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アメリカでOT!コミュの様々な文化・人種を持つアメリカの患者さんたち

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ご存知の通り、アメリカはいろんな国々からの移民からなっている国ですから、様々な文化、人種、民族の人たちが住んでいます。

OTとして患者さんたちと関わる際、そして、その方にとって価値あるセラピーをするためには、その人のバックグランド、価値観、などを知ることはとっても大切です。

今では、多くの病院や施設で、スタッフを対象に「Cultural Competency(多様文化の対応能力)」を身につけるための講義やWorkshopが行われています。とっても良いことだと思います。

また、私たちセラピストは、患者さんの文化価値観やライフスタイルを理解するだけでなく、自分たち自身の価値観、考え方も同時に理解していく必要があります。

私は現在、ホームケア(在宅ケア)の仕事をしているのですが、やはり患者さんのおうちにお邪魔するので、特にその方の日常習慣が文化価値観と深くつながっているのを目の前にします。そこがホームケアのとても興味深く、おもしろいところだと私は思っています。

今日、私の仕事場でCultural Diversityに関する2時間講義がありました。

もともとは講義の形だったのですが、そうでなく、参加者がそれぞれ意見を交換するパネル・ディスカッションの形にしようということで、リーダーが一人

部屋にいたのはスタッフ約30名ほど。

その中だけでも、Russian Jewish, Hispanic, West Indian, Irish American, Algarian-Muslim, Chinese, Black American,Hispanic, Amishとかなり多彩なメンバーでした。やはりニューヨークです。

それぞれが自分のEthnici groupの文化、宗教、男女の役割、教育、家族などの価値観について他の皆に説明しました。もちろん、私も日本人について話しました。

特にHealthcare関係になると、人種によりよく見られる病気なども変わってきます。食事やライフスタイル、価値観と病気も深く関わってきます。

参考になると思うので、気に止まったものを挙げてみます。全てその人種の方たち本人からの言葉です。私の見解ではありませんので。また、文化・人種が同じだからといって必ずしも生活習慣が同じとは限りません。個人個人の考え方、価値観でも全然変わります。

★中国人:体が悪くなると、まず中国の漢方を飲む、中国の医者さんに行くなどする。その後で、現地の医者(西洋医学の医者)のところにいく。こちらの医者からの処方箋を飲むと同時に、漢方も使い続ける場合が多い。
(医者やナースは、患者さんが何の薬を飲んでいるか知る必要があるのですが、漢方の内容を全て理解することは困難です)。

★ユダヤ人:厳しく宗教の掟にしたがっている人は、豚肉を食べない、エビやロブスター、貝類は食べない。Kosherと呼ばれる特別な処理をされたものしか食べない。金曜の夕方から土曜の夕方にかけてShabbathと呼ばれ、その日は電化製品を扱ったり労働、勉強はしてはいけない。電話も取ってはいけないことになっている。
(うちのホームケアスタッフは、土曜日にユダヤの人の家に行くことはできますが、電話はできないようになっています。また、通常は訪問した際に私たちのコンピューターにサインをしてもらうのですが、それがしてもらえません)。

★イスラム教の人:ラマダンと呼ばれる断食の期間があります。しかし、糖尿など特別な病気、妊婦、母乳中のお母さんは断食をしなくても良い。

★アイリッシュ・アメリカン:アルコールはお祝いだけでなく生活に欠かせないもの。アル中の問題を持つ人も多くいる。

★西インディアン(トリニダッドなど):男性は基本的に医療を信用しない。(つまり、お医者さんに診てもらう段階では、病気・症状がかなり悪化していることが多い)。

参加者がみんな率直に考えをシェアしてくれてとても興味深いディスカッションでした。

ちなみに私は、「日本人の家に行く場合、土足厳禁のところが多いので、その時は靴を脱ぐことになりますよ」と教えました。

最後に患者さんの文化・価値観を理解するためのガイドラインをもらいまいした。5つの項目の頭文字を取って「LEARN Guidelines」といいます。

1.Learn with empathy and understanding of the patient's perception of the problem(患者さんの問題に対する見解に共感し理解する)

2.Explain your perceptions of the problem(問題に対する自分の見解を説明する)

3.Acknowledge and discuss the differences and similarities(双方の相違点を認識し話し合う)

4.Recommend treatment(治療プランの提案)

5.Negotiate agreement(お互いの同意を取り決める)

とてもセンシティブなトピックではありますが、表面的な部分で判断せず、相手の話を聞いて理解することで、変な誤解は避けることができると思います。

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