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◇ビジネス英語クラブ◇コミュの※貿易ビジネス英語講義:【日々徹底して「コレポン」を!】の紹介と実例

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※貿易ビジネス英語講義:【日々徹底して「コレポン」を!】の紹介と実例


※講義その3







日々徹底して「コレポン」を!



貿易取引の成否を決めるモノ⇒それは皆さんの毎日の「コレポン(相手との通信業務)」です。




前回の続き)FOBでの輸入の場合、輸入者にとり輸出国現地での船/保険の手配が自国からは難しい為、

輸出者にこの手配を依頼する必要があります。




これはインコタームズのFOB 条件の例外事項なので、「売買契約書」にこの旨を記載するか

或いは、「事前の合意」が必要。輸入手続きが始まる前に輸出側に依頼を出して船や保険の手配を依頼します:




Could you kindly arrange the necessary booking and marine insurance there on behalf of us?:こ

とこう書きます。[on behalf of us]は「当社の代行で」の意。FOB輸入ではこの旨の通信が必要。




[there]は「現地で」の意。




FOB輸出の場合:If you are OK, we are going to arrange the necessary booking and marine insurance here for your convenience.

と伝えます。「貴社が良ければ、貴社の便宜を図ってこちらで船腹予約や海上保険の手配をしておきます」。

上記は輸出入の手続き上のコレポンです。







 皆様はコレポンをどうお考えでしょうか?




海外企業とのコレポンが綿密であるほど良い貿易取引が展開できます。




色々な条件や段階がある貿易取引です−引合い、提示から、L/C手配、船積み、

出航/出荷、受け取り、支払い、クレーム、取引の定着、商材の営業展開の状況に至るまで、

あらゆる段階でお互いに報告や意見を交わし、

意思の疎通を図る事が貿易取引を成功に導きます。

些細な事でも良いですから相手側と密にコレポンをする事が望ましいです。




現在は電子メールの普及もあり、コレポンも出来やすくなりましたね。

ぜひコレポンを頻繁に実施する様にしましょう!







 ある日本企業の実例:米国製電気製品の輸入代理店をしています。

最新の優れた技術を駆使した製品です。




同社は米国メーカーに対して、貨物の受け取りから支払いの手配、

更には製品の販売状況を始め営業展開の書面報告などを実施してきませんでした。




つまり、商業に必要な仕入れ側との意思疎通に欠けていました。

「この会社はわが社の製品に積極的でない」と米国企業が思ってしまい、

別の日本企業に接触し、当該製品の並行輸入を認めました。これは電気製品のため、

日本での販売に際しては日本の法律や規格に適合する諸手続きを踏む必要があります。

が並行輸入品にはこうした適合が欠けている面があり、正規輸入品の信頼性までが懸念される結果となって、

当該の企業は現在とても苦慮しております。これは、コレポン欠如が招いた事態と言えます。

もし同社が日々色々な事項を先方に伝えて意思疎通を図れば、回避できた問題です。




※西洋の人は、英会話の場合、日本人の「沈黙」をとても嫌がります。

この事がコレポンのあり方・貿易取引の成否にも反映していると思います。




責任執筆者:

末次通訳事務所・末次賢治拝

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