ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

クロード・シモンコミュの好きな作品

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
とりあえずトピを立てました。

私は…その日の気分によるんですが、やはり「フランドルへの道」ですかねぇ。

コメント(12)

>Thornさん
 賛成です。ジャン・リカルドゥーの『言葉と小説』は読まれました??
『言葉と小説』も『小説のテクスト』も読みましたよ。
論としては後者の方が好きですねぇ。前者はやや素朴
すぎる気がしますので。
シモンは、一つ一つの作品の完成度がどうというよりも、どちらかというと流れるように巨大な一つの作品を書き継いで去っていった、というようなイメージがありますね。いわゆる「ヌーヴォ・ロマン」っぽくないと言われる『ペテン師』のような作品にも、他ならぬシモンの作品という刻印があるように思います。
『フランドルへの道』は、私も最初に読んだシモンの作品なので結構愛着があるのですが、あまり前後の文脈と関係なくたまにパラパラ読み返すのは『三枚つづきの絵』ですね。「好き」という軽いニュアンスの言葉にはこちらのほうがふさわしい感じがします。
>Thornさん
 僕は『言葉と小説』しか読んでいないんですが、『小説のテクスト』の論は大まかに言ってシモンについてどんな分析をしてるんでしょうか?
 なにせ手に入らないもので探してはいるんですが、参考までによければ教えてください☆
 >きゃさりんさん

 確か『ペテン師』は、カミュの『異邦人』と同じ年に発表されたはずだと記憶しているのですが、やや荒削りながら、既にシモンらしさは出ていますね。
 おっしゃるような「流れるような巨大な作品」は、彼が一貫して(例えば「戦争」といった)大きなテーマを執拗に書き続けてきたから為しえたと思うのですが、

 私が『フランドルへの道』が好きなのは、そうした大きな流れに開かれる可能性を内包しながらも、作品単体として、戦争文学として優れているようにも思えるからです。いや、こういうと語弊があるかな。戦争の一風景に対する絵画のように読めてしまうのです。ですから、おかしな話かもしれませんが、私、あれ結構気楽に読めてしまうんですよね。


 >じろうさん

 『言葉と小説』でのシモン論は、『ファルサロスの戦い』についての詳細な分析が主になってますね。『テル・ケル』が扱った時代が偲ばれる内容です。
 構造だけではなく、言葉のレベルにまで分け入った話なので、翻訳では見えない仕掛けまでもが明らかにされていて、そのぶん興味深いところがありますよ。
 大学図書館などでは、所蔵されているところが多いようですよ。
うん、アカシアは私も布教してます。
大文字の「文学」好きには、大好評です。

復刊!

復刊!

復刊希望!
「三枚つづきの絵」に一票です。

とりあえずは歴史的現実から離れているかのような主題の選択によって、ここで

は「言葉」が、「小説そのもの」が浮き上がっているかのような感覚を与えてく

れるからです。
「草」
最初に読んだから
でも、言葉の迫力に圧倒された。

「アカシア」も「三枚つづきの絵」も好きだけど。

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

クロード・シモン 更新情報

クロード・シモンのメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング