◇ビジネス英語クラブ◇コミュの重要英語文法講義１）＞テーマ『英語：時間の意識』

重要英語文法講義１）＞テーマ『英語：時間の意識』

　
前回、『英語でジョーク』を扱いました。第2弾の前に、
英語の＜時間の感覚と意味合い＞をご紹介します。
日常会話やジョークを言う基本になります。

※ 英語では「今は今」「昔は昔」とキッチリ区別し話をします。
※総じて、学校・塾等で教える内容は精密さに欠いています。

“I was a policeman.” を学校では【私は警官でした】と訳します。
間違いではありませんがモノ足りません。

⇒“I was a policeman.” には、次の２つの意味があります：

①　昔（その時）、警官だった。　

②　今は、（必ずしも）警官でない。

※警官だった時期は、この会話や話しの前後に必ず出てきます。
★動詞が過去形の際、上の２つの意味合いを意識して英語を理解しましょう。
★動詞の過去形自体に、「その時・昔」という意味合いがあります。

例１）This is SRP building. I work in this building.
「ここがSRPビルて。ここで仕事しよったい！」との意味です。

例２）This is SRP building. I worked in this building.
「ここがSRPビルて。昔はね、ここで仕事しよったったい！」となります。

★即ち、この過去形には、
＜発言者は、今は他の仕事をしている＞とか、
＜今は、他の場所で仕事をしている＞事が意味合いに含まれます。

★英語の小説、記事等（試験問題）を読むとします。
出だしが、例えば、"I was there."の１文から、
始まったとします。

学校流では、【私はそこに居た】だけの意味ですが、
これではモノ足りません。

※【私は、以前、（その時、あの時）そこに居た】との
意味になります。

英語は、必ず、
時間（つまり、過去・現在・未来/動作の振興の有無）を
「厳密」に特定しますので、

上の出だしの１文 ( I was there.)の後から、
必ず、（そこに居た）時がいつの事なのか？が表現されます。
「５年前」かも知れませんし、
「何かの知らせを聞いた時」かも知れませんが、
必ず、詳しい時間が、後に出ます。これは、英語の決まりの様なモノです。

時間の特定を念頭に置いて、
英語を読むと英語での物語や話し等がよく判ります。保証します。

※上の例文：
“This is SRP building. I worked in this building.では、
発言者は、今は他の仕事、又は、
他の場所で仕事をしているとの含みがあります。

もし会話の場合、相手がこの様に言えば.
この含みを読んで、
So, when did you change your job ?　とか
So, where do you work now ? 等と
会話を発展させる事が出来ます。
以上は、何故か学校・塾等では教えない、
しかし、英語の最重要な基本です。
Any questions are welcome!! Until next time!!