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備後の歴史を歩くコミュの西提寺 尾道市向東町

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補陀山 西提寺 曹洞宗
尾道市向東町(向島) 倉吉定光寺末
備後西国三十三観音札所第4番札所
『芸藩通志』には「同村(向島東村)にあり、補陀山と号す、寺記に云、此本尊観音像は、天暦五年(951)の作なりしが、盗に奪ひ去られし故、治安二年(1022)、仏師定願、更に一像を作りて安置す、其後故ありて、伊予国川上より、元の本尊を還し来る、故に今は二尊を安すといふ、是等実事と見て、年序を推せば、当寺の開基、いと古しと見ゆれど、詳ならず、又田植観音ともよび、霊異の説をいひ伝ふ」とある。『西備名区』はもう少し詳しく記述してある。盗まれた観音像を購入した伊予の家では、その観音像が夜々鳴動して色々の妖怪があり一家離散となった。像は元の寺に帰りたいのが原因だといい、主人は元の場所を探し始めると妖怪は止んだ。伊予にあると聞いた住職は無事に持ち帰り新物を上に、古仏を下に安置するとその夜より日夜堂内鳴動す。古仏を元の位坐に安置したら奇異は止んだ」とある。その本尊観音像は国の重要文化財に指定され、毎年年一回10月10日の9:00〜15:00にのみ公開されている。盗まれたために「治安二年(1022)、仏師定願、更に一像を作りて安置す」とした観音像も現存しており、附木造観音菩薩立像1躯として二体合わせて国重文指定された。是非見てみたい仏像である。

地図
http://link.maps.goo.ne.jp/map.php?MAP=E133.12.49.268N34.23.51.576&ZM=9

コメント(3)

補陀山 西提寺

本堂や山門などコンクリート造である。本堂の二手先の出組は溶接の跡が見られので、部材は鉄骨であろう。境内には六地蔵や四国八十八ヶ寺第十番札所切幡寺の大師堂、また荒神社などが建てられている。
『尾道の文化財』
発行日1988年3月13日
編集/発行 尾道市教育委員会

48ページ(古)・49ページ(新)にこの観音菩薩像が記載されていたので、ここに引用させていただきました。

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