伝の味です」とかなんとか言って…

手打ちでもなけりゃなんのこだわりもない(笑)
そんなインスタントの蕎麦に1杯3万円くらいの値段を付けてね、父親と母親にはノーパンで接客させるつもりです。
母は快く承諾してくれました。「斬新だね!」っつって(笑)

深夜0時から営業するアダルトな蕎麦屋。

そして儲かった金で私は美味しい蕎麦屋の蕎麦を食べるのが夢です。



冒頭からやや本気っぽい夢を語っちゃいましたが皆さんには私の蕎麦好きがこれでもかってくらい伝わったことかと思います。
そして皆さんすでによくご存知かと思いますが私の家族とかお友だちってね、ちょっと個性の強い人が多い。
なんつーのかな…

あんぽんたん?
うん。それそれ(笑)

学生の頃ローラースケートで学校までやって来たりする素敵なお友だち。
卒業文集の『将来の夢』の欄に『ブルマーになりたい』とか書いちゃう素敵なお友だち。
ノーパンOKな母。

実は私がノーパン蕎麦屋を企てている中、すでに蕎麦屋を経営している友人がいたんですよね。
『たかし』って言います。キング・オブ・ザ・あんぽんたんです(笑)

このたかしがね、ノーパンではないんですが夫婦でお蕎麦屋さんを経営しているんですよ。
その店が私の職場からすごく近いんです。なんと歩いて3分(笑)
カップラーメンが出来上がる頃には着いちゃう。
こんな近距離恋愛見たことない。会いたくても会いたくても震えない。近すぎて近すぎて震えない。

蕎麦屋だけにそばにある☆
なんつってね(笑)


まぁそんなわけでこの蕎麦屋によくお昼を食べに行くんです。
お昼どころか時々夕ご飯も食べに行きます。
時々っつーかほぼ毎日のように通ってますね。なんなら「ただいまー」っつって先に風呂入って寝ちゃいたいくらい。

しかしまぁ毎日通ってるとなんつーか…





蕎麦も飽きるよね。

どんなに美味しい蕎麦だろうと毎日食べると「もうおまえの顔なんて見たくもない!」ってなっちゃうの、これほんと。
んで向こうも向こうでね、毎日のように来られるとだんだん扱いがぞんざいになってくるんですよ私客なのに。
嫁と子どもまで口を揃えて「週末は忙しいから来んなよ」とか言ってくんの私客なのに。

でもね、そんなもん1mmも気にせずに通ってますよだって近いんだもん。
歩いて3分だよ?(笑)



ガラガラガラ…


『いらっしゃいませ〜、ってまたおまえかよ』

「失礼だな。近いんだからいいじゃん。っつーか近所過ぎんだよ(笑)」

『蕎麦屋だけにそばにある☆なんつってね(笑)』

「・・・・・」

『で、お客さん注文は?』

「味噌ラーメンちょうだい」

『申し訳ございませんお客様、うちは蕎麦屋ですバカ野郎』

「また蕎麦!?もうお蕎麦は飽きたよぉ〜父ちゃ〜ん(涙)」

『ラーメン屋行けっ!!』



そんなわけでここんとこ毎日のように蕎麦食ってます。
解剖したら私の胃袋から蕎麦とビールしか出てこないんじゃないかなぁ、そんな金曜日。
どうも改めまして森野小鳥です。
前置きが少々長すぎたように感じますが反省は致しません。大事なことですから。


さてさて。
それほどまでに大好きな蕎麦以上に私には大好きな人がいまして(照)
去年のクリスマスに告白をして見事にフラれました。彼にはすでに彼女がいたんです。

フラれようが彼女がいようが大好きな人。
薄井くんと言います。

そろそろおっぱいくらい揉まれててもおかしくない、もしくは私が揉んでてもおかしくないほどの関係かなって思ってるんですが未だにまともな会話すらしたことがありません。
一応言っておきますがキスもまだです。
職場で時々顔を合わせることもあるんですがたいした進展もございませんよ。毎晩「彼女と別れろー」って祈ってますけどね。

そんな薄井くんが朝礼終わったあと私んとこに来て、「ちょっと…」と。
なんか照れくさそうに手招きしてる。


「ん?私?」

『そう!ちょっと来てください!』

「おまえが呼んでいるのはこの金の斧か?銀の斧か?はたまた私か?」

『いいから早く来いっ!』

「なんですか?彼女と別れたんですか?」

『・・・・・・』

「ちょっと怒らないでくださいよ軽いジョークじゃないですか」

『いいえ、怒ってません。今日一緒にランチしてもらえませんか?いいお店を見つけたんです』

…ん?
今なんつった?
今日、一緒にウンチしてもらえませんか?

















ウンチ!?


「ウ、ウ、ウ、ウンチは普通の大人ならだいたいひとりでするものです O(><;)(;><)O 」

『ばか!ウンチじゃない、ラ・ン・チ!もういいから昼空けとけ!ばか!』

「はっ、はいっ!」



ばかって2回言われました。

午前中はドキドキしながら仕事をしましたよ。
「なんで私を誘ってくれたんだろ?」 そのことが頭から離れません。

そしていよいよお昼休憩の時間。
ばかって2回言われましたが本当に薄井くんが迎えに来てくれました。

そしてばかって2回言った薄井くんに半ば強引に手を引かれ、
「あ。手、つないじったこのまま時が止まっちゃえばいいのに」なんて考えてたらあっという間に到着。

手つなぎタイムわずか3分。
こんなデジタルな世の中が憎い(涙)

っつーわけで薄井くんに連れてこられた場所。
賢い皆さんならもうお気付きかと思います。そう、


たかしの蕎麦屋でした…orz


『ここのお蕎麦がすごく美味しいんですよ!』

うん、知ってる。知ってたくなかったけど。

まさかたかしの店に連れてこられるとは…
びっくりしました。びっくりして乳首取れっかと思った。
まだラブホテルに連れてかれたほうが驚かなかったと思う。うん、そこは十分に覚悟出来てる。


『なんか無理に誘っちゃったみたいですみません。ここでいいですか?』

「ここは…私たちにはちょっとまだ早いと思うの」

『…え?』

「だって私たちまだつき合ってもいないんだよ!?こんなの早すぎる!」

『…は?』


わしゃ処女か(笑)

違うの違うの O(><;)(;><)O
だってたかしと薄井くんを会わせるなんてめちゃくちゃ危険すぎる!
たかしっつったらキング・オブ・ザ・あんぽんたんだよ?(笑)
あんぽんたんの王様だよ?(笑)
反町じゃないよ?(笑)
出来ることならUターンしてイタリアンとか行きたいオシャレなかんじの。
なんならラーメン屋でもいい。
ここじゃなければどこでも!


『まぁとりあえず…、中に入りましょっか?(^^;』

「ちょっと待って!私が先に入ります」

私が先に入ってたかしに上手いこと伝えなきゃ。
今日だけは、いや、今だけでいい…

他人のふりをしてくれと。

大丈夫大丈夫。
たかしは唯一無二の親友だ。20年来の親友だ。
あいつなら必ずわかってくれる!
すぐに薄井くんに気が付いて上手いこと取り繕ってくれるに違いない!


ガラガラガラ…
意を決して扉を開けます。

『いらっしゃいませ〜!何名様ですか〜?…ん!?珍しいなおまえ、今日は男連れかよ(笑)』

「に、に、2名です!こ、こ、こちら薄井くんと申します、薄井くんです!薄井くんですよ!」

私は出来るだけ滑舌良く冷静に、そして薄井くんに気付かれぬようたかしに目配せをした。

( お願いっ!気付いて親友っ! )


























『やぁ〜だぁ〜ちょっとキミたちぃ〜?ニヤニヤ ひょっとして社内恋愛中ぅ〜?ニヤニヤ』



ぜんっぜん気付いてねーーーーーーーーーーーーーー(涙) むしろ完全に地雷踏んでるーーーーーーーーーーーー(涙)






*****






『すげぇ食いっぷりですね森野さん…』

「そ、育ち盛りなんです、ほっといてください!それより早いとこ食べて職場に戻りましょう!」

『まさかここのオーナーと森野さんが知り合いだったとは思いませんでした』

「えぇ。なんなら今すぐ知り合いやめたいくらいですけどね」




『でぇ〜?二人はどういう関係なのよぉ〜?ニヤニヤ』

来た…orz
恐れていた時間が来てしまった…orz

割り箸をマイクにしたたかしがおネエ口調で薄井くんに質問を始めます。

( やめてやめて!私去年のクリスマスにこの人にこっぴどくフラれてるんだからー O(><;)(;><)O )

したら薄井くんが言うわけ、
『僕ら結婚を前提におつき合いをしています!』
そうそうそう、結婚を前提におつき合いをねっ…


って、はぁ〜!?何言ってんのこの人!?
びっくりして乳首取れっかと思った。っつーか片っぽ取れたっぽい。瀕死。

『ってのは冗談です(笑)今日はエープリルフールなんで♪』

もう片っぽも取れた。

『でも僕つき合ってた彼女と別れたんです。実はどうしても気になる人がいて…こんな中途半端な気持ちでつき合ってちゃいけないなって』





!!!!!!!!

もう取れるもんねーよ!!!

彼女と別れた!?

えっ?えっ?えっ?

なんでそれを私に言うの!?

気になる女性!?それってもしかして…



私のことなんじゃねーの?(照)

『それってもしかして小鳥のことなんじゃねーの?』
よし!でかしたぞたかし!おめぇたまにはいい球投げるじゃねーか!(笑)

そしてしばしの沈黙。





















(小鳥) ゴクリ…

















(薄井くん) ゴクリ…

















(たかし) ゴクリ…←なんでおまえまで(笑)

























たかし『僕、森野さんが好きです』

おまえが言うな(笑)

薄井くん『僕、森野さんが好きです。森野さんのことがどうしても気になるんです』




















来た?
来たの?
来たよね?
来ちゃったよね?
遅ればせながら私んとこにも春が来たよね?
春夏秋冬とか言ってっけど日本に春なくね?春来なくね?って言ってた私んとこにも春が来ちゃったよねー!?


スプリングハズカム!
やったよ母ちゃ〜ん!


薄井くん『ま、今日はエープリルフールですけどね♪』


スプリングハズノットカムイェット!
ごめんね母ちゃ〜ん!(涙)






*****






はい。
2014年4月1日のお話でした。
これが私のエープリルフール。
少々おふざけが過ぎますよ薄井くん?


世の中にはひでぇ男がいるものです。
切ない乙女心をズタズタにするひでぇ男がいるものです。
たとえエープリルフールだろうとついちゃいけない嘘ってあると思うんですよね(涙)

ねえ薄井くん。

嘘をつかれようがフラれようが彼女(あばた)がいようが私にとってあなたはこんなにもえくぼだから、
きっとずっとあなたは私にとってえくぼなんだと思う。うん。

 大好き。

なんならおまえの彼女(あばた)ごと好きになろうと思う。
いつか二人の恋愛を応援できるほど好きになろうと思う。
結婚式にはコブクロ歌ってやるし、新居には一番に駆けつけておまえらの寝室を覗いてやる。
彼女とけんかしたっつったら愚痴くらい聞いてやるし、おまえが浮気したら彼女と一緒におまえにビンタするわ。おもいっきり。

だから…



来年の4月1日もまた私を騙してよ。
私を女ともだちの一番にしてよ。

愚かかもしれないけれど。

でもこんなに人を好きになれたなんて私は儲けもんだって思うんです。
現金で言ったら6万円の価値があると思うんです。


ねえ薄井くん。
いつか私が蕎麦屋を開いたら彼女(あばた)と食べに来るといいよ。





















1杯3万円の蕎麦ね(笑)

瑩牯

コメント(81)

すごい話ですね。エイプリルフールに悪のりしすぎな薄井さん、こわい。

一票です!
エイプリルフールでもこれは酷いわw
面白かったです。一票
うわっ、ずるい!薄井くん。でも、わかるー、切ない。
一票です!
(o≧∇≦)_〃あはははっ(笑)ぴかぴか(新しい)


一票(≧▽≦)(笑)ぴかぴか(新しい)
一票

いつも引き込まれる様に読んじゃいます(笑)

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