ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

喜怒哀楽を楽しむ会コミュの手始めの物語

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
軽く手慣らしで、

設定:「とある山にハイキングに出かけた人が、
迷った挙句に、変な民家に辿りついた・・・」

登場人物:ハイキングの人、民家の人

リレーで行きますか。
一書き込みで一人分の台詞と状況

あとは適当で。

コメント(18)

まず行きます。

---------------------------------------------
ハイキングの人:「おぃおぃ、どこだよココ」

帰り道のはずが無いけものみちの向こうに、
ぼんやり灯りが見える。

もうどれだけ歩いたんだろう、
早く帰りたいが、どうしてだか、
帰れない。
地図通りに進んだはずなんだが、
一向に帰れる気配が無い。

そんな時だった、へとへとになって
たどり着いた、庵風の家に灯りが灯っているではないか。
私は藁にもすがる思いで、
「ごめんクダサーイ、道に迷って困ってるんです、助けてクダサーイ」

------------------------------------------------------
こんな感じで(長かったかな?)
続きをだれか書き込んで行って下さいな。
すると民家から
人の良さそうなお婆さんが現れてこう言った、
「あらあら道に迷われたのですね、
この辺りは夜になると何もねーで
うちの灯りに惹かれて集まってくる虫が、

おっと失礼

お客様がたくさんおわすでよー
うちに泊まりなさるか?安くしとくよ…」
┠゙┠゙┠゙┠゙┠゙┠゙┠゙┠゙┠゙┠゙┠゙┠゙┠゙┠゙┠゙┠゙
そう言うと老婆は
音も無くまた民家に戻って行った…

どうしよう…?
暗くなってきたし、
今日はここに泊まるしかないか…
安くしてもらえるみたいだしな。
「いらっしゃいませぇっへっ」
なかばあきらめ気分でこの
「宿」らしきものに足を踏み入れることにした。
オーナーらしきこのお婆さんに、
今晩泊まりたい事を伝えた。
「今晩は格別においしいお肉が手にはいってねぇ・・・、
お腹も空いているでしょう、ご飯になさるかね?」

確かに腹へったなぁ〜、
こりゃ案外ラッキーだったのかもと思い、
道に迷ったことは後で考えるとして、
とりあえずご飯を頂くことにした。
テーブルにつくと
旅館にありがちな鹿の頭が、
僕の席の正面の壁から突き出ていた。
「この鹿はわたすが一人で捕ったんですよぉ〜ぇっへっ」

そう言いながら老婆が料理を運んで来た。

むっとする臭気に

思わず眉をひそめる。
「鹿はこの時期1番うみゃーでよ〜たんと食べなかんわ」

そう言って僕の前に置かれた丼の中には
巨大な肉塊だけが無造作に転がっていた。

それを見て思わず口を押さえる。
これを食えって言うのか…
でも出されたものは残さず食べろと言うのが
我が家の家訓である。
とりあえず、しょうゆと生姜をあるったけ
かけてみて・・・

・・・んっ?上手い!

やはり新鮮な肉は違うんだなぁ、

「お客さん、この囲炉裏で焼いて食うんだがねっえっへ。
あんた馬鹿だろうっうぇっへ、鹿だけに。」

・・・早く言ってくれ。
なんか言葉尻も気に触ってきた。

気分は優れないが、お腹も満たされた所で、
明日の帰り道を老婆に尋ねることにした。
「こっからだとバスもねぇーがら、
歩いて山頂まで行ってから降りるしかねえが、
今夜から雪が降るそうだで1〜2週間は動けんくなるっえっへうっうぇっへ〜」

…仕事もあるのにそんなに居られるか!

「どぉ〜しても帰りたいんならはぁー、じい様のスノーモービルがぁあるがらそれで降りれるよっえっへうっうぇっへ」

スノーモービルは返さなくていいらしい、
よくわからないが今夜は眠ろう、疲れた…

寝部屋に行く時、ふと振り返ると
鹿の目は僕を見つめて何かを訴えかけている様だった…
意外と広い寝室だな。
ごろんと横になって、うとうとしかけた頃、

ガラガラっ!

「珈琲はいらんかねぇうえっへうぇ」

寝てる相手に珈琲?

「コーラもあるでよ」

コーラ?

「なんじゃ寝れんのか、んじゃぁこの家に伝わる世にも
恐ろしい話をしてやろうかのぅうげっへぇ」

寝てました。だが、そんな事も気にせず、

「昔の話じゃ、この家におじいさんとおばあさんがすんでおったそうな・・・、おじいさんは鹿を狩るのが得意でのぅ、
おばあさんは鹿の肉が大好きじゃった・・・。
ある日のことじゃ、おじいさんが得意のスノーモービルで鹿狩りにでかけたんじゃが、急に山の機嫌が悪くなってのう、
おじいさんは遭難してしもうたんじゃ・・・」

んっ?スノーモービル?

「そのままおじいさんは行方不明になってしもうてなぁ・・・
ところがじゃ、不思議なことに、スノーモービルはひとりで帰ってきたんじゃ、鹿を乗せて。
それからというもの、そのスノーモービルは、ふらっといなくなっては、鹿を乗せて帰ってくるようになったそう
じゃ・・・、たぶんおばあさんに鹿を食べさせようと、おじいさんの幽霊がついたんじゃろうなぁ、スノーモービルに・・・。」

あれか?明日乗る予定の。
話を聞きながら
珈琲を啜る、

部屋の外は
夕飯の時に振り出した雪でだんだん白くなってゆく。

と、突然老婆の声が止んだ。

老婆が俯いている。

雪の降り積もる音が

やけに大きく聞こえる。
「…ぇがぁ…」
「え?」
「お前がぁーー来たからぁーあのスノーモービルも…」

え?

うっ!この珈琲 味が…

こ、これはっ!

うぅっ…




「あぁ〜

コーヒーと間違えて

めんつゆ入れとったぁ〜」

…ババア。

「お前さんが来たからはぁー、
あの壊れかけのスノーモービルも最後に役に立つからぁー
よかったぞなもしるっえっへうっうぇっへ〜」

意味ありげに言うなよ。
しかも壊れかけなの?
「多分動くけどぉはー、
古いもんだから調子見といた方がよろしゅおす。」

…俺が見るのかよ。

「裏庭の納屋にへえっとるでよー」

朝は早く出たい。
面倒だが今のうちに点検しておくか。
振ることを止めようとしない雪、
あたり一面に厚化粧を施す。
あの婆さんの言っていた事は嘘じゃないらしい。

しかたなく納屋に向かう。

きしむ扉を開け、入り口の辺りまで積もってきた雪を軽くまたぎ中へ入る。

納屋は暗く灯りを探した。
んっ?レバーがある、これか?

パンパラパンパン パンパラパラパラパラ・・・

エレクトリカルパレードが流れ、
きらびやかなイルミネーションの中
ネズミやらダチョウやらが喋りだした・・・、
夢のような世界・・・、
もしかしてここは?

「ブッブ〜、納屋じゃてっひぇらっ」

婆さんの声と同時にまた暗転する。
なにかおかしい・・・。

とにかく灯りだ、
何よりも今は帰りたい。

ボタンがある?これか?
ズゴゴゴ…

ボタンを押すと納屋全体が揺れ出した。

   ク
  ガ 
    ン

突然足元が大きくぐらついた

┠゙┠゙┠゙┠゙┠゙┠゙┠゙┠゙┠゙┠゙┠゙┠゙┠゙┠゙┠゙┠゙

あれあれあれあれ


な、納屋が動いてる!

横の窓から景色が猛スピードで変わって行くのが見える、見えるけど…

は、速すぎる!!いや、速くなきゃいい訳でも無いけど。

やばい、混乱して何をすべきかわからん!

止める?止まる?

逃げる?



スノーモービル!

どっかにあるはず!

辺りを見回すと
ビニールシートが掛かったそれらしき大きさのものが!

シートをめくった!
「ぶぶーっ!ワシじゃてっへりゃ」

ぶっ飛ばそう・・・、うん、ブっ飛ばそう!

だが時間が無い、この速さでは納屋がもたない。
このばばぁの悪ふざけな事は分かったが、
命まで危うい状況らしい。

・・・こんな時21世紀ロボットがポケットから・・・

「ポケペペンッ!どこでもトビラぁ〜」

ばばぁ、ふざけるのもいい加減にしろよ!
思わず口にしようとしたその次の瞬間、
ババアはそのトビラの向こうに消えた。
慌てて後を追うとそこは・・・元の旅館の裏だった。
納屋が揺れているように見える、いや確かに揺れている・・・

また騙された。

スノーモービルはいったいどこだ?
こうなったら意地だ。
と決意したその時、納屋の影から
鹿が顔を覗かせているではないか。
近寄ってみると、

・・・

乗ってます、前足ハンドルに掛けて、
シートにまたがってる後ろ足プルプルさせて。
これは本当だったんだ。

だが、見つけた・・・。
どうしよう、点検…
の前に鹿をどかさなくては

えーと

えい

押したらよろめいて鹿は降りた、
そして走って逃げた。

モービルから降りたら呪いは解けるのか?


見たところスノーモービルは何とか動きそうだ。
ごたごたしてたらもう夜中だが、雪の為に視界は意外と開けてる。
もうこれ以上わけのわからん事はごめんだ、このまま帰ろう。

エンジンはすんなりかかった、
低い音を立てて走りだす。

庭を抜け、来た道を辿る。確かまっすぐ行けば大きな道が…

あった。
ほっとして…道に入った。
スノーモービルって公道走っていいのか?

まあ咎められてもいいや、人に会えるならなんでもいい、とにかくこの異常な出来事から抜け出したい。

細かい雪で道は白い。街灯は疎らだが山の中に比べたら…

しばらく走ると見覚えのあるファミレスを見つけた。

手がかじかんでる、
今何時だ?
やっと帰れそうだ…

裏にスノーモービルを停めて店に入った。
「いらっしゃいませ」

店内は暖房のおかげで、ほっとする暖かさを保っていた。

「ご注文はいかがなさいましょうか?」

「ホットで」

「かしこまりました」

ふぅ・・・、これで一息つける。
窓を覗いて辺りを見渡す。
この不思議な夜に似合わない程の美しさだ。
煙草に火をつけた。

「お待たせいたしましたっへれっへ」



今しがた鹿の肉が置かれたテーブル、
飛び出しそうな心臓を押さえつけ顔を上げると、

「ごゆっくりしてけば良かったのにねぇぇぇぇぇ」

うぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!

あまりの恐怖に店を飛び出し、スノーモービルに飛び乗る。

何か音がする・・・、
宿の方を向いてみると・・・

「雪崩だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

すかさずエンジンをかけ、猛スピードで山を下る。

ちらり後ろを振り返ると、
なんとあの婆さんが雪崩をサーフボードで乗りこなしている
「のってるて〜〜〜〜〜〜〜へっへへてら」

木々を避け、ひたすら逃げる。
もうだめだ・・・
気がつくと天井を見つめていた。

病院特有の匂いがする、個室にいるようだ。
体が軋んで起き上がれない。横も向けないから状況が判然としない。
横の窓から光が入っているから昼なのか?
…天井を見つめていると
ドアを開く音がした。
「気がつかれましたかー?」

看護士さん?
…喋ろうとしても声が出ない、なんとか首だけ動かしてドアの方を向くと

首だけ鹿のナースがいた。

うっ…!

動けない、凍り付いていると

「何かあったら呼んでくださいねー」

…え?
鹿ナースは去っていった。

…頭でも打ったのかな…





気がついた時には真っ暗だった。
眠ってしまっていたらしい。
どれくらい眠っていたのか?
部屋は暗い、廊下から入る非常灯で入口付近が緑色に染まっている。

歯を食いしばって起き上がった。

痛みはあるが何とか動けるようだ。

ふらつきながら廊下に出ると、冷えた空気が体を包む。
病院の手術着?の様なものに着替えさせられている、
服は…病室か?

そう思った時、廊下の曲がった先から足音がした。

パカランッ パカランッ パカランッ

ひっ

昨日からの経験から嫌でも何が来るか解る、
ファミレスで調理されたんじゃないのか!
でもあの鹿には害意を感じなかった、だとすると…

非常灯に照らされたシルエットが壁に映る。
大型の生き物の上に跨がって
脇に板の様なものを抱えた小柄な人らしき影。

必死に叫び声を堪えた。隠れる場所は…

部屋は追い詰められる、直感から脇にあったトイレに駆け込んだ。
和式、洋式、ジャマイカ式?
トイレの札にそう書いてある。
微かに聞こえる太鼓の音。
迷わす洋式へ、
「ボンジョールノ!」
バタン。
駄目だフランス人だ。
和式を選ぶ、
「元○チョップ!」
バタン。
恥だ。
満を持してジャマイカに・・・
ガチャッ・・・
「当たりじゃてぇえへりゃ!」
あぁっ!
当たった!
やったぞ!
パレードだぁ!
血沸き肉躍る、酒池肉林の祭り。


世界は僕の物だ!!

ガチャ。
ここは駄目だ、
もうあきらめよう。
好きにしてくれ・・・

意識が薄れていく・・・

ログインすると、残り3件のコメントが見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

喜怒哀楽を楽しむ会 更新情報

喜怒哀楽を楽しむ会のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング