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日記ロワイアルコミュの寂しさの向こう側

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私ね、よく温泉に行くんです。

皆さんが大概家族や恋人と過ごすであろうホットな休日、
私ってばなんでかなぁ?

おもいっきり独りです。超クール。


会社からの帰宅後と日曜祝日。

まぁこの時間がね、わりと寂しい。
簡単に言うとね、人恋しい。

人恋しくなると山から下りてくるっていう鬼の絵本を読んだことがあるんだけど、あれたぶん日曜だったんじゃねーのかなって思う。

サンジャポ始まるころ。

この時間に出ださないとパジャマのままで日曜が終わったりするんです。
やべぇ今日のコミュニケーション、マイミクのつぶやきに押したイイネだけだったぜってなるんです。
もっとこう立体的なあれをね、欲しなきゃいけねーなって思うわけですよ。


ってなわけで軽く週1は行きますよね、温泉。
他人のおっぱい見に。
んで隙あらば揉んじゃう。



高速を使わないで下道からでも1時間以内には到着できる温泉を選ぶ。
AM10:00に出発すればAM11:00には温泉に浸かれる場所。
お湯に浸かったあとは近所の蕎麦屋で昼食をとる。

タオルに歯ブラシにお気に入りのスキャンティー(茶目っ気たっぷりのスケスケなやつ)、そしてTSUTAYAで買った『栃木の日帰り湯ったりガイド』をバッグに詰めながらばっちり計画を立てました。

めちゃくちゃ温泉好きってわけでもなかったんですけどすでにこの本の3分の2は制覇しました。
壊れるほど愛しても伝わらない純情な感情よりちょっと多めに制覇しました。
3分の2制覇してみて学んだことは、私って可哀想なくらい暇人だなってこと。
それだけ。

あ。
同情するくらいなら今晩添い寝してくださいね?

もうほんとにね、なんでかなぁダブルベッド。
なんのためにダブルにしたんだっけかなぁ私。

シングルベッドで夢とお前抱いてりゃ良かった…
くだらない事だって二人で笑ってりゃ良かった…
ニトリの店員に「お一人様用でよろしかったですか?」って聞かれたとき「いいえ、お二人様用でお願いします」なんて見栄を張らなきゃ良かったです(涙)



って、孤独自慢はこれくらいにして…
また行ってきました。この前の日曜日。
湯ったりガイド片手に目指せ秘湯!目指せおっぱい!っつってね。

ところがあいにくのどしゃぶりのせいか見事に道に迷いまして、走れど走れど温泉が出てこない。
地図通りに向かったはずがたどり着いた先は…



まさかの行き止まり。

もうね、車では入っていけないような秘境。
こんなとこにあった。栃木のサンクチュアリ。

あれ…?
この先のトンネル抜けて用意されてるご馳走食べると私豚になっちゃうんじゃなかったっけ?
ダメダメ!迂闊に手ぇ出しちゃダメ!
逃げるようにUターン。


なんか私の人生山あり谷あり。谷やや多め。

でも計画通りに生きてたらつまんないよね?
山も谷もない道じゃジェットコースターにならないもんね安室さん?


それと今更気付いたんだけどそういえば私地図がまったく読めないんですよ。
あれ?お箸持つほうが東だったっけ?ってレベル。

すがる思いで買った音声操作付きのカーナビなんて以前、

小鳥「渋谷!」

カーナビ「日比谷ですか?」

小鳥「センター街!」

カーナビ「世田谷ですか?」

小鳥「日比谷でもない!世田谷でもない!お前どんだけ『谷』好きやねん!谷亮子かっ!」

カーナビ「聞き取れません」

小鳥 「ハハハハハハ(大爆笑)」

カーナビ「ハハハハハハ(大爆笑)」


こんなやり取りをして以来、電源すら入れたことがありません(涙)


迷子の不安と戦いながら走ること30分。
おまわりさんを探すか温泉を探すか迷い始めたその時、やっと温泉が見えてきました。

「もうここでいいやーっ」つってとりあえずばっちり立てたはずの計画と湯ったりガイドは完全に無視(笑)

急遽、行き当たりばったりコースに変更です。


よし。
今日はプラス思考で乗り切ろう。
奇跡的にたどり着いたこの場所もきっと何かの縁。
もしかしたら新しい出会いとかあるかもしれない。
素敵な恋のひとつやふたつ始まっちゃうかもしれない。

淡い期待を抱きつつ車から降りましたがそこは流石の秘湯温泉。

看板にはしっかりと『営業中』って文字が書かれているのにさっきから人っ子ひとり歩いてねえ。
テレビもねえ。
ラジオもねえ。
車もそれほど走ってねえ。
誰もいねえ。
生きとし生けるもの見あたらねえ。
こんなんじゃ恋なんて始まらねえ。
受付にすら人いねえ。
あれ?まさか人類って滅亡した?


寂しさに耐えながら無人の受付に置いてあったパンフレットを手に取ると、

〜 ようこそ○○温泉へ!〜

○○温泉の成分はやさしさで出来ております。
どうかゆっくりとおくつろぎになって、寂しさの向こう側を感じてください。
※ なお、こちらは無料温泉施設となっておりますが心付けで支払われた金銭は当施設の運営資金として役立たせていただきます。
受付に設置された箱の中にお入れください。
心付け程度で結構です。
いつもご利用いただき誠にありがとうございます。

と書かれていました。

確かにここに箱がある。
エリエールの箱型ティッシュの蓋を切って作った…箱。
太マジックで書かれた文字、『心付けBOX 500円から』。




無料じゃねーじゃん(笑)
あきらかに心付け期待してんじゃん(笑)
温泉の成分バファリンじゃん(笑)


箱の中を覗いてみたらまさかの0円。
本日の心付け、ゼロ。
桜の花びらだけがわんさか入ってた。春。


こりゃきっと貸切り状態だな♪

私は迷子の不安も忘れ、500円玉を箱に放り投げると温泉へと急ぎました。
お腹もすいたしとにかくひとっ風呂浴びてとっとと帰ろう。

脱衣場で服を脱いで素っ裸になるとやはりまだ山奥の春は寒い。
「キャー、寒ぃー寒ぃー」っつってお風呂へと急ぎます。

よーし。今日はおもいっきり泳いじゃお☆
山に向かって「やっほぉー」って言っちゃお☆

貸切り状態だろうという予想が私をいつもより大胆にさせました。
期待に胸を膨らませ入口を開けるとなんとそこには…




















よきかな


八百万の神々が集う湯屋。
ここにもあったよ駿さん。



神々っつーかおばあちゃんだらけ。
たぶん全員80歳は越えている。
おばあちゃんの数、ざっと20人。
サッカーチーム作って試合できるくらいいる。
こんだけいるのに心付けBOXに1円も入ってないってどんだけケチな集団やねんってちょっと笑えた(笑)




あぁなんか気まずいよ。

20人の老婆 vs 30代未婚女性1人

20人の老婆全員が私の体を舐め回すようにガン見してる。

おめぇみたいなよそ者がなんでわしらの領域に入って来たんじゃ!どうやってあの結界を破ったんじゃ!っつー目で睨んでる。
ちょっと怖い。

しかも3人に1人の割合で性別不明な人もいる。
奥のほうで温泉に浮いてるのは…
河童かな?生きてっかな?
ちょっと怖い(涙)

この未知なる生物たちを恐る恐る観察してみたんだけど全員に共通して言えることはみんなね、
乳首がすんげぇ下の方に付いてるってこと。重力。
志村けんのコントとか全然実話だった。
原作が今、目の前にある。




「し、失礼しま〜すぅ…」

意を決して温泉に入った。

右手でおっぱい隠して左手股間に添えてね。桜木花道のシュートのように。

なんつーか…
見られたら奪われそうで。私のボール(体)。



したら、

「お姉ちゃんよぐ来たね〜。どっがらさ来たの〜?」

「こぉんなとこ地元の人間でねー限り誰も来ねぇのに。たまげたなぁ〜」

「ここのお湯はいいよ〜。お肌つるっつるになっがらぁ〜」
























もうね、そっからは氷川きよしの話で大盛り上がりですよ。
全員で熱唱しました、きよしのズンドコ節。

で、まぁ最終的に連絡先交換しようぜ!って話になりまして。
メールアドレス教えたら家の電話番号教えてくれました(笑)
お友だちにしては若干オールドすぎるかなって思ったんですが、
なんつーか…


仲良くなれそうです(笑)

私行っちゃいましたね!












寂しさの向こう側。

八百万の神々が集う湯屋。確かにあったよ、駿さん…



コメント(86)

カーナビ!!(ノ∀≦。)ノぷぷ-ッ笑
一票です♪
クオリティ高いっすねー

一票でーす(^ ^)
一票です

寂しさの向こう側は楽しいんだねるんるん

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