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ミラクルプロジェクトコミュの自主製作映画の構想を書き込むコーナー

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タイトルのとおり、映画の構想を書きましょう。
前のひとが書いた構想にさらに思い付いたネタを付け加えてく感じでかまいません。ではスタート!

コメント(12)

■タイトル:DUTCH WIFE
■あらすじ:ある日、社会人一年生のブライアンのもとに巨大な人が入れるのではないかというほどの宅急便が届いた。
箱を開けてみると人形..いやダッチワイフが入っていた。
「おれはこんなもの注文した覚えないぞ」と思ったがとりあえずほっておいた
ブライアンは箱の中の人形の顔が昔どこかで見た顔だったが、なかなか思い出せないでいた。
今日も一日、てきとうに仕事をこなし、ブライアンは定時で帰宅した。
するとどうだろう。だれかが台所で料理をしていた。
「だれだ!」ブライアンは叫んだ。するとその誰かが顔を出した。
なんと宅急便で届いた人形であった。
■本編:今から15年前、ブライアンが10歳の時に一人の少女が転校してきた。席は空いていた窓際のブライアンの隣の席になった。
あるテストの日に転校生のキャサリンは消しゴムを忘れた。心優しいブライアンは自分の消しゴムを半分に引きちぎり、無言でキャサリンの机の上にポンとおいた。この頃からキャサリンはブライアンの事が気になりだしてきた。
15年の歳月を経て、今再びブライアンの前に現れたキャサリン。その意図は一体??
「フフおひさしぶり。ブライアン。あいかわらずね。」キャサリンは言った。
「ていうかおまえ、なんでダッチワイフなんかになったんだよ?」
「あたしもよくわからないわ。たしか五年前のクリスマスに。ううっ、頭が痛い」とキャサリン。
「わかった。無理に思い出さなくていい。いっしょに暮らそう」ブライアンはそっとキャサリンの肩を抱いた。
ガチャ…

玄関の扉が開いた。

婚約者のナンシーが帰ってきた。

「ただいま…ブ、ブライアン…What?…その人形は?」

「ナンシー紹介するよ!!小学校の時…」

「ブライアン、来月もう結婚式よ!そんな人形捨てて…」

「ち、違うんだナンシー…」

「いやああああああぁぁぁぁぁぁ!!」

ナンシーは家を飛び出して行った。
「なんなのあの女」とキャサリン。
「なんなのじゃないだろ、今更現れておまえこそどういうつもりだ?」とブライアンは反論した。
「あたしもよくわからないわ。なんでこの部屋に宅配されたかも」キャサリンは興奮したようすだ。「でもね」キャサリンは付け加えた。「これも運命だと思うの」
ブライアンは少し黙ったあとつぶやいた。「海を見に行かないか?」
ふたりはオープンカーを飛ばし港へ向かった。
それから数ヵ月後、ブライアンがいつもの様にキャサリンの肩を抱いていると…

いつもより柔らかい。

なんと小さな穴が空いていて、このままだとあと半年もつかもたないかの状態だった。

ブライアンはキャサリンに体を治す事を進めたが、キャサリンの体は超高級ゴム素材で出来ていてなかなか手に入らない。

また、原油高騰のあおりを受け、治すのはほぼ無理らしい。
そんなこんなで、ブライアンは会社の帰り、紀伊國屋へ寄った。「こんな気分のときは気分転換だ。本でも読もう」って思ったらしい。ふと気になるタイトルの本を見つけた。『風水で開運できる本』だって。中国の太極図って言うのか、そんな感じの絵が表紙になってるその本手に取って、立ち読みした。『○○の方角に観葉植物を置くと人間関係で悩まされる』とか『××の方角に鏡を置くと金運が悪くなる』とか書いてあり、ブライアンは「ああ確かにその方角に植物を置いていたなあ、風水ってすげーんだなあ、今回もキャサリンとかの件でえらい目に遭ってるしな〜」と迷わずその風水本を購入、帰宅した。本を最初から読むと『掃除は風水の基本!』などと書いてあり、「よっしゃ、いっちょ気合い入れて掃除するぞ!」と部屋の掃除を始めた。押し入れの掃除をしていると埃だらけの百科事典のような本が出てきた。「こんな本いつ買ったんだろう」ブライアンは思い出そうにも思い出せない。取り合えず本を開いてみると、メモ書きがパラっと落ちた。ブライアンはそれを拾いあげてみた。数字がびっしりと書かていた。
「暗号?」ブライアンは首をかしげた。
その数字が何を意味するのか?暗号だとしたら、例えばAは1、Bは2に置き換え
ると文章になるとかか?一行目をまず解読してみよう。

41 43 42 10,1 11 63 52 43 11 44 55 74 75

dadcdbjaaafcebdcaaddeegdg5

...全く意味不明、わからない。ふとテレビを見ると、CMに日本の忍者が出て
いた。「そういやニューヨークからトーキョーに転勤が決まったときは日本
には普通に忍者がいると思ってたんだよなあ。・・・まさか?」
と思い、暗号文の一行目に日本語の50音を当てはめてみた。『ア』が11、
『イ』が12って要領で。

41 43 42 10,1 11 63 52 43 11 44 55 74 75
ダツチワイフにツイテノメモ

「ダッチワイフについてのメモ、だ!」ブライアンは、そのまま解読を続けた。
解読を続けたところ、次のようなことが記してあった。

『長年の研究の結果、私はある結論に達した。人類の本当の姿は《有機ダッチ
ワイフ》または《有機ダッチハズバンド》である。
それらは見た目は通常われわれが目にするダッチワイフの類と変わらない、だ
がダッチワイフ、ダッチハズバンドの交配により自分自身のコピーを生成する
ことができるのだ。
紀元前1万年ごろ火星人数名が宇宙探索中、水星のアダルトショップで有機ダ
ッチワイフ、ダッチハズバンドをそれぞれ1体ずつ購入した。
しかし、旅行も終わりに近づき、火星にダッチワイフたちをつれて帰るのは
いかがなものか?という話になり、地球に捨てて行ったという。
捨てる際にはダッチワイフ、ダッチハズバンドであったときの記憶を抹消、
自分が地球人であるという嘘の記憶を埋め込まれた。
この話は、火星人にとっては都合の悪い事実であるため、私は命を狙われる
かも知れない。
ブライアン、もしこのメモを目にしたら筑波大学宇宙研究センターの木更津
教授を訪ねなさい。きっと力になってくれるだろう。
                       トーマス

「トーマス、って叔父さんの名前だ。数年前病死したと聞かされていたんだが」
翌日ブライアンはメモを持って筑波大へ向かった。
「失礼します」ブライアンは教授の研究室を訪ねた。
「ブライアン君か。そろそろ来るころだとは思っていたよ」
教授と思われる初老の男は顕微鏡をのぞきながら言った。
「叔父のメモの件なんですが、何かご存知でしょうか?」
「まあ、そう焦らずに、麦茶とウーロン茶があるがどっちがよいかな?」
教授は振り向いて言った。
「じゃ、ウーロン茶で」
喉が渇いていたブライアンは一気にウーロン茶を飲み干してしまった。
ブライアンは一瞬頭痛がして、心臓の辺りに痛みを感じ、視界が真っ暗に
なった。
だが、それも一瞬で、再び視界が復活した。
ブライアンは自分の目を疑った。先ほどまでいた、初老の男はただの
人形、というかダッチワイフの男版、ダッチハズバンドになっていたのだ。
「ブライアン君。おどろいただろう?われわれ人間というのは目で見たもの
が全てだと思ってしまうようだが、君には私がどのように見えるかね?」
「人形・・に見えます」ブライアンには何がどうなったのかわからなくなって
しまった。
「そうか、それじゃ窓の外を見てみるといい」促がされるまま、ブライアンは
窓の外をみた。
「アッー」
窓の外に歩いてるのは皆、一様にダッチワイフである。
まさか、と思い、近くの鏡を見ると自分自身がダッチハズバンドになっていた
のだった。
「さっきのウーロン茶に幻覚剤でも入れたんですか?」ブライアンは興奮気味
に教授をにらみつけた。
「ただの解除プログラムだよ。むしろ今まで君が見ていたものが幻覚なのだ。
これがわれわれの本当の姿だ。われわれの先祖は火星人によってわれわれが
あたかも『ヒト』という生物であるということを脳にインプットされていた
のだよ」
「そういえば、先日昔の恋人と再開したときダッチワイフに見えたのですが」
「それは君の脳内の幻覚プログラムの一部が損傷したことによるものだろう。
まれにそういったことが起こるものだ」
「そうですか、しかしこの先どうすればいいのですか?人間の本当の姿がダッチ
ワイフだなんてわかってしまって・・・」
「別にどうする必要も無いさ。君は真実をひとつ多く知った、ただそれだけの
こと。あとは楽しくすごせりゃいい」
ブライアンは、釈然としないまま研究所を出て並木道を歩きつくばエクスプレス
に乗った。
乗客がみんなダッチワイフだ。先ほどはショックを受けたブライアンだったが、
今度はその光景を見て、笑いをこらえるに必死だった。
それを周りのダッチワイフに悟られないように顔を窓側に向けた。

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