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日記ロワイアルコミュの17歳の40日 (2012年03月08日 02:07 投稿)

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※注釈(管理人より)2012/03/08 10:16
 当トピックは『過激な内容』となっております。
 閲覧する際は、注意してください。


※※※


他薦です。
閲覧注意です。
長いです。

タ('ッ`)オさん作です。
http://mixi.jp/view_diary.pl?guid=ON&id=1820055754&owner_id=37208396



私にとって冬は特別な季節だった。
クリスマス、お正月、誕生日。

今年はもっと特別な季節になるんだろう。
楽しかった3年間の高校生活を終え
来年からはデパートで働く。
だから最後の冬はみんなで卒業旅行をしようと計画していた。


残りたった3ヶ月の高校生活。
明日も目一杯楽しもう。


11月末。
いつもと同じ様に学校に行き、勉強して、友達としゃべる。
本当にいつもと変わらない日常だけど、もうすぐ高校生活が終わる私にとって、大切な日常。

今日は、週2回のアルバイトの日。
放課後に友達と遊べないのは寂しいけど、卒業旅行の為だから何にも苦じゃない。


20時過ぎ。

私はバイトを終え家路を急いでいた。
今日はずっと見てきたドラマの最終回。
始まるまでまだ時間はある。
帰ってから何をしようか考えていた。

幸せだった何でもない日常の最後の瞬間。

人通りの少ない路地。
いつも通る道だから何の不安も無かった。
だから、後ろから迫るバイクの音にも何も不審を感じなかった。

バイクが私の横を通り過ぎようとした瞬間。
突然の衝撃に、私は突き飛ばされた。
溝にはまって軽く打ったのだろう。
痛みで上手く立ち上がれない。
そんな私へ手が差し伸べられた。
見上げると、さっきとは違うバイクの隣で、見知らぬ男性が心配そうに見ている。


私が最後に貰った優しさ。
この人たちが見せた唯一の優しさ。
欲望を隠すためだけに作られた形だけの優しさ。

私はその手を掴み、お礼を言いながら立ち上がった。

すると、彼は家まで送ると言ってくれた。
少し戸惑ったけど、さっきの事もあって、今一人で帰るのは怖い。
私は家の近くまで送ってもらう事にした。

道中、お互い何でもない話をしていたけど、彼が普通じゃない、怖い人だという事が何となく感じ取れる。
急に不安を覚えた私は、家からまだ少し離れた場所だけど、ここから一人で帰る事を告げた。
お礼を言い、立ち去ろうとする私の手が掴まれた。
さっきまでとは全く違う表情。
怖くて目を合わせる事さえ出来ない。
彼は重い空気と共に言葉を吐いた。

ーお前は、ヤクザに命を狙われている。さっきの奴が、その一人だ。俺も同じヤクザだけど、お前は彼女に似ているから助けてやる。ー

ゆっくりとはっきりと、私に疑う事を許さない様に。

疑いが無かった訳じゃない。
でも、さっきのバイクの事や、彼の表情を見て、何より恐怖が私を覆っていた。

かくまってやるという彼の言葉に、私は従うしかなかった。


私が連れてこられた場所は、近くのラブホテル。
行った事が無くても、ここがどういう場所かは分かる。
私は、抵抗したかったけど、恐怖で何も言えない。
1日泊まるだけだから、ここに来たと言い聞かせて、彼についていく事にした。

だけど、そんな淡い希望は、数分の内に壊される。

部屋に入るなり、彼は静かに言った。
ー俺と寝れば、助けてやる。ー

そして、ベッドに座らされ、服を脱がされそうになった時、ようやく抵抗の言葉を言う事が出来た。

彼は、その小さく震えた、たった一言の抵抗の言葉さえ許してくれなかった。

部屋の隅へ追いやられ、お腹を殴られる。
息が出来なくて、謝る事も出来ない。
それでも、罵声と拳が突きつけられる。

私は、抵抗を諦めた。


ホテルに居た時間は長くなかった。
これで帰る事が出来る。
彼のバイクは、私の家へ向かっていると信じて、彼の後ろで俯き泣いた。
これで助かるという喜びは無かった。
今さっき起きた事を思うと、涙が止まらなかった。


泣いている私を降ろしたのは、全く知らない住宅街だった。

また殴られるという恐怖で、彼の、ついてこいという言葉に従うしかない。
見知らぬ家に連れてこられ、あげられた2階の部屋には、数人の男たちが居た。

ー面白いもの連れてきたぞ。ー
口元を歪めて笑う彼に、そこに居た男たちは盛り上がる。
異様な活気の中で、私は押さえ付けられ、抵抗する度に殴られ蹴られた。
必死に声をあげても、枕や毛布で顔を押し潰された。

もう、助けてほしい気持ちは壊されていた。
早く終わってほしい。
夢であってほしい。

それから私に眠る時間さえ与えられる事は無くなった。

意識が無くなれば、バケツの水に顔を突っ込まれる。
夜中ようやく眠りにつけると思えば、何人もの、何十人もの知らない男が来て、地獄へ落とされる。

そして昼間は。

昼間は、彼等のストレス発散の道具になった。

最後にいつ食事を摂ったか分からなくなった頃、私は、お腹が空いたと呟いた。

ーお前、腹へってんのか?ー
誰かの一言に私は体を強張らせた。
また殴られる。
慌てて謝ろうとした時、あんパンでも食えと言って、何も入ってないビニール袋を手渡された。
意味が分からず戸惑っていると、早く吸えよと殴られる。
殴られ続ける中、彼等の言葉から、それがシンナーだと分かった。
それでも、吸わなきゃ殴られる。
恐る恐る袋を口に近付けると、頭痛と吐き気に襲われた。
あまりの不快に呆然としていると、ラリったふりしろと、また殴られる。
そんな事を言われても何をどうすればいいか分からない。
でも、やらなきゃ殴られる。
私は必死に演じた。

それに飽きてくると、彼等はウイスキーや焼酎のビンを口に突っ込んできた。
必死に飲んでも、口や鼻から溢れ出す。
傷に染みて、痛くて、息が出来ない。
彼等は、苦しむ私を嘲笑いながら、夜まで犯し続けた。

それでも、眠る事は許されない。
昼も夜も、限りない苦痛に落とされ続ける。



やがて、彼等の暴力は、一線を超えた。


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http://mixi.jp/view_diary.pl?guid=ON&id=1821210115&owner_id=37208396
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コメント(149)

一票。目を背けたくなるけど、忘れてはいけない事件。犯人は今も生きている
一票。 この事件私も調べましたが…言いたいことだらけです。忘れてはならない事件。
一票。昨日読んでから頭からはなれない。夜もなかなか寝られない。知らない方がいい話だったのかもしれないとさえ思う。だけど知ってしまった以上、今まで以上に時間も人も大切にしたいと思う。ご冥福を祈ります。
目を背けたくなるような
現実にあった事件
こんなにも人間が残酷やとは
思わなかったです、
二度とこんなことがおこらないように
願いをこめて1票です。
一票。

二度と同じ事が繰り返されませんように。
一票


日記という形が良いか悪いか私には判断できませんが

この事件を知らない人達に教える、事件を風化させない、という事であれば…

知らなければWikiで調べるという事もしませんからね

事件当時もそんなに詳しく報道されなかった記憶がありますので(曖昧ですが)、こうやって多くの方の目にとまる事は少なからずとも一つの方法かな?と

この事件のことは聞いたことはありましたが…
それでも、こんな残忍な事件が現実にあったなんて信じられない。

この事件を風化させるべきではないと思う。
一票。
最初、創作かと思った。事実なら、一票。
二度とこんな事件を誰も起こしませんように。
全く知らなかったです。
一票です!

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