ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

太礼道神楽伎流コミュの明日香 美麗し(あすかうるわし)<第5章>

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
『籠の鳥はどこにに飛び発ったか・・?』


ここ明日香の地は、日本と言う国の形を整え、

天皇自らが統治するために宮廷集権の政治を試み、

その絶対王政の初舞台となった地である。

その王政を実行したのは大海人皇子(おおあまのみこ)、

天武天皇である。


大海人皇子は「壬申の乱」の勝利後、飛鳥の都に戻り、

翌年、飛鳥浄御原宮で天皇に即位した。

「壬申の乱」の勝利の要因は尾張氏と蘇我氏が深く関わる。

では、皇子と尾張氏・蘇我氏とは如何なる因縁にあったのか?

時は日本の夜明けを前にした激動期であった。


時の人々が、様々な権力闘争に巻き込まれながらも、

「美(うま)し大和心(やまとごころ)」を失わず、

後世の人々にそれを伝え続けることができたのは、

ここが日の本の「言霊の幸う地」にあって、

魂の言の葉(ことのは)を綾に織りなしながら、

美麗(うるわ)しく言祝(ことほ)ぐと言う、

歌い人(うたいびと)らがいたからである。


「飛ぶ鳥の 明日香の里を 置きて去(い)なば

君が辺りは 見えず かもあらむ」


この地は永遠の時の中に深く静かに息づく、

言の葉の歌い人の「万葉の里」である。


その御伽部(おとぎべ)らが厩戸(うまやど)の謎と、

「我は蘇る」と言う姓を持つ入鹿の正体を明かし、

大海人皇子と天香具山の秘密を解き明かす。

この明日香にも、伊奈利(イナリ)秘教は入っていた。


「香久山の 飛び発つ鳥は 伊去奈子(いさなご)に

 白妙(しろたえ)銜(くわ)へつ 阿須可に帰りて


天香具山から飛び立った白鳥は与謝の磯砂山に止まり、

白い衣を嘴に銜えて再び明日香に帰って来た・・。


かつて天香久山から始まった月の神の神事は、

伊去奈子山の天真名井(御池)神事へと続き継がれ、

剣山一宇の神楽岩での天岩戸神事をとどめとした。

それは、羽衣(自由)を人々の魂に返すための羽衣神事、

日月の神・豊宇気比売(トヨウケヒメ)に捧げた、

「霊(ヒ)の元の蘇り」の神楽神事であった。


また、龍王・久那斗乃神(クナトノカミ)の御魂を招き、

「眠れる龍蛇の目覚め」を促すための天鈴神事は、

丹後の新井崎神社(徐福神社)に始まり、大江山の鬼嶽稲荷、

出雲の黄泉(夜見)、信州上田の天宝璃宮、近江の伊吹山、

岐阜の位山、気仙沼の龍舞崎、静岡の桜ヶ池、東京の神田明神、

そして、卯月(春)に行う富士の某洞穴と某湖へと続く。


古の人々が、宇宙の螺旋流動力を龍に譬えたそのエネルギーは、

この地上に光の柱(筒状)を形成し、次元ホールを形成する。

それは、この地上に紫微天球を迎えるためのものである。

紫微天球とは、新たな次元が内包された胞衣(えな)のこと。

言うなれば、新たな星が中に入った卵のようなものだ・・。


さてさて、伊勢の海中には龍宮があると言われている。

その龍宮は二見ヶ浦の沖、置玉神社に仕掛けがある。

伊勢と大和を結ぶ「丹」の道は「摩尼(マニ)」の道。

その赤い道は、飛鳥から吉野に、そして高野へと続く。

その道を辿ってなされるメシア(聖体)への帰一。


蘇我馬子から入鹿へ、秦河勝から厩戸(うまやど)へ、

大海(凡海)宿禰蒭蒲(おおしすくねあらかま)から

大海人皇子(おおしあまのみこ)へと引き継がれたる、

天の道に基く神人政治の理想がこの地にはあった。

その完成のために蘇我氏と秦氏は双頭の龍と化し、

厩戸と言う名の聖体を大王として立てたのだ・・。


その理想から数千年を経て皇都は東の地に移され、

人々に仏を鑑みる心、神を畏れる心が消えた現代、

その心は、彼ら賢き者の理想から遠く離れ、

彼らが張り巡らした天地和合の結界は崩れ始めた。

そのことで「元糺すの龍動(螺旋流動力)」は放たれ、

日本の龍体は大きくうねり始めたのである。


古来より歌い継がれた「カゴメの歌」の秘密。

飛鳥京を築き上げた賢者の知恵が納められている。

明日香はなぜ・・飛鳥(アスカ)とも記されるのか?

丹後籠宮(籠神社)裏の香語山にある真名井神社、

そして伊勢伊雑宮。稲穂を銜えた鶴に隠された暗号。

籠(香語)の中の鳥とは一体何を指しているのか?

そしてその鳥は果して、未来に飛び発てるか?


「籠の鳥 飛翔したらば 明日香 美麗し・・。」


富士神事に向けてイナリコードは明日香で羽ばたく・・。


                    東伯

コメント(4)

kavさん


コメントありがとうございます。

大海人皇子の教育係は大海氏と言われており、尾張氏の系統になります。

わくわくするでしょう?お楽しみに・・。


東伯

楽阿弥先生の日記の方で第1章から4章がアップになりました。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1821918333&owner_id=6736017

太礼道コミュの方でも1トピックとして立てたいと思っています。
写真も入れてみたいので、その整理に少しお時間ください〜

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

太礼道神楽伎流 更新情報

太礼道神楽伎流のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング