備後の歴史を歩くコミュの『芸藩通志』

『芸藩通志』　全3巻セット
復刻『芸藩通志』刊行会　昭和38年　　　　　　　　94,500円
復刻『芸藩通志』刊行会　昭和38年（個人印あり）48,000円

『芸藩通志』　全5巻セット
芸藩通志刊行会　　昭和42年　　　　　　 105,000円
広島図書館　　　　　昭和48年　　　　　　　85,000円
国書刊行会　　　　　昭和50年　　　　　　　88,000円
国書刊行会　　　　　昭和56年　　　　　　 147,000円
国書刊行会　　　　　昭和56年　　　　　　　90,000円
国書刊行会　　　　　昭和58年　　　　　　 136,500円

『芸藩通志』は文政8年(1825)に頼杏坪らによって上梓された全159巻の安芸広島藩の地誌で、一部備後の浅野藩領も含まれる。明治40年(1907)に広島図書館より刊行され、以降これを元に復刻版が発刊された。それは全3巻であったり全5巻であったりする。上記したものはどれも古本市場だがどれも高い。値段なりの価値があるのだろう。広島県内の社寺を巡る私にとって格好の史料となるこの『芸藩通志』は手元に置いておきたいが、やはりこの値段はそれを許さない。

気が向いたときに古本サイトを検索していたが、先日3巻物で31,500円という破格のセットが出た。それは、函なし・書き込み・汚れ・傷みありというボロ本であるが、この値段は魅力的だ。

思い切って購入した3巻セットが本日届いた。
5巻セットはB５サイズだが、3巻セットはA5サイズ。芸藩通志は村図などが多く記載されており、それはやはりサイズが大きい方が鮮明だろう。A５サイズはお世辞にも鮮明とは言い難い。お金があれば５巻セットがお奨めであるが・・・。