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井上道義コミュのショスタコーヴィチ交響曲チクルス(11月3日〜12月9日)

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■e+(イープラス) チケット情報│日露友好ショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏プロジェクト
http://eplus.jp/sys/web/s/shostakovich/index.html

■井上道義氏ロング・インタビュー@サンクトペテルブルク 《どうしてアルゲリッチとオノ・ヨーコが実行委員会に入っているか》
http://kajimotoeplus.eplus2.jp/article/62073623.html

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旧ソ連の作曲家、ショスタコーヴィチが残した全15の交響曲を、全8公演1ヶ月という短期集中で上演する前代未聞のビックプロジェクトが日比谷公会堂で開催されることが決定した。指揮は"ショスタコーヴィチの伝道師"の異名を持つ井上道義。ショスタコーヴィチ生誕の地、サンクトペテルブルクからサンクトペテルブルク交響楽団を迎え、日本からは広島交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、ソリストのアンナ・シャファジンスカヤ、セルゲイ・アレクサーシキらとともに、ショスタコーヴィチの素晴らしさ、魅力をたっぷりと披露する!

今回のプロジェクトを文字通り指揮する井上道義は、これまでショスタコーヴィチの作品を敬愛し、その複眼的な内容を意識した演奏で、国内外の聴衆に強い印象を残してきた。一昨年からは、ロシア国内のオーケストラとショスタコーヴィチの作品を指揮してきた。今回はその集大成でもあり、また昨年、ショスタコーヴィチの生誕100年の節目を迎え、再評価の気運が高まる中での開催、全曲集中演奏は、非常に注目度の高い公演になるに違いない。会場もショスタコーヴィチの交響曲のうち7曲が初演された日比谷公会堂。チケット料金も3000円と初演時を意識した設定がなされ、館内には当時の世相を現わす資料を展示する予定だという。ショスタコーヴィチの音楽が誕生した時代背景や社会など当時の雰囲気が蘇る日比谷音楽堂での開催は、まさにうってつけ。感動と陶酔を誘う、至福のひと時をもたらしてくれるにことだろう。

コメント(16)

井上氏のコメント

(1)アヴァンギャルドの時代 交響曲第1番〜第3番

【交響曲第1番ヘ短調作品10】
[ショスタコーヴィチの全ての爆発を確認する]
 19歳の、すでにそれまで4年間家族の経済を支えてきたしっかりした少年の模範的卒業作品。しかし、ここそこに彼の才能の爆発、以後の彼自身の心の支えになる独自の響き、形、性格が隠れている。彼は天才だが遅咲きのほう、ピアノを始めたのは9歳なのだ。あなたの息子も、今からでも遅くないかも。

【交響曲第2番 ロ短調 作品14 「十月革命に捧ぐ」】
[集団の中で住む場所を探す]
曲の後半サイレンが鳴るまでは、まるでフォービズム、ある時代のピカソのよう。午後の授業のベルを聞くまでに遊ぶ奔放な少年の心の中を見るようだ。人は、集団に入ればその中で自分の住む場所を見つけねばならない、どちらも人間の存在の表裏を形づくる世界だ。強制とか自由とかの問題ではない。

【交響曲第3番 変ホ長調 作品20 「メーデー」】
[ハプニングアートの時代を30年先取り]
 音の抽象画を狙ったと思える形式のはっきりしない作曲法、見方によってはオノ・ヨーコなどのハプニングアートの時代を30年先取りか。言語が音楽に突然社会的実用品として割り込み、「レーニン」と叫ぶ。聴くほうも演奏するほうもプライバシー侵害を感じるような違和感。今で言えばテレビコマーシャルの割り込みといえそうな終結部。


(2)批判との闘い 交響曲第4番〜第6番

【交響曲第4番 ハ短調 作品43】
[正真正銘大傑作!]
正真正銘大傑作。これを書いた後ショスタコーヴィチが粛清されても彼は永遠に名を残しただろう。しかし上手く生きてくれてよかった。
 ここに彼の全てがあり、誰もなしえなかった交響曲の巨大な20世紀のモニュメントだ。男の音世界はこれだ。誰だ! クラシックは、女子供のすることだと言ったり、私はクラシック音楽がわかりませんとか言う腰抜けは?

【交響曲第5番 ニ短調 作品47】
[抽象画家の描いた肖像画]
 私事ですが長年、振りたくなかった作品です。10代のころ日比谷公会堂でひどい演奏を聴いてしまったからか、或いはほとんどの指揮者が、終楽章で乱痴気騒ぎをするばかりだったからかもしれない。でもあるとき楽譜を真面目に見てから考えが変わった。誰にでも判りやすい形式で、繰り返しの多い古典的方法で、自分の音楽を型にはめてみたのだ。すでに売れている抽象画家なのに街角で町の人々の肖像画を書いたようなもの。そしたら黒山の人だかりになったのだった。

【交響曲第6番 ロ短調 作品54】
[ショスタコーヴィチの「田園交響曲」]
 「大袈裟」が嫌いな人はまずショスタコは6番から聴けば良い。ベートーベンの田園とは違うが、平和な曲だ。日比谷で聴いて公園散歩…ソヴィエト時代のロシアに生まれなくて良かったとか思って…ふふふ、幸福ですか?
(3)戦争の時代 交響曲第7番〜第9番

【交響曲第7番 ハ長調 作品60 「レニングラード」】
[オフザケと狂気は全く逆を向いている]
 私がショスタコに真に「はまった」のはこの第1楽章を「フザケタボレロ…」と思った20年前。一昨日の感じです。オフザケと狂気は全く逆を向いていることを知った。 父や母が戦争の話をしたがらないわけもわかり始めた頃だ。
 人間は弱く、知らないうちに少しずつ狂気=戦争というに蝕まれるのだろう。心せよ!!

 7番が初演された頃、レニングラードでは都市封鎖で毎日3000人が死に、飲む水も十分になかった。日比谷公会堂では大本営発表を信じていた人々が、クラシックコンサートに通い2日に1回は行われていた。アメリカ生まれの私の育ての父は英語に堪能であるというだけで日本ではスパイ扱い。耐えられずフィリピンに移住、母も(いわく、「あこがれの軍艦!」に守られ)船で彼の後を追った頃だ。数年後、日比谷公会堂は米軍による空襲での遺体置き場となる。

【交響曲第8番 ハ短調 作品65】
[本当の芸術は材料なぞ何でも良い]
 戦争交響曲とも言われる。本当の芸術は材料なぞ何でも良いのだ,材料そのものを表現したって芸術とはいえないのだから。その逆も真なりだがね。どんな戦いの中にも素晴らしい興奮と生きる現実の喜びが人に与えられているではないか。ふふふ。

【交響曲第9番 変ホ長調 作品70】
[人民の期待?を軽くうっちゃる喜び]
 楽しい、面白い、ユーモアがある、やさしい、でも崩れない品位があり、交響曲1番のようでもあり、まるでハイドンのシンフォニーのようで、演奏者も楽しめる。サッカーの好きなショスタコ、意外と恋愛も多かったショスタコの、確信犯的なおもちゃの兵隊のような凱旋フィナーレ、人民の期待?を軽くうっちゃる喜び=ショスタコの真骨頂。ははは。


(4)体制の中から 交響曲第10番〜第13番

【交響曲第10番 ホ短調 作品93】
[誰が自分を完全に説明できますか?]
 彼は作曲界の長嶋、イチロー、松井。人は彼を材料に色々書き、言う。しかし彼は彼の心と頭から出る音形を楽譜に書きとめようとしているだけで、彼自身にだってその出所がわからない事だってあるのだから。誰が自分を完全に説明できますか?

【交響曲第11番 ト短調 作品103 「1905年」】
[凍るようなロシアの長編小説]
 良い演奏ならばこの曲はまるで時間を越えて凍るようなロシアの長編小説、長編歴史映画を見るような音絵巻だ。交響曲の世界は素晴らしい。殺されることなく2つの革命(第12番とともに)を経験できるのだから…。平和の時代に生きる事への罪の感覚が芽生えさえするのが恐ろしい。

【交響曲第12番 ニ短調 作品112 「1917年」】
[何が起こっても何も変わらない「世界」]
 この曲の中に音楽の流れをせき止める音が数回出てくるが、何の関係もない音形なのでロシア語の堪能な一柳さんに聞いてみた。数日して「スターリン」と読めると聞いた。なるほど! 彼が出てくればすべては止まる。息の根が止められる。
最終楽章は革命の後の「何も変わらない黄昏のような朝焼け」さ。それは我々も知っている。政権が変わっても首相が代わっても何も変わらない「世界」を。でも誰にでも希望は与えられている。この曲が15曲の中で一番出来が悪いという人が多いらしい。本当か?まあ聴いてください。

【交響曲第13番 変ロ短調 作品113 「バビ・ヤール」】
[イソップ的世界からの鉄槌]
 名曲! ロシア語の詩は字幕で出します。飛んで跳ねるイソップの世界に身を隠し、ユダヤ人差別を、身近なこととして偽善的な庶民へも突きつける内容。日本にも差別はあるがそれをここまで赤裸々に音楽化しようとした勇気ある作曲家はいない。彼はそれをあのソヴィエトの中でやった真の命知らず!暴走族や町の落ガキ達に聞かせたい。


(5)終の境地 交響曲第14番、第15番

【交響曲第14番 ト短調 作品135】
[死とは生きること]
 宗教、神による癒しも拒否し、安心も捨てて、死と対峙するとは自信に満ちたショスタコも行き着くところまで極まっている。死とは生きること。死がなければ生はないのだから。ローレライの魔女は自分に魅入られて死んだ。人は何によって生かされ何によって死ぬか? それを見つければその人の一生は完全だ。人にとって当の自分の人生以外に価値あるものは何だろうか? 答えは? 愛とか言うのですか?

【交響曲第15番 イ長調 作品141】
[名曲は、いかようにも変貌するもの]
 この曲は指揮者によってどのようにも変貌する。名曲とはそんなもの。怖い。愛する?新日フィルと心中。
全集はCD発売されないんですか。
マエストロが、全曲演奏して、それ発売しないでどうするんですか。他の日本人の誰が全曲演奏するんですか。

CD発売待っています。
本当です。
せっかくの演奏をもっと 沢山の人に、会場に足を運べない人のために、お裾分けしてください。
是非、CDを!
「出すけれど、多分2年後」とのことです。
ありがとうございます。そういう期限の切り方だと、2年では無さそうですね。2年後に記念年でもあれば別ですが…。先は長いな。
チクルスは残念ながら行けなかったけど、その数年前にサントリーホールで演奏された交響曲第8番は、驚異的な名演奏でした。
日本のオーケストラから、信じられないような音を出すことに成功していました。
全曲演奏のライブ録音、発売するのは多分2年後。

いつから数えて2年後なのでしょうか。

交響曲全集、バルシャイ盤を買いアシュケナージ盤を買いましたので、あとは井上盤が手に入れば、何も要りません。
何か情報が欲しくてネット検索していたら、交響曲第4番の実演(東京フィル)の際に、酷いフライング拍手があったようですね。
ネット上では『犯人』と呼ばれていました。

CDでは修正可能だろうか。
一年経ちましたね…。これCD発売に向けて動いているんだろうか。
一年半経ちました。

まだ待っています。僕はしつこいですから。
何か情報ありましたらください。
まだ出ませんね、交響曲全集。あれから二年。
ゲルギエフの方が先に揃えそう。
長い時間が経ちました。
もはやこの話題に興味を持つ人も居ない感じ。
商品化のレベルに無い録音(演奏?)であるならば、待つ意味も無いか。
マエストロは大阪フィルとの4番をエクストンからリリースしましたが、この秋には7番を演奏予定ですね。
おそらくこれもエクストンが録音して出すでしょう。
うーん、大阪フィルとエクストンで全集?ライブレコーディングのみとなると、興行的に難しい曲たちはどうするか…。
ついに、あの日比谷公会堂での全曲演奏会がボックスになるのですね。今月、オクタヴィアから発売されるそうです。よく見ると、一部の曲は今年収録のようですが、この際そんなことはもういい。日本人指揮者初、ミッキーのショスタコ全集、ついに登場。あれから9年も経ったのか…俺も年を取るはずだ。

それでも、待っていて良かった。今こそ聴きたい。ミッキーは伊福部の協奏曲集も出してくれる。ショスタコと伊福部。今の俺には1番の薬となるだろう。
ミッキーのショスタコ全集、もう完売だという。

限定盤という表現はしていなかったはずだが、何か事故でもあったのだろうか?

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