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日記ロワイアルコミュの目指せ!!セクシーダイナマイト!!!

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事の始まりは1ヵ月前だった。

「ふ、増えてる!?」

上司に渡された健康診断の結果を見た瞬間、思わず声が出た。

「あ、あんなに気にしてたのになんで!?」

体重の欄には明らかに去年より大きい数字が描かれていた。

「寝る前のポテチは我慢して一袋にしてたし、最近は食が細くておかわりは2杯だけだし、運動はしてないけど、エネルギー消費のために夜更かしは欠かさなかったのに。」

ようするに心当たりはたくさんある。

「決めた!目指すはセクシーダイナマイト!!」

心の中で叫んだ。

俺の目標はセクシーダイナマイトだ。

「こう見えても脱いだらすごいんです。」

なんてちっぽけなレベルが目標ではない。

ダイエットに成功した暁に俺は言うだろう。

「脱いでなくてもすごいんです。」

しかも・・・

「脱いだらもっとすごいんです。」

俺はモテモテになっちゃうに違いない。

俺がんばる!!

がんばって【うっふ〜ん】なボデーをゲッチュする。

「目標は1ヵ月!!」

そう叫んだのがちょうど1ヶ月前だ。

そして俺がまず考えたのは間食についてだ。

俺はお昼ご飯の後と夕方にチョコをつまみ、そしてお夕食の後にポテチなどの駄菓子をほおばって、寝る前にアイスを食べる。

この間食を減らせば俺の体重は見る見るうち減ってしまうだろう。

さっそくその日から俺は今まで食していた間食を我慢した。

〜そして半月後〜

「ふぅ。半月たったな。」

イマイチ自覚的にはピンとこない。

でも、大丈夫。いつも通り・・・

「俺ヤバイ!お色気がムンムン伝わってくる!!」

思い込みだけは絶好調だ。

体重計を目の前に恒例の妄想ストーリーが始まる。

舞台は江戸。

『タマさま。なんだか最近ステキでございます。』
「うむ。それはそなたがいるからじゃ。」
『うふ〜ん!タマさまアスカを好きにしてください!!』
「はっはっはー!苦しゅうない。ちこう寄れ。」
『タマさまー。』
「はっはっはー。ほれほれー。」
『あーれー。』

い、いかん!!

危うくネバーランドから帰って来れなくなるところだった。

そもそもアスカって誰だ。

今は体重計乗るんだ。

彼がすべてを証明してくれる。

ピピピピッピ!!!

「ふ、ふ、増えてるーーーー!!!」

落ち着け。

落ち着いて原因を究明するんだ。

予想1.体重計がおかしい。

いや、降りたら0を示してる。

そぉっと乗ってもだめだ。

そぉっと何回乗り降りしても0を指す。

憎らしい体重計の声が聞こえる気がする。

『またですか。0ですよ。こう見えて右行ったり、左行ったり大変なんですよ。はぁ。』
「ぶっ壊すぞっ!!」

勝手な被害妄想で体重計をうっかり破壊しそうになった。

これは残念ながらボツだ。

次だ。次の理由を考えよう。

予想2.衣類がとても重い。

パンツ一枚だけど。

いや待てよ。

もしかしたら。

家族が誰もいないことをいいことに、パンツを脱いで体重計の上にそぉっと置いてみた。

針はぴくりとも動かない。

パンツ程度の重さでは反応しないようだ。

「おい!!俺の体重は必要以上に出したクセにパンツだと反応しないのか!?」

体重計はもちろん反応しない。

「おい!!聞いてんのか!!」

聞いてるわけない。

全裸で体重計に怒鳴る23歳。

その姿はまさにヘンタイ。

23年間生きてきてこれ以上のヘンタイを俺は見たことがない。

俺だけど。

考えたくはないが、どうやら3が有力候補のようだ。

俺は全裸のまま推理を進める。

予想3.ぶっちゃけ太った。

これはよーく検証する必要があるようだ。

まず俺は間食をやめた。

なのになぜか太った。

心当たりを思い出すんだ。

「お父さん!!俺、間食やめたから。」
『ふーん。それで?』
「おかわり!!」

これだ!これがいけないんだ。

おやつを我慢するためとはいえ、ご飯おかわり3杯もしたら意味ないよね。

うん。うすうす気づいてた。

しかも最近残業が続いて、お夕食は11時過ぎが多い。

これがだめなんだよね。

うん。うすうす気づいてた。

決めた。

11時過ぎたらその日は食べないことにしよう。

残業の日はつらいが我慢だ。

これでなんとかなるだろう。

半月で体重をマイナスどころか、プラスにしてしまったせいで、セクシーダイナマイトへの道のりは険しくなってしまった。

心苦しいがここは目標を変更しよう。

「目指すはプリティーダイナマイト!!」

【うっふ〜ん】なボデーは残念ながら諦めよう。

だが、せめて【あはーん】なボデーをゲッチュしたい。

俺の目標はプリティーダイナマイトだ。

「こう見えても脱いだらすごいんです。」

これくらいは言えるボデー。

俺がんばる!!

がんばって【あはーん】なボデーをゲッチュする。

決意を固めたところでパンツを履こう。

さっそくその日から俺は11時以降の食事とおかわりを我慢した。

〜さらに半月後〜

「ふぅ。半月たったな。」

イマイチ自覚的にはピンとこない。

でも、大丈夫。いつも通り・・・

「しまった!あふれ出るフェロモンが止まらない!!」

思い込みだけは計画通りだ。

体重計を目の前に恒例の妄想ストーリーが始まる。

舞台は学校だ。

『タマせーんぱい!なんだか最近かっこいいね。』
「なんだお前か。いつも言ってるだろ。敬語使えって。」
『気にしない。気にしない。』
「まったく。」
『実はね・・・話しがあるんだ。』
「なんだよ。急に改まって。」
『あたしね・・・タマ先輩が好きなの!好きで好きでたまらないの!!』
「え?」
『この気持ち・・・もう、抑えられない!!』
「ア、アスカー!!」
『せんぱーい!!』

だからアスカって誰なんですか。

今は体重計乗るんだ。

彼がすべてを証明してくれる。

ピピピピッピ!!!

「ふ、ふ、ふ、増えてるーーーー!!!」

落ち着け。

落ち着いて原因を究明するんだ。

予想1.体重計がおかしい。

いや、降りたら0を示してる。

素早く乗ってもだめだ。

素早く何回乗り降りしても0を指す。

憎らしい体重計の声が聞こえる気がする。

『ご主人。今日はもうその辺しといたらどうです。乗りすぎですよ。』
「うっせぇ!放っといてくれ!!」

またも勝手な被害妄想で体重計を破壊しそうになった。

これは残念ながらボツだ。

次だ。次の理由を考えよう。

予想2.衣類がとても重い。

パンツ一枚だけど。

いや待てよ。もしかしたら。

家族が誰もいないことをいいことに、パンツを脱いで、さらに眼鏡も体重計の上に素早く置いてみた。

針は一瞬動いたが、すぐ定位置に戻り沈黙を始めた。

パンツと眼鏡程度の重さでほとんど反応しないようだ。

「あんね。気づいてないかもしれないけど、いまね。眼鏡とパンツが君に乗ってるんだよ。わかる?ねぇってば−。」

体重計はもちろん反応しない。

「あは。こーいつぅ。」

優しくつんつんしみた。

全裸で体重計つんつんしている23歳。

その姿はヘンタイの中のヘンタイ。

23年間生きてきて1ヶ月に2回もヘンタイを俺は見たことがない。

両方俺だけど。

考えたくはないが、どうやら3が有力候補のようだ。

でも、その前にさすがに全裸は恥ずかしい。

せめて眼鏡はかけよう。

よしOK。

予想3.ぶっちゃけ太った。

これはよーく検証する必要があるようだ。

まず俺は11時でその日の食事をやめた。

なのになぜか太った。

心当たりを思い出すんだ。

「しまった!11時過ぎちゃった。」

考えること数分。

「ってことは12時過ぎに食べれば、次の日だからセーフだな。」

これだ!これがいけないんだ。

12時過ぎに食べたら余計太るよね。

うん。うすうす気づいてた。

自分のルールを守るためとはいえ、犠牲が大きいよね。

これがだめなんだよね。

うん。うすうす気づいてた。

俺わかった。

ダイエット向いてない。

「こう見えても脱いだらすごいんです。」

そんなこと言うためにがんばるなんておかしい。

言葉を変えればいいんだ。

今度からこう言おう。

「こう見えても脱いだら・・・」

うんうん。

「すごいんですか?」

知りません。

コメント(86)

1ヶ月に二回も変態を見れてよかったですね(´∇`)ぴかぴか(新しい)

一票
面白い!!
1票ぴかぴか(新しい)右斜め上

結局最後パンツはかずに終わったんですね…笑
俺だけど。
両方俺だけど。
までのくだりが好き。
一票。
ぽっちゃり好きな人もいっぱいおるはず手(パー)

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