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日記ロワイアルコミュのざんねん!わたしのどうそうかいは これでおわってしまった!

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どうもおはようございます。りーはです。
久し振りの友人っていいものですよね。
かなり前にこんな事がありました。


その日は鍋でもしようかと、買い物に出かけた時の事です。道端でふと声をかけられました。


A「よ!久し振り!!」
ここでは彼をAとしておきます。


そこには見たことがあるような、無いような男性がいました。


A「お前もこっち来てたんだな〜」


こっち…ということは…、ああ、そうか。どうやら地元の知り合いのようでした。しかし、一体誰だったかな…。
そうです、同窓会や成人式によくあるアレです。
とりあえず、あなた誰でしたっけとは言いづらい雰囲気。ここはとりあえず話を合わせておいて、時間を稼ぐ事にしました。
きっかけがあれば思い出すに違いない、うん。


り「お、おう。そっちもこっちに来てたんだね」


我ながら無難です。


A「おう、大学はこっちに通う事にしたからなー。しっかし本当に久し振りだな。中学以来か?」


なるほど中学以来なのか…、流石にそんなに会ってなかったら、分からなくなる人もいるわけですね。しかしもう少し情報が欲しい。
心当たりが無くはないのですが、私の中学生時代といえば、閉鎖的な付き合いしかしていなかったので、本当に仲の良かった数名の友達くらいしか、パッと分かる人がいないのです。
しかも、仲良くしていた友人ですら、もう二人くらいしか連絡を取っていない有り様。


り「あ〜、そんくらいになるのかぁ。元気だった?」
うん、自然に話せているな。まるで彼の事を本当に思い出したかのようです。

A「おう、元気だったっつーの。昔からそうだったろ?」

り「う、うん、そういえばそうだったね。」
元気を特徴とする人物など、中学時代には大勢いたような気がしますが…

A「お前、今こっちで何してるんだ?」

というような、ちょっとした世間話をしていると、Aが、

A「そういえばさ、久し振りついでに、こっちに来てる奴らに声かけるからよ、夜一緒に飲まねぇ?」


む、こっちに来てる人が他にもいるとは知らなかった。やっぱりみんな中学を卒業してから、色んなとこに行っちゃって変わったんだなぁと思いました。しかし、閉鎖的な私も、少しは昔のクラスメイトに会ってみようかなとか思っちゃいまして、


り「ん、今晩か〜、いいよ。誰が来れるの?てか、急なのにみんな大丈夫?」

A「誰が来れるかは呼んでみないとワカンネ。まあ、夜くらい問題ないだろ、前もこういう事あったしな。」


り「そうなんだ。じゃあ、夜どこ行けばいい?」

A「んー、そうだな。じゃあ、○○駅の〜っていう居酒屋でいいか?」

り「うん。そっか、あそこなら誰でもすぐ来れるし、集まりやすいもんね。」

A「今携帯持ってる?登録しようぜ。」


・・・!これだ!これしかない。そう、とうとうこの人物の正体が分かる時が来たのです!赤外線通信で彼の番号を先に送信させれば・・・名前が出てくるぞ〜!

と思い、早速登録しようと思いましたが、元々私は鍋の材料を買いに行こうと家を出てきたので、携帯を持っていなかったのです。
分かる人には分かるのですが、私はあまり携帯を携帯する習慣がありません。基本的にインドアなので、特に必要だなと思った時以外は持ち歩く事をしていなかったのです。


り「あ、ごめん携帯持ってきてないや。家そこそこ近いから、取りに帰ってもいい?」

A「あ、俺これからバイトあるんだよね。じゃあ電話番号だけ覚えておいて、もし行けなくなった時だけ連絡くれよ。最悪集まらなくても、俺は行くしさ。」

り「ん、分かった。なんか悪いなぁ。ごめんなー。」

A「いいって。ほいじゃまた後でな!」

り「おう、後でなー!」


と、彼と別れました。結局彼が誰か思い出せないまま、飲みに行く約束をしてしまいましたが、何人か集まれば、さりげなく名前を誰かがこぼすだろうし、私も思い出せるだろうと思い、特に気にしていませんでした。


夜はプチ同窓会かぁ、ちょっと楽しみだなぁ。
なんて事を思いつつ、夜ご飯はみんなで食べるだろうし、鍋の材料も買う必要がなくなったなと、家に帰りました。




そして夜がやってきました。待ち合わせの居酒屋の前に15分くらい前に到着していた私は、静かにみんなを待っていました。


と、待つこと数分。Aが何人かの人を連れてやってきました。


A「うお、早いな。どんだけ楽しみにしてたんだよwとりあえず5人呼べたぞw」

り「いや正直楽しみだった。結構こっちに来てる人いたんだねー。」


なんて事を言いながら、あなた本当に誰でしたっけ。と思っていました。

と、彼が連れてきた女友達が言いました。


?さん「ごめん、ちょっと思い出せないんだけど、誰だっけ?」


それは正直私も聞きたい。あなたも誰でしたっけ?
なんて事を思いつつ、答えようとしたら、彼が、


A「おい、B子ひでーな、同じクラスだったのに忘れたのかよwこいつN藤だよ。」


・・・・・・・・・!?誰?N藤って誰ですか?私の名前にかすりもしていない。
よく見ると、他の人達も知らない顔ばかり。


B子「ああ、N藤君かぁ。確かに面影あるかもー!おひさ☆」


面影あるかもー。おひさ☆じゃないよ!あなたは誰の面影を追ってるんだ!?

しかし、ここで私が『全然違いますけど、誰ですか?N藤って。』とカミングアウトしてしまうのは非常にまずい。
何せこの集まりは私の為にAが用意してくれたのに、私がそんな事を言おうものなら、私は非難を受けるわ、集めてくれたAも非難を受けるわでどえらい事になってしまう。
ここは・・・、やるしかないんだと思いました。


り「あ、B子さん久しぶりー。元気だった?」


と相変わらず無難な事を言っておきました。知らない人を騙さなければいけないとは、心が痛みますね。


B子「うん、元気だよ〜。N藤君は?」


マジでN藤君って誰だよと思いつつ、


り「うん、元気元気。」
(いきなり飲み会に飛び出してきちゃうくらいにね)

り「ていうかさ、誰が来るか分からないのにみんな来たの?」

A「いや、B子と俺、今付き合ってるんだよね。だからB子にだけ秘密にしといたけど、他の奴らにはちゃんと言ってあるぞ。」


どこが『ちゃんと』なんでしょうか。


り「え、そりゃ凄いね。元同じ中学同士でこっちに来て、しかも付き合ってるなんて。とりあえずおめでとう。」


うん、本当に凄い。実際に僕の母校出身者同士で、恋人同士の人なんているのだろうか。

まあ、折角集まってくれた他の人にも挨拶をしなければと思い、


り「みんな、おひさ〜」

C、D、E、F「あ、N藤君おひさ〜」



と、こんな挨拶を交わしておきながら、全員の名前をチェックしておきました。

そんなこんなでみんなで居酒屋へ。


E君「そういえば、N藤随分変わったなー。」

り「え、そう?まあ、何年もあればそりゃ変わるさ。そういうEだって変わったよ。」


我ながら酷い。酷すぎる。とそこでCさんが援護射撃。


Cさん「そうだよね、E君も随分変わったよねー、あたしも久しぶりに会ったとき分かんなかったモン。そこを考えるとN藤君はそこまで変わってないような気もするよ。」


・・・N藤君どんだけだよ!と内心思いつつ、


り「あ、やっぱり?俺も自分ではそんなに変わってないつもりだけど、やっぱE君はだいぶ変わったよね。」


と話を合わせておきました。


Cさん「ホントホント!実際は別人でした、とか無しだよE君。」


正直ギクりとしましたね。

実際は別人なのは私です。今あなたと話してる私です。っていうかごめんE君。助かったよ。


E君「冗談やめろって〜、流石に知らん奴と間違う事はないだろw」

Cさん「だよね〜w」


こいつら分かってて言ってんじゃないだろうな・・・
確信犯なんだろ?っていう視線を送ってみましたが、全く効果がありませんでした。

そんなこんなで、大体久しぶりにあったメンツが話すようなそんな事が多かったです。

まあ、私は彼らと会ったことすらないので、久しぶりもくそもあったもんじゃありませんでしたが。
大体の内容としては、何故この地方に来たのか、今何をしているのか、とかそんな普通の会話でした。


D君「そういえば、中学の頃のY先生さ、とうとう髪が無くなったらしいよ。」

Cさん「マジ!?あたしらがいた時から、やばいなーって思ってたけど、本当に無くなっちゃうとはねー☆ていうかヅラやめたの?」

D君「やめたらしいって後輩が言ってた。」

り「マジかー、もう髪の毛のあるY先生に会えないのは寂しいな。ヅラはあの先生の特徴みたいなモノだったのになー。」


なるほど、そのY先生とやらは、どこの中学にでもいそうな、ヅラ先生なわけですね。私の学校にもいました。


F君「N藤、お前が一番からかってただろうが〜!」


ちょ!N藤君酷い奴だな。あまり人の外見の事について言っちゃいかんだろう。それは人として最低の事だぞ。
何となくですがN藤君がどういう人物だったのか分かってきたような気がします。


り「あー、いやでも、俺も子どもだったからなぁ。今ここで謝るわ、Y先生すいませんでした。」

A「意外だな、N藤からそんな言葉が出るなんてwどこかで頭でも打ったんじゃね?w」

り「違う違う、これが大人になるってことだよ。」

B子「N藤君も大人になったんだねぇ。昔は結構遊んでそうな雰囲気だったのにねwやっぱり彼女とかいるの?」

り「あー、いるよ?」
まあ、私にはいないけど遊び人のN籐君にはいるのでしょう。

B子「あー、マジかー・・・。」

あれ?なんかしくじった?

B子「G美とかN籐君に気があったんじゃなかったっけ。」

り「えっ」

E君「えっ」

B子「まあ、彼女もちじゃあ仕方ないよね。」

ゴメンN籐君。君のフラグ根元からへし折れたわ。

あと、地味に凹んでるE君。大体どういう事情なのかは察しがつきました。
気持ちは分かるがこれはチャンスだ!

そういえば、なんでこんなにナチュラルに話しているんだろうか。だんだん私がこのメンツのいる学校にいたような気がしてきました。


いや、ひょっとしたらいたのかもしれない、A、B子、Cさん、D、E、F・・・よく見たら全員知ってる顔に・・・思え・・・NEEEEEEEE!!!!

やっぱり、どこかで見たことがあるかもしれないような顔のA以外は、全く心当たりの無い人ばかりです。ていうか君たち気付けよ!


と、そんな何気ない話に華を咲かせつつ、飲み会の時間は終了に近付いてきました。


A「今日はみんな、急な呼び出しに付き合ってくれてありがとうございました!」

D君「いやいや、楽しかった。呼んでくれてありがとうw」

B子「うん、こうやって久しぶりにみんなで話すのって良いよね〜。」

り「いや、俺も正直みんなと会えて嬉しかったわ。A、誘ってくれてありがとな〜!みんなも来てくれてありがとう!」


どの口がこんなことを言っているのか。いつの間にか普通に呼び捨てにしてるし。


Cさん「いいよいいよ〜、あたしもみんなと久しぶりに飲んで良かった〜。」

D君「つかFが飲み過ぎてグロッキーだぞw」

F君「・・・あーきもちわりぃ・・・」

り「大丈夫かよF、誰か送ってやれる奴いるの?俺電車で来たからなぁ。」


F君を心配してあげる私。非常に優しいですね。


D君「俺、車で来たし送ってくわ。Eも同じ方向だろ、ついでに乗ってけよ」

E君「お、さんきゅ」

Cさん「D君やっさし〜☆」

り「やっさし〜☆」


やっさし〜☆じゃねぇよ。


A「そういえばさ、N藤、携帯電話持ってきてたよな?」

B子「さっきちょっとだけ出してたよね。番号交換しよ〜」


そら来た!しかし私にぬかりはなかった。名前こそ分からないが、既に先ほどの飲み会中にプロフィール情報の名字の部分は、N藤に変更済みである。


り「おっけ〜。」

A「俺も俺も。」


と、F君を除く全員と交換しておきました。

り「じゃ、A、帰る方向一緒だし、帰ろうか〜」

A「あ、悪い、俺B子と寄るとこあるから。」

り「そっか〜。じゃあまた今度だね。それじゃ、みんな。今日はほんとにありがと〜!!」



と、謎のプチ同窓会は幕を閉じ、私は寒空の下、帰路についたのであった。


正直なところ、そうそうあり得そうもない話で、私自身この事は夢だったのではないかと思う。


だけど、携帯電話に残った彼らの番号は、このことが紛れもなく事実だった事を表していた・・・


良い人達だったな・・・、またいつか、会おうな!みんな!次は本当のN藤君が来るといいな!

あとN藤君、フラグ折ってゴメンね☆
E君は頑張れ、超頑張れ。N藤君の犠牲を無駄にするな!

コメント(82)

すげーwwそんな状況を乗りきるとはww
一票!!
一票

その後のN藤君がどうなったか気になる(笑)

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