小髙米屋コミュの小髙米屋通信第５５号

小髙米屋通信第５５号

お米を美味しく保存

小髙米屋通信第７号でも保存法を紹介しましたが、さらに詳しく紹介します。
ちょっとした管理の違いで大きな差が出てしまいます。
今一度、ご家庭でのお米の保存について見直してみましょう。

【少量購入で、すぐに食べ切る】
お米は精米してから食べるまでの時間が短ければ短いほど美味しく食べられます。
このことは季節を通して言える事。
そのため、お米を購入するとき、精米年月日を必ず確認、または米屋に確認しましょう。
手前味噌ですが、できれば店頭精米の米屋で購入されることをお奨めします。
ちなみに、お米の賞味期限は季節によって変わります。
秋の新米の季節から翌年の春先までは約２ヶ月。
４～７月は１ヶ月。
最も高温多湿の８月は２週間が目安。
ただし、これはあくまでも賞味期限です。
大切なのは「購入したら、すぐに食べ切る」ことです。

【家庭管理が大切】
御家庭でのお米の保管場所を見直してみましょう。
理想的なのは一年中、薄暗くて涼しい場所。
しかも比較的、湿度が高い場所を選んでください。
と言うのも、お米の味はお米自体に含まれる水分によって大きく左右されるからです。
政府で管理している“備蓄米”は玄米で保管されています。
この管理倉庫の温度は１５℃以下で湿度は７０～８０％に設定されていて、玄米は収穫時の状態に近いまま保存されています。
御家庭で仕方なく長期保存する場合は水分が蒸発しないように密閉して冷蔵庫に入れると良いでしょう。
一つの方法としては、チャック付きのビニール袋（厚手のもの）へお米を入れて、余分な空気を抜き（ストローを使うとうまくできます）チャックを閉めます。
また、飲みきった、ペットボトルなども利用できます。
ペットボトルなら冷蔵庫管理も若干、便利です。
また、お米を容器に入れる場合は、使う容器をまめに手入れしましょう。
購入したお米をそのまま継ぎ足さず、容器内に付着したヌカなどを拭き取りましょう。