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日記ロワイアルコミュの蔦屋

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TSUTAYA
     



昨日行ってきたんです


このTSUTAYAは凄いぞ
3階のワンフロアー全部が
( ̄ー ̄)フフ

つまり、選んでいる様子を
異性に見られる危険が一切無い。
まぁ階段上った時点でほぼアウツだが

いや、でも良いぞここは。他だとだいたい暖簾だから
中に入る時

「お、やってるかい?」

な感じに見えて少々恥ずかしいからね

そんな事を考えつつ
メットを外してバイクのエンジンを切る。

ゴーグルがわりのダテメガネは
万が一、知り合いにバッタリ。な時の為につけておく事にしよう

さて到着。
とりあえず先に言っておきますが



完全に盗撮狙いです

正しくは盗撮 風か?マジでやると御用だからね

なんと言うか。昔はそうでもなかったが


照明  ピカっ

メイク ピシっ

画像  鮮明っ(語呂悪)



は あまり( ̄ー ̄)とならないですのよ
申し訳ない


やはりそこは
押し入れあたりから撮った感じの映像でお願いしたい
ちなみにドラえもんアングルと言います
ごめんよドラえもん。

ああ、そうそう

部屋が全部見えてはいけませんよ?
おや足元がお留守ですよ?(フリーザ)

大事な事はあたかも具合。
あたかも自分がそこに居る雰囲気を味わえるかだ。と思う。多分ね。絶対じゃないぞ


さて
3階に到着


ん?

貼り紙が…



『旧作4本で1000円!』



「…きたか。」



たまにやってるんですよ、これ。

だいたいの男は一本に賭ける勇気は無いだろう
たぶん三本くらいが多いんじゃないか


作戦としては(なんのやねん)


1本目は 本命(女優系か)

2本目は 好み(俺盗撮か)

3本目は 探検(藤岡弘か)

の形で攻めるのでは。
やはりバランス。食事と同じでバランスが大事な気がする
まぁいわゆるオカズですし。フフ


で、今回は4本。

が、時間もあまりなかったので
目に留まったのをポンポンっと取る。


『チッ。』


テンポよく三つ目を手にした瞬間
小さく舌打ちをしてしまった
明らかにこの場に相応しくないモノが聞こえたからだ



誰だよ、女連れで来てるのはよ。

いや、わかってるんだ。どうせ大してイイ女でも無いだろうに
と思いつつ、声のする方向をちらっと見る

棚の隙間から横顔だけ見えたが、多分ジャガー横田だったと思う


何故か不思議なゆるい優越感を感じ
フフ〜んと鼻歌気分で四つ目を選ぶ

よし決まった。
財布から会員カードと千円札を取りつつレジ前へ…と。何がいいって、お釣りが無いのが素晴らしいね。もうさらさらっといけちゃうから




ん?

貼り紙が…




『恐れ入りますが、精算は1Fでお願いします』




「…きたか。」





たまにあるんですよ、これ。


まぁもはや恥ずかしがる年齢でも無いし
悪い事をしている訳でも無い

健全な若者なら普通の行為だ





だが、全部が盗撮なのはいかがなもんか



いや 多分ね

ピッ ピッ てバーコード読み取る時に
タイトルが出るじゃないですか




4連続ですよ。




あだ名が決まってしまう訳でしょう?

次 来た時



店員
「おぃっ来た!マーシー来たぞww」

みたいな事に



何?さっきバランスがどうこう書いてた?
知りまへんなぁ萬田はん


まぁいい

もう一度言うが悪い事をしている訳ではないから。堂々と階段を下りよう
マーシーでいいや、別に似てる訳でも無いし。



だが、一応メガネは外しておこうかしら
ヒゲはどうにもならん



一階へ


「…人多いなーしかし」


今日は土曜日か

レジ前は2〜3人並んでる。店員さんも忙しそうだ

おや?よく見ると…

店員さんの胸に「実習中」のプレート。
ちょっとあたふたしてるね

お、伊田君(仮名)か。頑張ってくれたまえ
とりあえず並んでおこう







後ろにカップル来た


彼女
「〜けどコレぇ怖そうっ。」


「ハハッ。前のやつはそんなにやったで!大丈夫やって!ハハハツ!ハツ!ッゴホッ!ガッハッア!」




またベタな。
ナニ2か知らんけどよ
で、大丈夫か彼?


けどちょっとカワイイねこの娘
うん、ワンピースがよく似合う

おっと彼女と目が合った

フフ、大丈夫だ。こちらの4連続には気付いてないはず
三階からという事実もあわよくば。


少し後ろを気にしつつ、俺の番がきた


伊田君(仮名)
「いらっしゃいませ!会員証をお預かりします」

ここはDVDと一緒にしなっと出す。口笛を吹き、右斜め上を見るのがコツだ
コツの要らない天ぷら粉を使うのがコツみたいなもんだ。多分。


それはさておき、ふとイヤな予感が。



『まさかタイトル読み上げへんよな、伊田くん…』


いや、まさかね。まさか。
昭和のコントじゃあるまじろ。フフ



ピッ…



ピッ ピッ  … ピッ



『…セーフか。そらみた事か』



と、思いつつも
ホッと胸を撫で下ろし、大変申し訳ないが少し湿ってしまった野口の英世さんを出す

ここまでくれば問題無い
あとは金を払ってスタコラサッサだ。

そして、まだ慣れずに余裕が無いのか
4連続にも伊田君の顔色は変わらない。よしきた


伊田君
「…はい。こちら四点で一週間で…」


うん。はい、せんえん。置いてるしょ?
行くぞ、おれもう。





「1200円になります」





うん?






スタコラサ まで行っていた俺の足が止まった
離れた客が見れば非常口に間違えたかも知れない


いやいや…伊田君。
1000円だろが、伊田君?

さて困った、どうするべ。
たかが200円といえばそうだ。が、ここで引いたら男じゃない気がする

さらに大変な事に
1000円しか持ってきてない。何歳だ俺



『よし…仕方ない』


意を決して
なるべく回りに聞こえないようトーンを落とし言った



「…いゃね、あのぅ…。…せんうぇん(1000円)になるんじゃ…?」


よし。我ながら絶妙なトーンだ。

後ろのカップルは友達か誰かの話をしている。聞こえていまい、チャンスだ



伊田君
「…えっ?!…あ…っと…」


彼にとってもアクシデンツか。少しテンパり気味の彼は、かなりの勢いでキョロキョロと回りを見回した。

すると

すかさず リーダー的な店員がサッと近づいてきた。見事なすり足だ

ふむ、移動から見てもそこそこのベテランさんなんだろう。さては伊賀の者か

するとリーダー
4連続を横目でちらっと見て小さく頷いた



『拙者に任せておけ』



そう言われた気がした。かたじけない
だが敬語は使え。


よし、彼ならやれる。やってくれる
隠密で処理してくれるハズだ。





リーダー
「伊田君〜…アダルト(小声)は四本で1000円ね。ここをこうやって…」



彼女
「(小声)えっ?四本で1000円になんの??じゃ、あと一本借りようよ〜」



「(小声)…え?ぃや、…それは…」












いや、お前ら全部聞こえてるから



コメント(36)

最後のカップルの小声が良かったです(笑)

一票です
あぁー、なんだろう。
不思議な魅力に溢れている文章・・・w
なんか、随所に挟み込まれた小ネタがいい感じです。
なんかじわじわ来ます。
作者さんのセンスなんでしょうね。

1票。
ハラハラしながら読みましたよ。^^笑えた
才能に満ちたお話でした!!
私は999票差し上げます!!
このような若者がもっと増えるべきだ!!!!

マーシーに似てないけどヒゲと眼鏡なんだウッシッシ

一票手(パー)
めちゃくちゃおもしろい!!!
勝手に言っといて『敬語は使え』て…

最高でした。

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