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喜怒哀楽を楽しむ会コミュの孤独

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孤独を感じる物語という設定。

登場人物:若者(男)、友人A(男)友人B(女)

背景設定:若者が一人暮らし。

ルール:特になし、思ったままで。リレー形式。

コメント(8)

飼ってた猫が逃げた。
捜す気は無い。

今日はAが来るから一応掃除しないといけないし、
最近何か全てがどうでもよくなってるから。
昼に来る筈だけど一向に来ない、
来る筈の人間が来ないと、何をしてても落ち着かないからイライラしてくる。

今日は学校が無いから部屋でいつも通り鬱々とするんだろうなと思ってたけどAが来る。
だからといって別に楽しい訳でも無いけど。

Aは学科・地元が同じで、学校入った時から知ってる。

と思い出してると

「おーい」

窓の外から声がする。
Aだ、その隣にはBもいる。

BはAと同じく学校の友人。
とりわけかわいいわけでもないが、
明るく、その警戒心の無さから男からの人気は高い。

こんな三人がいつものメンバーだ。
仲はよさそうに見える、いや実際良いのであろう。

ただ、AとBは先日、体を重ねたらしく、
Aは本気になり、Bは後悔をしている。

つまり僕は二人から板ばさみで相談を受け、
実際は蚊帳の外らしい。
矛盾してるけど仕方ない。
この関係が崩れないように、
バランスをとっているだけ。

ただそれには意味がないことを知っている。
猫の名前はピーターといった。
可愛い猫だった。

もう戻ってこないだろう、
理由も無く思う。

死んでなきゃきっとどこかで親切な小説家にでもかわいがられてんだろう。

後部座席でそう思いながら見るでも無く外の景色を見る。

前ではどこに行く、とか何を食べるかを二人が話している。

他の奴の行く先や飯の心配をするのはもうやめた。

勝手にすればいい。

そっぽを向いていると車が停まった。
「なぁ、聞いてるか?」
「ごめん、なんだった?」
「明日は休みだし、今から京都に行かないかって話」
「え?マジで?」
面倒くさいのが正直な所。
「ご飯も向こうで食べれば良いじゃん!」
Cも乗り気らしい。
「まぁ・・・いっか!」
苦し紛れの明るさでその場を乗り切ってしまった。
あいつは飯食ったかな。
とろい奴だから鼠とか捕まえられないだろうな…

京都って小学校の修学旅行以来か?
五年か六年生の時に行って木刀と変な小刀買ったな。
なんで帰ってから使いようがないもんとか買うんだろう子供って。

願い事が叶う三本の滝が流れる名所みたいなのもあったな。
恋愛の願い事した女の子が冷やかされてて関係ないのにムカついたのを思い出した。

あの子の名前はなんていったっけ?

地元の奴でまだ繋がってるのはAだけだな。
Bは…いつからともなく二人についてきていた。

最初何て話したっけ?

「ガソリンいれてくわ」

Aが誰に言うでもなく言ってスタンドに入った。

バイト君のでかい声が閉めた窓からでも聞こえる。

「やべー金足りんわ。後で返すからお前出して」

…いつも言うけど返ってくる率が低いんだけど。
セコい事を考えていると

「私万札くずしたいから出すよ、後ろにカバンあるからとって」

鞄を渡す間にAがトイレを借りに外へ出た。
バイト君に金を払うと、Bと二人きりの車内が息苦しい。
「…ごめんね。勝手な事に付き合わせて」

…腹が立つのは
「付き合わせる」って他人行儀な言葉の方だが

「いいよ。暇だから」
面倒なので流した。

「Aがね、最近元気ないって心配してるよ」

「は?あいつが元気が無いって事?」

「違うでしょ!君の事に決まってるでしょ」

わかって言ってるんですよ。


どうして俺はいらついてる?

「私達にはなんでも言ってね」

うるせえ

黙っているとAが戻ってきた。

「金払った?行くか」
再び走りだした。
高速道路は幾分か混雑の兆しを見せる。
「ねぇ、ちょっとトイレ行きたい」
「マジかよ〜、先に済ましとけよ」
「ごめんね〜」
Aはぶつぶつ言いながら、車線を変更し、
サービスエリアに向かう。
あと2キロと書いた看板が見える。
会話は途切れ途切れでも、止まることは無かった。
Bが用を済ます間、残った二人はたわいも無いみやげ物を鑑賞した。
「あれからどうなんだよ、Bとは・・・」
これしか聞きようがない会話、興味はある。
「あれっきり、家にも入れてくれない。
フツーに遊ぶだけかな」
「まぁ、避けられるよりは良いんじゃない?」
「ビミョー」
進展なしみたいだな。
大事なものは、無い。

死んだんじゃなくて、最初から無い。

だから辛いと思うこともない。

他人が傷付いても痛みは感じない。

自分の身体じゃないから。

他人の傷を見てうわってなるのは自分と重ねてるから。

誰かのダメージを想って泣くのは、そーゆー事らしい。

その人が辛いのが辛いからじゃなく。

他人の為に人間は泣けないらしい。

だから悲しみというものは幻想だ。

だからこの感情は幻想だ。


誰と居ても受け入れられはしない。

それは何故?俺が受け入れないから?

最終ラインは越えられない。

自分の壁も取り払わない。

壁の中の庭はぬかるんで歩けないから。

僕しか歩けない、歩き方を知らない奴が入ったら溺れてしまう。

沈んでいることに気付きもしない透明な泥沼。宇宙の果て。

だからこの壁は壊さない。


あいつらを見てると不思議な気持ちになる、
どうして他人と繋がっていられる?

僕が持ってる、いつでも解ける様にしてある紐みたいなのじゃなく、

沈む時は一緒に沈むしか無い様な繋がり。

あいつら自身は気付いてないけど(くっついたとしても別れたとしても)
なんだかんだいって仲(?)良いんだよな?

俺とは違う。

頭の中の考えでも「僕」と「俺」が混在する。

どちらもしっくりきた事が無い。

仕事して、飯食って、眠る。

それ以外に何をする?その意味は?楽しいから?その理由は?理由が無くても良い?


理由も無く寂しくなる?

孤独が恐ろしいのは何故だ?

いつものように纏まらない考えを捏ねくり回してたら出発するみたいだ、

フィルターまで焦げた煙草を灰皿に投げ入れて外に出た。
あからさまな態度は、空気を濁した。
出来たよ俺のカテゴリー。
四方八方塞いで、塞がれて。
進めば下がり、下がっては落ちる。
こんなイメージで出来上がった、
「The World」
こんな能力で、俺は、僕と対話して、
殻に閉じこもるんだ。
そりゃそうだ、認められたくないもの。
いや、否定されないための、去勢だ。
誰もが自分を肯定したい、
そんな気がする。
だって怖いもん、逃げ道なくなるもん。
僕はぬるいのが好きなのに、追い炊きするわけでもないから
周りが冷たくなっていくけど、
徐々にだから、自分も冷えていくになかなか気付かない。
それで、たまに暖かいものに包まれると、
嫌というほど痛感するんだ。
それの繰り返しなんだ。
それで、感覚を失っていくんだろうな。
これからも・・・。

名前に形どられた人と言う肉の塊を乗せ、
車は慣性を前らしい方向に向け、
惰性にも似た加速を与えられていく。

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