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◇ビジネス英語クラブ◇コミュの○ビジネス英語技術を紹介する<英語二刀流>通信 001-09=その1

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<英語・二刀一流>通信 001-09=その1
         
再発行:2009/04/06 (創刊号・Sep.26th 2004
発行者:末次通訳事務所


皆様、こんにちは!! 

末次通訳事務所・末次賢治です。先週の再発行化準備号に続き、
今週から本通信の再開を始めます(お昼休みなどの休憩時間にご覧下さい:

尚、以下は、5年前の文の再発行化分です:

★<変化する言葉 & 色々な訛り>――「テクる」???

皆さん、「テクる」とか「ズグる」という言葉を聞いた事がありますか? 

ある日、高校生との授業中に、
この子が「先生、最近、私、英語がテクってきたでしょ?」と
訊いてきました。「テクる」?? 初めて聞いた言葉でした。
その後、他高校の生徒に「テクる」を知っているかどうか確認したら、
皆知っているとの事でした。

他の地域の高校生はどうか判りませんが、飯塚市の高校生は、「テクる」という言葉を使う様です。「テクる」とは、<テクニックを使う>という意味との事でした。

上のセリフを英語で言えば、
My English has improved recently, hasn’t it? ですね。

又、「ズグる」とは、<友人を仲間外れにする>との意味でした。
最近は、高校生と話をしても何か明確に判らない言葉をよく聞きますが、
言葉は地域、属性、時代で変化する事をよく実感します。

特に日本語は、外国語をすぐにカタカナ語にして使う様になりますので、
言葉へのアンテナを広げておく必要を感じます。

例)proactive(プロアクティブ)・interaction (インタラクション)という
英語も、カタカナ語として日本語になりましたね。

04年7月にフランス人技師の通訳を3日間務めました。
既に私のサイトにも書いておりますが、
フランス語の訛りが大変強く、英単語が、
通常の英語発音と異なっている場合が多々あり、慣れるまで苦心しました。

例)gas⇒ガーゼ、sensor ⇒センソル、have⇒アブ、here⇒イア等と発音に
   独自のものがありました。

かつて、中国人学術者の英語講演のテープ起しをした際にも
中国語訛りの英語に苦労しました。

翻って、通/翻訳者としては、色々な国や地域の英語に馴れ、理解する必要性を強く感じています。また、日本語に於いても上記にある様な高校生が
普段使う言葉から政治家が口にする言葉まで、常に言葉に対しては
それを収集し、意味も知っておく必要があるかと思っております。
ですので、アジア各国の英語に馴れる為に、時間を作り、
各国を旅したいとは思っております。

<日本語と英語の差異>

★日本語と英語とでは、<考え・気持ちなど言い方が違う>という事に気付いた時が、
 私が通翻訳に興味を抱いた最初でした。
★大学生の時にこの事に気付いて良かったと思います。

私は、
京都市北区の佛教大学英文科に学びましたが、私が英語の勉強・練習をしたのは、
英米文学の講義ではなく、専ら、
他大学の先生が非常勤講師をされておられる英作文、音声学などの授業の場と 
【大学近くの「金閣寺」】でした。

金閣寺は、日本の中でも、最も有名、かつ、国際的な観光地で、
毎日、外国人観光客がいますので、よく金閣寺に行っては色々なインタビューを
外国人観光客にしました。専ら、英語表現関連の質問ばかりを色々な方にしました。

例えば、 “look at something” と “take a look at something” ですが、
どちらも意味合いは同じですが、当時の私は、この両者では、
後者の方が丁寧な表現ではないかと思っておりました。

日本人の感覚では、言葉数を多くする方が丁寧に成る、という印象がある為です。
が、実際には、誰に聞いても、両者にはニュアンスで顕著な差異はないとの事でした。

この事がキッカケで、どうも、日本語と英語は、物事の表現の仕方(filter)が違う、
と言う事を感じてきました。

大学生の時に、Plain English という名称の講義を大阪で受講しました。

その時の課題で、
<状況:横断歩道で、子供が信号を確認せずに、
     道を渡ろうとし親が子供に注意をします。>

「信号が青になるまで道を渡ってはいけません」というセリフを
英語にする課題がでました。


これを文字通りに英語にしますと、
You mustn’t cross the street until the traffic light turns green.

ですが、その時、私が習ったのは、

“Wait for the green light.” でした。

<なるほど!>と思いました。


大学2年くらいまでの私の考えは、日本語をそのまま英語にしたら、
それが語法上、発音上も間違いの無いものであれば、
どこの国の人にも通じると思っていましたが、
そうではない事が、色々な経験を通じて判る様になりました。

日本語には日本語思考を基盤としたモノの言い方があり、
英語には英語でのものの言い方がある事が判りました。

つまり、この相違を無視して、<日本語をそのまま英語にしても、英語としては
通じない>事が判りました。

これは、個々の表現云々の話だけではなくて、
日本語⇔英語の通翻訳の根本戦略に関するものです。

同時に、英語でのモノの言い方は、
<論理的思考>に負うものが大きい事も良く判りました。
私が通翻訳者を志した起点が此処にあります。
翻って、現在、日本語⇒英語の通翻訳の際、日本語の通りに
英語にしているプロの通翻訳者が未だに多い事を知り、驚きを禁じ得ません。

<蚊取り線香と網形状>

○私見ですが、意見を述べる際の日本語の思考は、
 蚊取り線香の様な形状になっています。

★(注釈:図は、省略します)【蚊取り線香】を想像して下さい。


★ 日本語では、

a)) 最初は中心=<話題・結論>からほど遠い所から話が始まって、
b)) 時間が経つほど、中心に来ます。蚊取り線香の様に。

★ 一方英語では、以下の様になります:
(結論) −↓−−−−−−−−−−−−−
(理由1) −↓−−−−−−−−−−−−−
(理由2)−↓−−−−−−−−−−−−−
(理由3)−↓−−−−−−−−−−−−−  :<★箇条書き的になります>


★英語では:

a) 最初に結論<又は、前提=directing idea>がきます。

つまり、意見全体の方向性を明示する情報を先に出します。

それは結論であったり、前提、定義であったりします。
そして、その結論を支える根拠や定義が幾つかの視点から、直線的に述べられます。
その複数の直線を、ある主張点や哲学・理念が貫いております。

★ですので、日本語⇒英語に上手く変換する場合は、
1)蚊取り線香の中心部分を切り取って、これを直線(単一情報)にし、先に述べます。
2)そして、中心に至る線を情報毎に切り取って英語にします。
3)★ 英語⇒日本語に上手く変換する場合は、直線を上手くほぐして曲線にします。

強いて言えば、円を描く様に訳していきます。具体的例は次号から掲載しますが。

◎ 例)Slowly their happy songs changed the captain’s mind.

学校や塾では、この様な文の場合は、そのまま、訳しております。
「彼らの楽しい歌声が大佐の心を変えていきました」ですね。

ところが、 この例文、抽象的な内容(の語句)が主語になる文では、コツがあります。

抽象的な内容の語句が主語になる場合は、
その主部のみを、<1つの文として>日本語に変換します。

Their happy songs は、「彼らの楽しい歌が」という意味ではありますが、
意味が直線過ぎていますので、日本語らしくない言い方に聞こえます。

これを単独の文として、意味を取りますと、
「子供達が楽しそうに歌を歌うので」となり、
それで、「大佐も気持ちが段々と変わってきました」となります。

この様なスタイルには、次の様な形もありますね:

Five minutes' walk will bring you to Tokyo Station.
「5分も歩けば、東京駅に着きますよ」となりますね

他の例では、
Their good efforts and good sales will surely support the future
of our company.

「社員が良くやってくれていますので、
 そうした事がきっと我が社の今後を支えてくれると思います。」となります。

このコツは慣れると瞬時に使える様になります。

上記の文例で、
もし、誰かが「彼らの良い努力とよい販売が」と訳しているならばその御仁は
言葉の捉え方が違う//英語はわかっていない、力が足りないと断定できます。
            
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