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生物学コミュの【質問】生物学ではヒトの避妊行為をどう説明するのか?

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こんにちは、
皆さんの知識をお借りしたいことは、表題どおりです。
遺伝子の繁殖戦略により全ての生命の姿形、機能が進化してきたするならば、遺伝子の乗り物である生物個体が自らの遺伝子を殺し、繁殖機会を妨げる行為は説明がつかないとおもうのですが、ヒト科の生物(人間)と、一部の霊長類は、性的快楽のためにマスターベーションを行い、性的快楽だけのために性交を行い、避妊や中絶により自らの遺伝子を殺し、本来であれば繁殖できるはずの機会を自ら阻止します。
これはある意味、実母による我が子殺しも同じで、遺伝子の繁殖戦略により生殖行為が快楽を齎すよう進化したとしたら、本末転倒な行為に思えます。そして、このような快楽だけが目的の性交、中絶、避妊、あるいは、母親の個体都合による子殺しなどは、恐らく、一部の霊長類や鳥類を除いては、昆虫や草木や魚類など下等生物にはみられない行為だと思います。
現代の生物学では、なぜヒト科の生物がそのような脳を進化させたのか論じられているのでしょうか?

コメント(63)

それから、失礼ですが、「生物分類学」と「生物学」を混同するようなレベルの方は、スルーさせていただきます。
そういう人は別のコミュで「さかな君」と「ヒラメとカレイの違い」でも語っててください。m(__)m
「子殺し」の項目、ちゃんと読みましたか?あそこには、「遺伝子レベル」のことしか書いてないのですよ。まず、それを見直してくださいな。関連項目、血縁選択説とか、その辺も読んでくださいな。広い意味では、「真社会性」なんかもそれに近いですね。自ら「繁殖しない」ことを選んでるんですから。
> やっぴーさん
説明ありがとうございます。
避妊はK戦略の延長という説には同意です。

> Canaryさん
こういう戦略=避妊や自慰を含むK戦略
ということかなと思ったのですが、Canaryさんが求めている答えとは違いますか?

性交の快楽はヒトがサルだった時代から生殖に有利に働くように遺伝子レベルで自然選択されたものだと思いますが
避妊は遺伝子レベルで決まっているものではなく、あくまで文化の中で生まれるものだと思うんです。(ヒトの子を文化から切り離して育てたら、避妊はしないと思うので。)

無駄な精子を作るエネルギーが勿体ないという意味で、自慰の繁殖戦略は確かに謎だと思います。
吸収したほうがエネルギー的には有利ですよね。
> Canaryさん
あと、生物分類学も生物学の中の1分野ですよ。
文脈は読めますが、分子系統解析に関わっていたので、少し言い方がひっかかりました。
ふと、子育てというコストと、子供というメリットを天秤にかけた場合、まだコストが高いと判断された、ということではないかと思ったり。
まあ、避妊している当事者はもちろんそんな「コスト計算」は、「してないはず」でしょうが。
> しずさん
更新する意義はわかるのですが、なぜわざわざ外に出す必要があるのかなと思って。
入れ換えるだけなら、古い精子を吸収してしまったほうが無駄がないですよね。
結局、これは「文化とはそもそも何のため進化したのか?」という話だと思うんですよ。
もし、ヒト科の生物の文化とやらが、遺伝子の繁殖戦略とは全く無関係に発展しているとしたら、生物進化のどの過程でそうなったのか?
例えば、ウィルスという生物なんかは文化を持ってないだろうし、自己複製して繁殖することに逆行するような行為を一切しないと思いますが、高等生物になるつれ、脳が巨大化するにつれて、繁殖とは無関係な行動をとるようになる。特にヒトにはMemeがあり、宗教があり、戦争があり、核爆弾まで創り上げて、地球上のあらゆる生物(遺伝子)の存続の危機にまで追い込んでいる。
本末転倒としか思えない。
進化は未来を予測して生じるわけではないので、矛盾が生じるのも別に不思議なことではないのでは?
進化にはメリットとデメリットがあって、その時点でメリットのほうが大きくても後々デメリットのほうが大きくなる可能性がある。
そうなると適応できないものが淘汰され、また新たな環境に適応したものが生き残る。
文化の進化も同じ流れなのではないでしょうか。
「結局、これは「文化とはそもそも何のため進化したのか?」という話だと思うんですよ。もし、ヒト科の生物の文化とやらが、遺伝子の繁殖戦略とは全く無関係に発展しているとしたら、生物進化のどの過程でそうなったのか?」
文化を直接に進化に結びつけるのはいかがなものか。
それに、進化の原動力は遺伝子の繁殖戦略だけではないだろうとも思う。
「例えば、ウィルスという生物なんかは」
ウイルスは、普通は生物扱いしない。
「文化を持ってないだろうし、自己複製して繁殖することに逆行するような行為を一切しないと思いますが、」
例が極端すぎる。サルやイヌならどうだろう?
「高等生物になるつれ、脳が巨大化する」
高等な生物が全て脳を発達させる、と言うような事実はない。例えば植物はどうか?菌類はどうか?
生物学全般として
35の珪素鳥さんに賛成なのと、

そこに加えて、

動物行動学に関連した知識(memeや利己的な遺伝子説)への理解が中途半端だと思いました。

入門チックな本を読んだことがあるのかな?

って感じを印象として受けます。



b〜y
今は亡き日高敏隆氏の知り合い よりウッシッシ
雄のマスターベーションという精子を無駄にする行為は古くなった精子と新しい精子を入れ替えることで遺伝子の繁殖戦略的に有利だから進化したとするならば、なぜ精子をもつ他の有性生物で同じ機能が自然進化しないのか? 猿は教えれば出来るとしても、逆にヒトが教えなければ出来ないのはなぜか? また、哺乳類の原型である鼠類ではマスターベーションと同等の行為がみられないのはなぜか? やはり精子の入れ替えというのは説得力に欠けます。
>ウイルスは、普通は生物扱いしない。

こういうのは、前途の通りに、「生物学を語れるレベルではない」ので、今後もスルーしますよ。 
もしかして、あなたとViruses は「なにか違うもの」で出来ているとでも??? www
「いきもの」って何ですか?
申し訳ありませんが、基礎を勉強してから議論に参加してください。

一方で、皆さんのご意見を読ましていただくと、結構参考になる意見もあります。やっぴーさんあたりは読んでいて知識の片鱗がうかがえます。
「猿は教えれば出来るとしても、逆にヒトが教えなければ出来ないのはなぜか?」
同義反復。
「哺乳類の原型である鼠類」
違います。ネズミは結構進化の先端にいます。歯の特殊性がそれを示している。

ヒトの精子生産が持続的なのは、むしろ生殖期間がほぼ常時続くことになったことから説明すべきでしょう。マスターベーションも同じ。性行動が生殖以外の意味を持つ例はそれほど珍しくないです。
>>38
勉強してきてね。生物は生理的活性と遺伝子による情報の維持を持ってて、具体的には細胞構造を持つものに対して与えられる名前です。ウイルスには生理的活性と細胞の構造がないんですよ。もちろん、生物と無関係とは言いませんけどね。
ああごめん、意味を取り違えてた。
「猿は教えれば出来るとしても、逆にヒトが教えなければ出来ないのはなぜか?」
サルに人間がオナニーを教えたと言いたいのかな?そんなコトする人間がいると思う?確かにそういう話ははあるらしいけど、そんな聞き語りを信じては駄目。同時に、ニホンザルは勝手にオナニーを覚えるようですよ。そういう話はニホンザルの解説本によく出てくる。サルの精液は空中で固まって、それを雄ザルは食べるんだそうな。
あの・・・すでにトピ主が答えを言っているような気がするのですが

>確かに人間社会における文化が遺伝子の繁殖戦略に影響を及ぼす可能性は充分あるとは思いますが、地域文化によって基準が異なる程度の、しかも、せいぜい過去数百年〜数千年位で制定された善悪の道徳心とか司法制度が、遺伝子レベルの繁殖戦略に影響を及ぼすとは考えにくいのでは?

そもそも避妊行為の一般化は19世紀末ぐらいからです。出生率という視点で見ると避妊を行うのは先進国(出生率が低いから)に偏っており、途上国では未だに多産多死のところが多い。
近代以前になると、王族ですら流行り病でぽっくり亡くなったりするので多産傾向にあります。
ヒトという長命の生物が遺伝子レベルで変化するほどの期間が過ぎていない以上、短期間で見た場合は文化が繁殖に影響を与えていると思います。

オセアニア地域の原始的な生活をする部族では、女性が自分の排卵日を察知して意中の男性と性交したり、逆に避けたりするとは聞いています。
野生動物では、ヤマネやネコに手段は違いますがメスによる選択的な受精行為が知られています。
原始的な生活を行っていたヒトであればメスによる選択的受精が可能ですが、文化が発達した結果自分の体の変化に鈍感になったメスが避妊という形で選択的受精を行っていると考えるのはありではないでしょうか。
オセアニアがでるならアフリカ等はどうかという話ですが、内乱が多すぎて混乱で選択的交尾すら難しい地域が多いので同等には扱いにくいです。
オナニーやら避妊やら子殺しみたいな無駄な行為が許されるのはかつてないほど利用可能なエネルギーが有り余っている(た)からです。

これは人類が農耕を始めたことを発端に環境収容力が増大し、人口がオーバーシュートすると共に余った時間やエネルギーを生存に直接関係ないところに使うことができるようになりました。
それがオナニーだったりするわけです。

子殺しに関してはそれに付随して「子殺しをするような遺伝形質に淘汰圧がかかりにくくなったため」と理解しています。
自然界では当然不利になりますから突然変異で偶発的に出てきたとしても増殖せず遺伝子頻度は常に無視できるほどに抑えられています。

しかし人類はここ数百年の間そこに淘汰圧がかかりにくくなっていたため問題なく繁殖しました。
淘汰圧が弱められていた間はいいのですが、近年再び淘汰圧が盛り返し始めていてその結果が週に一度は必ず見かけるあの忌まわしいニュースだったりするわけです。

淘汰圧が再び盛り返している原因は利用可能なエネルギーの減少です。
世界の石油生産量は2008年7月にピークを迎え、以後減少し続けています。(ピークオイル仮説)
ピークオイル仮説は原油の投機を刺激し、2008年の原油高や世界同時不況の原因となりました。
もっとも原油価格は2000年以降上がり続けています。それが8年は市場原理によってうまく隠蔽されていましたが徐々に隠蔽しきれなくなってきているのです。

結局原油価格は下がりましたがそう遠くないうちに再び世界を襲うでしょう。
しかも今度はより急激に、そして不可逆的な高騰が待っています。
ピークオイルを少しは緩和すると思って期待してたメキシコ湾はもう二度と掘れなくなったからね。

原油の供給が需要に追いつかなくなったとき環境収容力の低下は避けられず、子殺しはより増加するかもしれません。
楽観的に考えると今のような状態(週に一度の子殺し)があと10年ほど続く程度かもしれませんが悲観的にはニュースで報道しきれないほど頻発する可能性もあります。

しかし遺伝子が淘汰され尽くすと子殺しは嘘のようになくなると考えられます。
それは2030年あたりではないかと見積もっています。
果たしてオナニーはいつなくなるのか気になるところですね。

石油減耗時代では出した精子を飲めばリサイクルになっていいと思いますが。
補足

65億の世界人口を支える現代農業は石油に依存しきっています。
トラクターが動かせないという程度なら人手で代用すればなんとかなりますが、農薬や化学肥料は石油から作られていて同等の代用品はまだありません。
特に窒素の不足が深刻です。

窒素はマメ科植物との輪作でなんとかなりますが、それでも収量は大幅に低下します。
また、日本は食料自給率が40%しかなく残りの60%は海外からの輸入に頼っています。
もちろんこれは安い石油があってこそなせる技です。

原油がかつてないほど高騰して輸送費が高くなると食料自給率40%の日本はどうなるか。それは火を見るより明らかです。
>まこさん

>42椿さん

>43里山さん

ちょいと調べてみましたが、避妊自体はどうやら有史以前からあるようですよ。
確実性はそれほどでもないようですが。

http://www.condomall.cbr-j.com/Hinin/hinrekisi.htm

ちなみにアマルティア・センは、出生率は世帯所得(いわゆる物質的豊かさ)を増大させることよりむしろ、出産の選択権を持つ女性の教育によって下げることができると論じています。事実インドのケララ州では地域内で突出して豊かなわけではありませんが、ほぼ100%の識字率によって合計特殊出生率は2程度に抑えられているそうです。
従って、避妊は貧困云々ではなく、知識と意識の有無によって選択性を持つと考えられます。

ここで興味深いのは、他の生物は淘汰によってK戦略とR戦略を発展させていったのに対し、人間は知識と意識によって、「自らの手で」K戦略を更に進めていることです。

つか、里山さん、トピずれだけど窒素肥料って石油から作られてるの??
無機肥料は鉱物から作られてるのでは??
あと、一番深刻なのはリン系だと思うんだけど・・・?



>Canaryさん、しずさん

マスターベーションは多くの哺乳類が教えられなくてもしますし、人間は生殖能力を持たない幼児も行いますよ。

生物は意識して合理的な行動をしているわけではないので、行動を説明するのに「〜するためである」というのは本来ちょっとニュアンスが違うのでは?
それから、Canaryさん、>24のような挑戦的なコメントはどうかと思いますよ。
一見無関係な話題から刺激を受けて新しい考え方が発展することもあるし。

何より進化を考える上では、ダーウィンが指摘したように、この種は原始的だとかこの種は高等だとかいった考え方に意味はないと認識することは重要です。
トピズレしそうだと思うならトピ主として逐次軌道修正すればいいんだし。

それに、大きくトピずれしてるコメントも特になかったように思います。
少し違う視点から論じてる人はいらっしゃいますが、それはむしろ良い議論をする上では必要なことです。
「ひょっとして私が偉そうに書き込んでるのが気に入らなかったのか?」
と思い、しばらく自粛してしまいました。

せっかく面白いトピックなのに、そこんとこだけ残念です。
>>45 やっぴーさん

記録に残る程度の古さならあってもおかしくないでしょう。
有史以前とはいえ環境収容力を高める農耕文明が存在しているのですから。

なかったと考えられるのは狩猟時代や農耕が未熟な頃です。


窒素肥料は石油からも天然ガスからも作られています。天然ガスがメインだったかもしれませんが本質的には変わりません。

酸化数が0の空気中の窒素はそのままでは反応性が低く、動植物は利用できません。
自然界では微生物が窒素をアンモニアに変換しています。しかしアンモニア1分子を合成するのにATPが8分子も必要なのです。
このことは酸化数-IIIのアンモニアが酸化数0の窒素分子と比べて大きな自由エネルギーを有していることがわかります。

人工的にはハーバーボッシュ法で合成されています。
ハーバーボッシュ法では窒素と水素の混合気体を高温高圧で反応させてアンモニアにします。
水素は石油や天然ガスから得ていますし、水の電気分解だったとしても発電には石油が使われています。
合成に必要な高温高圧は言うまでもありませんね。
しかもアンモニアそのままでは植物に有害なので硝酸にしなければなりません。

精液は窒素化合物であるタンパク質や核酸を多く含んでいますし、あの臭いからわかるようにアミンも含まれています。
これらの窒素は元をただせば半分が根粒菌で固定された窒素、もう半分は工業的に固定された窒素なのです。

世界の「窒素」が目に見えて逼迫してくるとオナ禁をするか、出てくる窒素をもう一度α-ケトグルタル酸にくっつける度胸が必要かもしれません。

リンの場合は可給態じゃないだけで実は土壌中にかなり多く存在しています。
日本は酸性土壌なので鉄やアルミニウムと結合して利用できないだけなのです。
これを利用できる作物は存在するのでリンに関しては比較的楽観視しています。
>47
里山さん

あぁ、水素までさかのぼればね。
納得しました。

でも、

>リンの場合は可給態じゃないだけで実は土壌中にかなり多く存在しています。

これを言うと、水素だってそうでしょ。
太陽発電して電気分解したっていいんだし。
大体石油エネルギーの恩恵を受けていないものを探すほうが難しい。

リンは2008年に暴騰してるでしょ。もう大分落ち着いたけど。
その時苦労したから覚えてるんです。
natureダイジェストの2010年4・5月号、読みました?
これに「枯渇する」と取り上げられているのはリン酸だけですしね。



・・・というか、トピずれまことに申し訳ない。
>>48

難溶性リン酸塩の場合はそれが利用出来る作物に切り替えれば問題ありません。
邪道ですが遺伝子組換え技術でいろんな作物にその機能を付加するという方法も考えられます。
利用にあたって余計な設備を必要とする水素とはこの点が異なります。

>大体石油エネルギーの恩恵を受けていないものを探すほうが難しい。
だからこそ石油が不足したときに環境収容力の低下は避けられないのです。

リンが高騰した原因は中国の地震だと言われてますね。
今のところは難溶性リン酸塩を利用できるマニアックな作物よりも利用できないが安定した価格で買い手がつくメジャーな作物を作ったほうが割に合うということでしょう。
今後は事情が変わってくるかもしれません。

>・・・というか、トピずれまことに申し訳ない。
トピずれなんていちいち気にしていてはまともに議論できません。
あまりずれるとケンカを売られることを示唆する痕跡が見えなくもないですが私は噛み付かれても無視しますよ。

生物学は生物学だけで議論できるものではないのです。

(基礎) 哲学→数学→物理学→化学→生物学→心理学→社会学 (応用)

基礎側の数学、物理、化学はもちろん応用側の心理学、社会学も含めた多面的で包括的な議論が必要なのです。
ピペドをやっているとそのような思考能力を削がれていくそうですが。
>49

いや、色んな視点が大事なのはそうだけどいくらなんでも避妊から肥料の飛躍は異常。
「ヒ」しか合ってないw

なんで自重しますが、リンについては元専門家なんで、最後に一言。

リンの高騰は地震だけが原因ではありません。

?ブッシュ元米大統領が推進していたバイオエタノール利用の推進に伴う食料増産によって肥料使用量が増大したこと
?リンの供給がほとんど中国一国に偏っていること
?リン資源の枯渇が不安視されていること
?中国がリン資源の囲い込みを行っていること
?北京オリンピックの影響で港から出荷をストップしたこと
?四川大地震の影響

???が大枠の問題で、それによって?の問題が起きています。
2008年に国内の供給不安が起きるほど高騰したのは?が原因です。

まあ、リンだろうが石油だろうが、天然資源枯渇に伴う環境収容力低下の問題があるのは確かですがね。
ただ、>43の、子殺しの淘汰圧云々については同意しかねます。
近年子殺しが増加しているというデータがあるのですか?

リンについて一家言あるもんで、深入りしてしまって申し訳ない。
文脈上そんなに大事な話ではないです。
話が逸れつつあるのでトピックの中心に戻ろうと思うのですが、
そもそも「遺伝子の繁殖戦略により全ての生命の姿形、機能が進化してきた」
というのがとんでもない大間違いじゃないかと私は考えるんですが・・・。


ヒトの遺伝子は確かに巧妙に出来ていますが、
別に戦略を立てる判断能力があるわけでなし、
利己的遺伝子がヒトの行動を含めて全て決めているなどというのは、
聖書の創造説もびっくりなID説になってしまうと思うのですよ。

利己的遺伝子というのは、
後から生物の進化35億年を見直してみるとこういう解釈ができる問い言う意味で、
遺伝子に刷り込まれた戦略が全てを決定しているなどという話じゃなかったはずです。


そもそも進化とは「多様化」であって「改善」じゃありません。
世代交代のたびに起こる遺伝子の変化が、
親とは別の特性を持つ子という「種内多様性」を生み、
そこに環境からの選択圧がかかって適者生存の原理で
「結果的に改善された個体が生き残る」
というだけの話です。
もちろん、選択圧が弱ければ、大して適者じゃなくても生き残ります。
サメとかゴキブリとかシーラカンスとか、
絶滅するほどの選択圧を受けなかった「生きた化石」って結構いますよね。


ということで、
結果論の解釈と実際に起きていることを混同してはいかんと思うのです。
 私の主張は、ともかく言い出しっぺたるCanary様の知識が不足で偏っていて、しかも理解が不十分であるために、いろんな議論があやしくくなっている、という点ですね。
 まず、人間の避妊は文化を土台にして、その上の理性的判断に基づき、技法的には文化的蓄積の上での科学的手法によっています。これに関して、遺伝子の関与は、脳の構造くらいしかありません。つまり、遺伝子レベルでの進化で語れるのは、脳の構造くらいであって、もちろんそれが文化を構築する基礎を作っている以上、無関係ではあり得ませんが、それと、そのような知的判断に基づかない繁殖戦略の論を比べるのがそもそも無理なのです。
 ですから、参加の皆さんがいろいろに面白い論を立てても、元のCanary 様が、実はその議論を理解していないのではないか、そういう懸念を抱いています。
ちなみに、あの発言では最後の部分への批判を書かなかったんですよ。あまりに個人批判になりそうだったので。でも、私自身に攻撃をいただいたことですから、書いてしまいますね。

「特にヒトにはMemeがあり、宗教があり、戦争があり、核爆弾まで創り上げて、地球上のあらゆる生物(遺伝子)の存続の危機にまで追い込んでいる。」
中二病的発言ですね。
「本末転倒としか思えない。」
この議論自身がですね。
>51 Sergeant Fさん

それは確かにその通りですが、それはトピックの中心というより前提知識かと。
そこから避妊行為がどう説明されるのかがトピックでは。

つーても主の仕切りがいまひとつだからまとまりがないですね。
もういいか、俺も・・・。

あと、結果として現れる繁殖方法の特徴を「戦略」と呼ぶのは理解しやすいので私は適切だと思います。
もちろん生物自身がそう意識してやっているわけではないことを認識しておくのは重要ですが。
>52 珪素鳥さん

私はむしろ個人的攻撃をされていないので安心して書いてしまいますが、珪素鳥さんの主張におおよそ賛成です。
せっかく色んな人が色々書き込んでるのにもったいないなーと思いながら読んでました。
トピ主も出没しなくなりましたし、もうこのへんでお開きですね。

まあ、終わってみれば>1で結論が出ているとはいえ、それなりには面白かったですよ。
それではまたどこかで。
>>50

子殺しではないですが、虐待件数は右肩上がりです。
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/06/h0629-4.html

虐待の延長が子殺しだと考えられますし、どちらも同じ種類の遺伝的欠陥に起因する問題でしょう。
これだけ増加しているのは単に隠れていたものが可視化されただけとも考えられますが、それにしても増えすぎてませんか?

子殺しに関しても前は週に一度という頻度ではなかったと思いますが。

リンに関しては複合要因だったんですね。
ありがとうございます。
>55里山さん

この種の統計は注意する必要があります。
摘発件数の増加が発生件数の増加を示すとは限りません。
摘発する範囲を広げたり取り締まりを強化すれば摘発件数は増加するからです。
有名なのが少年犯罪の増加です。

虐待の件数についてはこんな説もあります。

http://www.nurs.or.jp/~miyazaki/oodou.htm

子殺しが週に一度というソースは?
また、「前」というのはいつのことでしょうか?
以下のブログもご参考までに。

http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=173256
>>56

近年警察がそちら方面に勢力を伸ばし始めたというエビデンスはあるのでしょうか。
ネット犯罪に勢力を伸ばしてきたのはよく言われてますが。

おっしゃる通り増えるどころかむしろ減ってますね。
戦後にだいぶ淘汰されたと読み取れます。
しかし減少速度は鈍化していますし、2004年なんかは少し増えてます。
どうも検挙率の増加が淘汰圧を弱めた結果子殺しを免れた個体が繁殖し、今度はそれが加害者側になっていると推測しました。

週に一度というのは概数ですよ。
mixiニュース見てないのですか?
比較は10年かそれ以上前です。
>57

もうなんかなー。
適当なこと言う前に、もうちょっとよくご自身で調べられたほうがいいですよ。
淘汰についての理解も著しく不足してます。

http://www.mhlw.go.jp/houdou/0111/h1114-3.html

2のとこ読んでみてください。

あと、もっかい貼りますが、

http://www.nurs.or.jp/~miyazaki/oodou.htm

これ読まなかったでしょ?

せめてもちょっとまともなこと書いてくれないと、もうこれ以上は付き合いません。
そんなにムキにならなくても^^
2を見落としてたことは認めます。


しかし二つめのリンク先読みにくいですねぇ。
開いた瞬間読む気が失せましたよ。
適当な場所で改行せず行間も詰め詰め、しかもW3Cが非推奨としているfontタグを使いまくってる。
この時点で書いている人の知能レベルを予測してしまったのは早計でしょうかね。

ええ、相手にしてくれなくて結構ですよ。
私もこの論争からは撤退させていただきます。
せっかく色々と考えたので書き込んでみようかと思ったんですが下火ですかね。

やはり私も遺伝子が進化のすべてを司るというような主張は無理があると思います。
環境は選択圧に関わるだけでなく、形態形成などにも大きく関わるものです。

文化的な要因については色々言われていますが、ヒトは文化を扱うのと同じくらい文化に支配されている面があるように感じます。
そもそも進んでしているわけではないのですから不利な行動をしたとしても不思議はないというのが私の考えの一つです。

ただ、どういう経緯であれ知恵をつけたことにより遺伝子や身体の欲求に支配される部分が減っているのも確かですね。
特定の行動を取らせるための手段であったはずの快楽を、目的として得る手段を見つけてしまったためだと思います。
しかし身体が直接求めるのは快楽の方ですから遺伝子も身体も自己複製の点で不利をこ被ったことには気づかないでしょう。
自慰行為や避妊の上での性交渉による繁殖の阻害を理解しているのは意識だけなのでしょう。
大した選択圧の無い現代ではそもそも有利不利を論じても仕方ないようにも思います。
これも考えの一つです。


せっかくの面白そうな話だったんですが乗り遅れました。
残念。
そもそも遺伝子の変異に戦略はないと前提しなければ、
生物学のコミュとしてはまずいでしょ。
ダーウィニズムに囚われ過ぎるのは、
創造説を捨てられないのと同程度に困ります。
里山さんの

「しかし遺伝子が淘汰され尽くすと子殺しは嘘のようになくなると考えられます。
それは2030年あたりではないかと見積もっています」



「しかし減少速度は鈍化していますし、2004年なんかは少し増えてます。
どうも検挙率の増加が淘汰圧を弱めた結果子殺しを免れた個体が繁殖し、今度はそれが加害者側になっていると推測しました。 」

の根拠ってなんですか?

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