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Essay [Cocktail Short Story]コミュのXYZ

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XYZ

ホワイトラム 30 ml/コアントロー 15 ml /
レモンジュース 15 ml

名前の由来は諸説あるが、一番有名なのは
アルファベットの最後の3文字を使っている
ことから、「最後のカクテル」もしくは
「最高のカクテル」と言うもの。

これ以上は無い、至高のカクテル。
バーテンダーの想いが込められているのだろうか。

締めの一杯に使う人も多い。
アルコール度数は高いが、飲みやすく、適度な甘味に
清涼感があり、夏の夜にもよく似合う。

某ホテルのバーは、新宿の夜景が一望できる。
バックバーがガラス張りで、目の前には現代の異形の
城「東京都庁」。
その周りには、星を散りばめた様な美しい夜景。

都会の夜景は何故か物悲しい。
あの輝きの下には、輝きの数だけ、誰かの人生がある。
喜びと悲しみ、愛、怒り、嫉妬、別れ…。
現実は決して、甘美なものではない。
そんな人間の醜さを、文明の星の輝きは、全て包み
込んでしまうようだ。

「美人薄命」という言葉がある。
美しさには儚さが付き纏うが、
都会の夜景も、脆く、危うさを伴う輝きだ。

誰もが現実に疲れた時、羽を休めにバーにやって来る。
私もその一人だ。
あのバーの扉を開けると、私はいつも思う。
「世界の果て」に来たのだと。。。

この世の終わり。。。
世界の果て。。。
最後の夜に。。。
最後の酒。。。

「XYZ」

コメント(2)

なる さん>
コメント有難うございます。
バーの作り出す空間は、本当に心を癒して
くれますね。

私も自然の星空の美しさが一番だと思います。
晴れた日の空の下、星空の下、
自然の美しさが一番お酒を美味しくしますね。

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