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緑の森博物館コミュの謎は全て解けた。

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ええ、上の写真、何だと思いますかぁ? この花だけで同定できたとしたら、うっふふふ、あなた、相当の野草マニアか相当いい加減な人か、どっちかですぅ。

実はこれ、前に載せたウズラカメムシと同様柳橋界隈で発見したものなんですぅ。丈はせいぜい3センチくらい。花の直径は2ミリにも満たないくらいで、見た通り白い四弁花。茎と葉の表裏には粗く長軟毛があり、葉の基部は茎を抱いています。さらに写真には写っていませんがこれには根生葉が有り、これは長めの柄のあるへら形をしています。
爪草のなかに一つだけ生えていました。あたりに似たものは見当たりませんでした。

どうです? こんなの見たことありますかぁ? 実は私、いくら探しても該当するものに行き着けませんでした。
ええ、こんな時私たちは「現場百回」と言うことを言います。言うまでも無く現場に何回も足を運ぶと言うことですぅ。
それで私、今泉君抜きでもう一度いってみました。そしたら何と、一目で解決してしまったじゃありませんかぁ。

そうなんですぅ。 じつはこれ、ナズナだったんですよ、へっへっへ。
ですが! ただのナズナのちっこいのだと思ったら大間違い。そう! お気づきの通り、特殊な環境下で変わった生育をしたものだったんですよぅ。
だって皆さん、皆さんお馴染みのナズナってこんなに毛深いですかぁ? 確かに、よく見れば毛は有ります。しかしこんなじゃありませんよ。それにですねぇ、ナズナの根生葉はへら形じゃなくギザギザてすぅ。

それじゃあ、まだ生えかけの幼いナズナではないか、ですって?
だってもう花が咲いているんですよぅ。ならもう立派な大人でしょう。
これがこの植物の成熟した姿と言うことなんじゃありませんかぁ? 私はそう思ってました。 いや、実はそれが盲点だったんですぅ。実に良く仕込まれたワナでした。 だから正解に行き着けなかったんですぅ。
ですけど、やはり現場百回です。それで謎が解けましたぁ。

二度目に見たときには、あの、皆さんよくご存知の、三角の短角果が一つ、できていたんですぅ。つまりこれ、幼い姿をしたままの、れっきとした大人だったわけですぅ。 これで私確信しました。そう、ナズナのウーパールーパーだってね。

いやあ、植物にもあるんですねぇ。成長し始めの姿のままで成熟してしまうものが。3センチあるかなしのナズナですよぅ。珍しいじゃありませんかぁ。
今度は西園寺君を連れて行ってみたいと思います。

                     風呂入ったら忍者風呂でした。

コメント(4)

古畑任三郎の雰囲気伝わってきましたが、「風呂入ったら忍者風呂でした。」の意味は・・・西園寺君にでも聞かなければ分からないのでしょうね?

以前聞いた話ですが、成長途中で上部を刈り取られてしまった者が、その後成長するとこんな状態になると聞いた事があります。
こんな謎解き、如何でしょうか?


その推理に参加します。
ちょっと生態学的に。
その事件は、きっと。
成長途中で人間によるものか何かで
頂芽が切られ、頂芽にもつオーキンシンという
成長ホルモンによって腋芽の成長が抑えられて
いたのものが、根による成長ホルモンである
サイトカイニンによって腋芽が伸びて、植物体
を支えるように十分展葉したため、
花成ホルモンのフロリゲンが葉から急速に放出
されたために開花してしまった……。

なふさん
ホルモンのバランスが成長をコントロールしているんですね。
全て謎が解けた!・・・ホルモンの名はすぐ忘れてしまいそうですが。

昆虫におけるホルモンは覚えていました。
幼若ホルモンとエクダイソン!
この2種のバランスが脱皮、蛹化、羽化をコントロールしているんです。
難しい話になってきましたが、資源昆虫学のノートを引っ張り出して確認しているところです。
西園寺君、予習、復習は「現場百回」と同意語ですね!!!

回答有り難うございました。
むしさん、なふさん、有り難うございました。
つまりは人工的に創られた(できてしまった)幼体成熟と言うわけですね。
私もホルモン名は忘れてしまいそうですが、現象については良くわかりました。

ところで、「風呂入ったら忍者風呂」は単純に「ふるはたにんざぶろう」です。

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