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日記ロワイアルコミュのマイ・スウィート・ボケ・フレンド。

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私の友達には、とんでもない天然ボケがいる。


他人の車を自分の車と間違えて乗ろうとして、ふと目についた身に覚えのないヘコミに胸を痛めちゃったり、

焼酎に漬かってるマムシを見て「ホルモン浸け」と、二段構えの罠を張ってみたり、

「あ〜暖房けしたら暑いなぁ〜」と真夏の奇怪発言をしてみたり、

「右手と両手を別々に動かすのが難しい…」と、サラッと三本目の手の存在を示唆してみたり、

酷い時は、体を半分エレベーターに入れて、後から来る人の為に【開】ボタンを押してるつもりが、間違って【閉】ボタンを押しちゃうもんだから、
★【閉】を押す→扉に挟まれる→自動で扉が開こうとする→慌てて再度【閉】押す→扉が閉まろうとする→ボケに当たる→扉が開こうとする→ボケまた【閉】押す… ★繰り返し

なんて事も有りました。



この愛すべき天然ボケを、仮にBちゃんとします。

今日はBちゃんと私の、ビタースウィート(はぁと)な思い出を、訳あって語ります。



…なげーよ?(笑)






今の私は、絵に描いたように怠惰な、暇を持て余したアラサー主婦です。

見た目は桐谷美玲とジャガー横田を足して2で割って、出来上がったジャガー桐谷を、走ってきて突き飛ばしたもう1人のジャガー横田です宜しくお願いします、って感じ。

ヨイコのみんなは言葉のトリックに気付いたかな?もうジャガー横田しか残ってないんだからね!フンッ!



…ところが、小学生の頃の私はというと、モヤシとゴボウを足して2で割ってそこにシラタキを巻き付けた感じの、白くて、細くて、病弱な子供。

そのくせ、性格は既にジャガー横田。いや、ダンプ松本。とにかく入れ物にそぐわぬキツイ性格だったの。

そんな勝ち気なホワイトアスパラちゃんは、小学校4年生の時に関東から甲信越にお引っ越しをしました。
私の喘息とアトピーの改善の為に、綺麗な水と空気を求めて家族で移住したんです。ありがたや、ありがたや。


ところが、待ち受けていたのはドを10回くらい装飾しても足りないようなド田舎のわんぱくキッズ達によるイジメ。あらやだ。


ちなみに、どれくらい田舎かと言うと、まず、修学旅行は東京ですね、はい。大仏みたかったわ馬鹿野郎。
で、私達を乗せたバスが新宿を走っている時に同級生の男子が、力強く「俺、高校でたら東京に来るんだ、絶対に」と言ったのを聞いて、
小学生ながら「いやいやwお前は吉幾三かw」と突っ込みたくなっちゃったくらいの田舎です。


まぁまぁまぁまぁ、それはそれは酷いもんでしたよ。

物を盗られる、捨てられる、隠される、壊される、汚される、は普通。
定番ですね、私に触って付着した菌による鬼ごっこ!るる菌ったら感染力強すぎよ!w
ドッジボールは集中砲火、給食を運べば足を掛けて転ばされ、水溜まりに投げ込まれ。
登下校では道端の雑草を無理矢理食べさせられる荒業まで!←これがホントの道草を食う、ってか。うるせーやい。

中でも、私の顔に何かが付いてる設定で皆でクスクス笑おう大作戦なんかはガキにしちゃ秀逸で、泣きながらトイレに逃げ込んで、鏡を見ながら「何もおかしくない、おかしくないもん」なんて悔しさに歯を食いしばったものでした。



それらの陣頭指揮をとっていたのは、A子。

成績が良くてスポーツが出来て。顔はとっ散らかってたけど、女だてらにクラスを牛耳り、向かうところ敵なしの天性のイジメっ子。
彼女は数週間〜数ヶ月単位でターゲットを替えては多彩なイジメ技を繰り出す、「イジメの玉手箱やぁ〜♪」な女の子。

その甲斐あって、ほぼクラス全員がイジメ経験者だったようで、A子に逆らえば次は自分…という恐怖による統治は、もはや付け入る隙の無いものでした。

その恐怖政治が一番活きるのが、無視回し。

たった一人を除いて、必要な会話すらしてもらえない、辛く、不自由な毎日が続きました。




そう、たった一人。

たった一人の友達、Bちゃんだけは、私を無視しなかったんです。


Bちゃんは、成績優秀、スポーツ万能、優しく温厚篤実で、人の悪口を一切言わないスーパー良い子。

誰からもまじで好かれてて、故に無視回しに参加しなくても安定してA子のご寵愛に預かってた。


家も近所で、何かにつけて庇ってくれたBちゃん。

万引きが見付かった同級生が、るるに無理矢理やらされた!と嘘を吐いた時も、
BちゃんとBちゃんのママだけは、るるちゃんはそんな事しない!と言ってくれました。


Bちゃんが居るから頑張れる。

私にとってBちゃんは救いで、希望で、宝物でした。





ところがある日、Bちゃんにも無視されちゃいました!\(^o^)/オワタ



貧血おこして目の前が真っ暗になっちゃうくらいのショック。

もう無理。もう明日から学校なんか来ないもん。って。
1日中、それまであまり見た事の無かった、笑ってないBちゃんの横顔ばかり見て過ごした。


帰り道も、Bちゃんは私と話してくれませんでした。

別れ際、何か言いたげな顔をして。





その夜、Bちゃんから電話。


「ごめんね、ごめんね、るるちゃん」

「やっぱり出来ない、無視したくない」

「私さえ無視すれば、イジメを軽くするって言われたの」

「なんで無視しないんだよ、って」

「私が無視しないならもっとイジメるって」

「るるちゃんの事が好きなら無視しろって、それがるるちゃんの為だって」

「だから…、でも…やっぱり出来ないよ」



Bちゃん、泣きながら謝ってくれた。

ばっかだなぁ、もう。って思った。

他の人達のどんな辛辣な言葉より、Bちゃんの後ろ姿の方がツライのに。

他の全員より、Bちゃんの方がデカイのに。

Bちゃん、ほんとバカだよ、バカ優しいよ。

Bちゃんに負けないくらいわんわん泣きながら、Bちゃんだけでいい、Bちゃんだけ私を好きでいてくれたらそれでいい、って、
一生懸命、Bちゃんを好きな気持ちとBちゃんへの感謝を伝えました。





結局、イジメの方は6年生になる頃には反乱を起こして下克上したったけどね!(笑)

それまで傍若無人な皇帝だった暴君A子は、私が受けていたイジメとは比べものにならないくらい冷たくされた。誰もが誰からも指示される事なくただ存在を無視してた。

気の毒だけど…そこはもう私の知ったこっちゃねーっす。

でもそんなA子に、私は卒業式の時には「色々有ったけど、友達になろうね」って言ったんだ。アタシやっさしーい♪w

もしかしたら、根性の悪い私にとってはA子を受容して初めて復讐が完結したのかも知れないけど、
間違いなく言えるのは、Bちゃんの存在が、A子のイジメから私を救って、打ち勝つ強さになって、A子を許す心の余裕になったって事なんだ。



Bちゃんが居てくれたから、今の私が居るの。

あの日のBちゃんが、今日の私を作ってくれたんだ。






3日前、Bちゃんの誕生日に、Bちゃんからからメールが来ました。


「名字変更しました〜♪」


ちょwwノリ軽いからwwwww照れ屋かwww


自分の事のように嬉しい、を軽く越えて、幸せ感じて、泣いた。



どうしよう?

結婚式なんか呼ばれたら、私、雰囲気ぶち壊すくらい泣く自信ある。

余興の歌なんか頼まれたら、え?グラミー賞とったの?ってくらい泣いて絶対に無理。

友人代表挨拶なんか頼まれたら、オエッてなるくらい泣いて顔面崩壊する。

今からそれが心配(笑)





この長くてつまない日記を、私の人生の、いや、私自身の、大きくて、大切で、愛しい愛しいピースである親友Bちゃんに捧げたいんです。

きっと、Bちゃんの親兄弟と旦那チャンの次に、Bちゃんを愛して、Bちゃんの幸せを祈ってる私から、ありったけの感謝と祝福を込めて。



え、こいつ鮮明に覚えすぎててキモイわwとか、そんなことあった?って思われたらどうしようwとか軽くビビりながら(笑)





友達っていいね。素敵だよね。



私の宝物。

マイ・スウィート・ボケ・【ベスト】フレンド。



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