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日記ロワイアルコミュのB型女性と別れる方法

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血液型の性格診断みたいなん馬鹿らしいと思う?


オレはAB型。
子供の頃は変人のきまぐれ人間って差別的な扱いされてたから血液型診断に反発してた。
けど中学の時に同じAB型の仲良しがそれを覆した。

そいつ曰く

デブってのは遺伝はしない。
けど家族なら同じもの食べるからデブの親の子供はデブになりやすい。
同じように几帳面なA型の両親に育てられたら普通は几帳面になるやろ?
いい加減な性格で片付けしないB型の両親なら子供も片付けは苦手になるやん?
「なんとかなるさー!」なんて大らかなO型両親に育てられたらクヨクヨしない人間になるやろ?

じゃあ几帳面なA型父といい加減なB型母に育てられた子供はどうなる?変人できまぐれになるやろw


これ自分にあてはまってててすごい納得させられた。

あ、『て』が一つ多い!
てへ!



で、今日はオレの会社の後輩ツヨシ(典型的A型人間)とその彼女ルーシー(金丸志保:B型)の話。

※※※※※※


ツヨシは漢字で『豪』と書く。
「ツヨシってどんな漢字ですか?」と聞かれた時「オーストラリア!」て答えてたん横で聞いて腹抱えてわろたことがある。


そんなツヨシはものすごい几帳面な、いわゆるA型人間。一回独り暮らしの部屋にいったことあるけどワンピースのフィギュアとか集めててキレーに並んでる。しかもキャラが原作に登場した順に並んでるとかww
漫画も全巻帯つきでシワひとつない。BOOK・OFFでも高価買取り間違いないレベル。
台所もステンレスのホーローとか洗剤のコマーシャル並にピカッと光ってるしトイレットペーパーは誰のためにか三角折り。もう嫁に欲しいレベルやった。
仕事もそんな感じでとにかくキチンとしてる。慎重でミスの少ないタイプ。ちょっと神経質なのが玉に傷やったけど。



ツヨシとルーシーは合コンで知り合った。
互いに一目惚れしたらしくてその日のうちにツヨシがルーシーをお持ち帰り。ただツヨシはその几帳面な性格のため、出会ったその日にベッドインなんてことはしない。けど目の前のルーシーの魅力に勝てずに部屋に入った瞬間「オレと付き合ってください!」と告白。恋人の宣言を以て肉体関係の免罪符を得た気になった。
そんな告白なんて必要もないのにとルーシーはOKの返事と共にツヨシに体を許した。
そうして二人は恋人に。

見た目ハイレベルな二人は周りから美男美女カップルともてはやされまんざらでもなかったそうな。

けどツヨシは徐々にルーシーへの不満を募らせてた。



「もう、絶対ルーシーとは別れますよ!」
そのセリフをツヨシから聞くのはその日で三回目。オレと二人で飲みに行ってたときのこと。

はいはい、またかいな。と呆れるオレに、捲し立てるようにツヨシは続ける。
「あいつB型やから時間にルーズなんです。こないだもね、また待ち合わせに遅刻して来おるんすよ!いつも20〜30分は遅刻してくるんですけどね!その日は35分遅刻ですよ!」

「そこからの5分がそんなに大きいか?」

「待ち合わせにキッチリ来るオレには大きいっすよ!んでね、その言い訳が『地下鉄が渋滞してて』ですよ!

その前は『便秘でうんこさんと格闘してた』とか『ジョニーデップにそっくりの奴に付いて行ってしもた』とかですよ」

「そら、笑い取ろうと思って言うとるんやないか」

「笑えんでしょ、それ」

「けど、それがルーシーの可愛いとこやろ?」

「いや、もう我慢の限界なんです!」

「んで?その日キレて別れ話したん?」

「いや……」

急に歯切れの悪くなるツヨシ。
「その日、あいつ髪切ってて、胸元もパカーッと開いた服着てて、ブーツまではいとって、、、」

「やってもうたんか?」

「はい、、、」

「んで別れられなかったと(笑)」


ま、こんな感じでズルズルと関係を続けてたのを温かく見守ってたんよね、オレは。
ツヨシにはもうちょっとフランクな要素が必要やと思ってたから。

けどツヨシの几帳面で神経質な性質は治ることはなかった。




しばらくして
「女が彼氏に携帯見せないってどう思います?」
と、また飲みの席で聞いてきた。

「見せおらへんの?」

「こないだ僕の部屋に二人でいた時、ルーシーがトイレ行ってる間に携帯が鳴ったから持ち上げただけでメチャクチャ慌ててたんですよ。
あれ絶対浮気しとるって悟りましたね」

「まぁ今時の携帯は色々あるからなぁ。お前は?ルーシーに携帯見られても平気?」

「全然オッケーですよっ!」

「ほんまか?エックスビデオの閲覧履歴とかないか?」

「あ!、、、」


エロ動画見てやがるwww


「ツヨシ、ルーシーの携帯に何があろうが大事なことはお前に隠そうとしてることやで。
仮に浮気しててもお前に隠してるってことはお前のことが大事なんやろ?
そう思ってたらええやん」

「けど、あいつB型やから元々がだらしないとこあるから心配で、、、」


結局、ツヨシはルーシーのことが大好きなんや。
オレは確信してた。なんか微笑ましい感じやった。



そんなある日、ツヨシが入院することになった。
腸にポリープが見つかったから。
大したことなかったけど、神経質な性質やからそのストレスかなぁなんて周りから噂されてた。

その見舞いに行った時ルーシーとバッタリ合った。

初めて見たけど確かに可愛い。
中身に問題あっても許せるレベルには達してた(種馬基準)

しばらく三人で喋ってたんやけどツヨシが検査だと言われてルーシーと二人で外にタバコ吸いに出た。

何話そうか、なんて気を揉んでたらルーシーの方から話しかけてきた。

「種馬さんですよね。ツヨシからお噂はかねがね、、、
あたしが美人だからって口説かんといてくださいね(笑)」


「オレの半径1メートル以内に入ったら妊娠するで」
と返したオレに「あたし子供好きなんでオッケーっす」と言いながらススッと近寄ってくるリアクションには萌えた。

「ルーシーちゃんていつも待ち合わせに遅刻するんやて?」

「ツヨシ、そんなことまで喋ってるんてるんですか?あたし厚化粧やから時間かかるんですよ(笑)」

「いちいち、面白い言い訳してるんやろ?」

「あれ考えるの大変で(笑)なんやったら言い訳が思い付かなくて遅刻に遅刻重ねてしまうこともあります(笑)」

「ルーシーちゃんておもろいなー!
でもツヨシは几帳面やし合わすの大変やろ?」

「そうなんですよ。でもツヨシがあたしのこと好きすぎて(笑)」

「へぇ、ここだけの話、ルーシーちゃんの携帯見たがってたよ。なんか必死で隠すんやて?」

「いやね、浮気とかじゃなくツヨシには絶対に見られたくないのが入ってるんですよ」

ま、誰でもなんかあるやろうと思ってそれ以上は聞かなかった。

「またツヨシのことで相談に乗ってください」
言われたからメアドの交換した。

けどまぁツヨシが別れられない理由がわかった気がした。




で、ツヨシも退院して快気祝いに、とまた二人で飲みに行った。


「いやね、もうルーシーは無理です!」

またかいな、、、今度はなんやねん。

「昨日、ルーシーと二人で飲みに行ったんすよ。ほんならあいつ酔いつぶれてね、歩けないぐらい。
しゃあないから部屋まで送っていったんすよ、おんぶして。
ほな部屋の中がもう、、、燃えるとか燃えないって分別する以前にゴミかゴミでないかの分別ができてなくて、ごみ屋敷みたいになってて、カップ麺とか汁捨ててなくて、カビ生えてるしね。今まで部屋に入れてくれんかった理由はこれやったんかと。
もう別れます!やっぱB型女は無理っす!」

「はぁ、、、またかいな。お前の別れる宣言も飽きてきたわ。
どうせ別れられんくせに」

「いや、今回は本気ですよ!遅刻とか部屋が汚い上に携帯見せれんで浮気の疑惑とか。やっぱオレには許せないんです!」


なんかツヨシの別れる宣言もお腹一杯になったオレは面倒くさくなって
「まぁ、勝手にせえや。オレはあのコ好きやけどね」
と突き放した。

でもツヨシがいよいよ本気ならルーシーと別れるのは惜しい気がする。

「ツヨシ、本気なんやったら今からルーシーここに呼べ。オレの前で別れ話しろ」
といってみた。

そうしてオレは生まれて初めて他人の別れ話を横で聞くはめになった。

ツヨシが一息に言い切った。
「ルーシーもうお前とは別れる!」

ルーシーはキョトンとしながら「なんで?」

「お前のだらしないとこが我慢できん!」

「…… 」
ここは申し開きの出来ないルーシー。

「だいたいなんでお前オレに携帯見せられへんねん!浮気やろ?」

「ちがうわ!」
さすがにここは強否定。

「ほな、なんで携帯見せられへんねん!」

「……」

「ほら言えんやん!」



しばらく気まずい沈黙の後ルーシーは答えた
「絶対あたしのこと嫌いにならん?」

「ん?」

「浮気とか違うから、ホンマのこと言うからあたしのこと嫌いにならんとってくれる?」


横で黙って聞いてたオレは唾を飲んだ。

「実はあたし携帯でポエム書いてるんよ。
ミクシーの中に『ポエムロワイアル』てのがあって……」

オレはピンと来て口を挟んだ。
「ルーシーちゃん、そのポエムでツヨシのこと書いてるんか?」
実は種馬ショージもカミさんに携帯を見せられないのはそれが理由だからわかった。
ま、エロ動画の履歴も見せられんけど。

「うん、、、」

ツヨシは理解しきれてない顔で
「なんでそれが見せられんのや?オレのことなら見せられるやろ?」


なんだかルーシーも居直ってしまって
「もうええわ。ほな読んでみて!」
と携帯でミクシーログインし自分の書いたポエムのページを開けて見せた。





××××××
会いたくて会いたくてしびれる
君を思うほど強く感じる


××××××
愛のままにわがままに
あたしはあなただけを傷つけない

××××××
つらいときも
よろこばしいときも
しにたくなっても
すごくツヨシに会いたい
きっとこれが愛なんだ



ちょ!wwwポエムへたくそ!
しかもどっかで聞いたことあるフレーズばっかりやんwww
最後のたて読みなんか特にひどいwww



笑ったらあかんと思いながら、ルーシーがこんなん一生懸命書いてるって意外性も手伝って吹き出した。

と横を見たらツヨシは読みながら泣いてたwww


そのあとツヨシは決心したように言った。
「ルーシー、一緒に住もう!
そしたら掃除もオレがするし、待ち合わせに遅刻することもなくなるやろ?」



エーッ!!!
別れ話で呼び出した結論が同棲の申し入れってなんなん?

ルーシーも「うん♪」なんて笑顔で頷いてるしっwww




ま、ええか



結果的には浮気を疑ったツヨシが、ルーシーに捨てられるのを怖れて自分から別れようとしてた。
フラレることを怖れるあまり、自分から別れを切り出そうとしてた。その口実にルーシーのだらしない部分を槍玉に上げ、自分のプライドを守ろうとした、ということに三人とも気付いた。
その気付きにより二人はとってもお互いを必要としていることに気付けたんやろう。




二人でルーシーを送っていった帰り道にツヨシは

「いやね、オレ決めました。
やっぱりB型女とは別れます!」


「え?」

「てか、オレの中でルーシーをB型やから、て決めつけるのは止めにするってことです。

ルーシーのダメな部分てのはいわば伸びしろみたいに思うことにしたんです。人間って変われるでしょ?
言い換えればオレは今以上にルーシーのこと好きになる可能性があるってことですやん?
それはそれで幸せかなと思うようにしました!

要するに血液はB型でもオレ色に染めていくんです、時間かかっても!」

と言い切ったツヨシの顔はとても晴れやかだった。











この後、妊娠がきっかけでルーシーの血液型がB型ではなくO型であることが発覚したことは幸せな結婚をした二人には関係のない話、、、








おしまい





※最後まで読んでいただいてありがとうございました。B型の方には不愉快な思いをお掛けしたかもしれません。ご容赦ください。

ちなみにオレ種馬ショージの母、妻、娘ともにB型です(^-^ゞ

コメント(106)

一票‼︎‼︎‼︎‼︎

キューピッドですね(^ω^)
そして素敵なカップルです✨
B型ですがまるで問題なく読めました!
一票です!
体型はO型
言動はB型
裏血液占いはAB型
でも実際はA型

自分でも訳がわかりませんが、
とりあえずミステリアスってことで纏めてます。

一票電球
種馬さんの話スラスラ読みやすくてかなり好きですぴかぴか(新しい)

一票バンザイ
一票

AA型の旦那に「お前のAは小文字のaだ」といわれている
遅刻魔、掃除嫌いのaB型ですw

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