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Essay [Cocktail Short Story]コミュのミモザ

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顔すらも朧気にしか思い出せない彼女の、
その声だけが今でも心に残っている。。。

「最後にミモザをください。」


シャンパン60ml/オレンジジュース60ml
正式名称はシャンパン・ア・ロアジェ(オレンジジュース入りジュース)。
かつてはフランスの上流階級で愛飲されていたそうだ。

その色合いがミモザの花の色に似ていることから、
いつの間にかこの名が定着したと言う。

春になると淡いオレンジ色の小さな花を咲かせる、
ミモザの花言葉は「秘めた恋」「プラトニックな恋」。

あれはいつ、
どんな店で、
どんな会話をしたのか。。。

全てが曖昧な中、思い出されるのは、彼女の声、
白い小さな手・・・断片的な記憶だけが、まるでジグソーパズル
のピースの様に、はっきりと浮かんでは消えていく。

すれ違い様に、短く言葉を交わし、
そして離れていった二人の恋。

男にとっては、
抱きしめた想い出よりも、
抱きしめられなかった後悔のほうが、
恋を美しく色付けるようだ。。。

そんな物思いに耽っていると、
薄暗いカウンターの奥から、
誰かがそっと囁いた。。。

「胸を焦がす様な恋は、
 きっといつでも片思い。」

「人生で最も輝かしい恋は、
 きっとプラトニックな恋。」



2008年 新春 晴れた日の午後に

コメント(4)

待ってましたハート

ハートフルなエッセイですね。

殺那的な恋。目と目が合った一瞬でも、誰かの特別な記憶に残るそんなヒトに憧れます。
さややさん>
書き込み有難うございます。
ミモザの花言葉同様に、このカクテルには、秘めた情熱を感じます。
初めてコメント致します。
毎年3月8日の「ミモザの日」には、横浜へカクテルをいただきに行きます。
イタリアでは男性から女性へ感謝の意味を込めて、ミモザの花を贈るのが
習慣となっていますよね。
結さん>
コミュにご参加有難うございます。
ミモザの花の可憐で鮮やかな印象は、女性への贈り物にとても
合っていると思います。
カクテル「ミモザ」もとても女性に相応しいカクテルの様に思
います。

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