![映画好き！[ We Love Movie ]](https://logo-imagecluster.img.mixi.jp/photo/comm/33/74/533374_222s.jpg){kind=logo}
管理人様、このようなトピックを立ててよろしいでしょうか。ちなみに私は単なるファンで、制作・興業いずれの関係者でもありません。
今年の日本映画の大きな収穫で、早くも各種映画賞・各種ベストテンを賑わしつつある『サウダーヂ』が１月７日から３週間の予定で福岡ＫＢＣシネマで上映されます。地元山梨での特別上映以外では東京・広島の次で大阪・名古屋・横浜に先立ってのいち早い公開であり、九州に住む映画ファンにとってとても嬉しいことです。
私は先日広島の横川シネマに行って観てきましたが、紛うこと無き傑作で全ての日本人が（いや世界中の人が）観るべき映画です。シネコンでかかる一般の劇映画を見慣れた目にはとっつきにくく理解しにくいかもしれませんが、現在の我々万人に通じる内容がぎっしり詰め込まれた力強い映画で、１６７分と長尺ですが全く飽きることなく、２回観ましたが２回目の方が面白く観ることができました。
そこで2011年屈指のこの傑作を是非多くの方にご覧いただきたいと思いトピックを立てることといたしました。
この「サウダーヂ」公開に合わせて、１月７日と８日は空族（くぞく）製作の他の作品の特別上映及び監督はじめゲストを迎えてのトークイベントも行われる予定ですので、福岡では滅多にないこの絶好の機会を逃さないようご案内いたしします。
1/7（土）
17：00-17：15 『サウダーヂ』初日舞台挨拶 [富田克也/相澤虎之助/田我流]
17：15-20：10 『サウダーヂ』本編上映
20：30-21：30 トーク [富田克也/相澤虎之助/寺脇研]
21：30-22：47 『国道20号線』上映
＊『サウダーヂ』（舞台挨拶・トークイベント付）：通常料金で御覧いただけます。
＊『国道20号線』：1000円均一
1/8（日）
18：00-18：50 『Furusato2009』上映
18：50-19：30 トーク [富田克也/相澤虎之助/田我流/寺脇研]
20：30-22：50 『雲の上』上映 ※上映前に富田・相澤による挨拶
＊各作品の入場料金は未定です。決まり次第掲載いたします。
企画・主催：シネマノマド（九州大学芸術工学部映画研究会）
共催：西南学院大学 学内ＧＰ「＜ことばの力＞養成講座」
尚、主演のうちの一人である田我流さんは有名なHIPHOPグループstillichimiyaの中心メンバーで、１/７の夜天神のCLUB BASEのライブイベントに出演されます。
＜作品紹介＞
『サウダーヂ』
ナント三大陸映画祭グランプリ「金の気球賞」受賞
ロカルノ国際映画祭批評家賞受賞
＜その他２０１１年の数々の映画賞やベストテンに選出される予定＞
2011年 / 35? / 167min
監督：富田克也
脚本：相澤虎之助/富田克也
撮影：高野貴子
照明：石原寛郎
録音・音響効果：山��巌
助監督：河上健太郎
編集：富田克也/高野貴子
スチール：廣瀬育子
キャスト：鷹野毅、伊藤仁、田我流、ディーチャイ・パウイーナ、尾��愛、工藤千枝、川瀬陽太、(特別出演)宮台真司、隅田靖、寺脇研
山梨県の一地方都市を舞台に、土方・移民・HIPHOPをテーマにそこに暮らす様々な年代・国籍の男女の人間たちを描いた群像劇であるが、並行して描かれるエピソードは特に絡み合うことなく丁寧な解説もなくゴロっと提示されている。
甲府という地方都市の現実を描いたフィクションでありながら今に生きる全ての人々につながる普遍性を持ち得ており、スクリーンの外の我々にそのまま連続してくるものを持った傑作です。登場人物が多く内容が豊富で重ねて観ることで面白さの増してくる映画ですので、一度観て何か引っかかるものを感じた方は是非もう一度ご覧になることをおすすめします。
“saudade”とは
一言では説明できないポルトガル語。郷愁、情景、憧れ。そして、追い求めても叶わぬもの。
公式ＨＰ http://
『国道20号線』 ＜2007年映画芸術ベストテン第９位＞
2006年 / 16mm→DV / 77分
監督：富田克也
脚本：相沢虎之助、富田克也
撮影：高野貴子、相沢虎之助 録音：石原寛郎
キャスト：伊藤仁、りみ、鷹野毅、村田進二、西村正秀、他
かつて暴走族だった主人公ヒサシは、同棲するジュンコとパチンコ通いの毎日。シンナーもやめられないていたらくで借金だけが嵩んでゆく。そんなヒサシに族時代からの友人で闇金屋の小澤が話を持ちかける。
「なぁヒサシ、シンナーなんかやめて俺と一緒に飛ばねえか?」
地方都市を走る国道。両脇を埋めるカラオケBOX、パチンコ店、消費者金融のATM、ドンキ･･･。現代の日本、とりわけ地方のありきたりの風景。ヒサシは夜の国道の灯が届かないその先に闇を見つけてしまった。宇宙のようにからっぽで、涯てのない闇のなかで繰り返されるありふれた事件、そしてかつて見たシンナーの幻覚の残像がヒサシを手招きする。「ほんで俺も行ってもいいの?ホント?ホントに?」
（『サウダーヂ』パンフレットより転載）
「国道２０号線」HP http://
『FURUSATO2009』
副題「『サウダーヂ』のための長い予告編」
2009年 / HDV / 50分
企画・撮影：富田克也
構成・編集：高野貴子
『サウダーヂ』のリサーチとして、一年間にわたって撮りためられた映像を空族の高野貴子が編集し、新たな息吹を与えるドキュメンタリー作品。『サウダーヂ』出演者たちの実生活を観ることができる。
地方都市の農業、土木業、工業、商業はこれからどうなっていくのかという経済的な問題群の渦中で、ブラジルからの移民労働者や若いＨＩＰ−ＨＯＰグループといった集団が結びついていく。まるでミュージカル映画のようだ（樋口泰人）と評されたこの作品は『サウダーヂ』に共鳴、呼応する伴奏曲でもある。
（『サウダーヂ』パンフレットより転載）
『雲の上』
2003年 / 8mm→DV / 140分
映画美学校・映画祭2004 最優秀スカラシップ受賞作品
監督・編集：富田克也
脚本：富田克也、高野貴子、井川拓
撮影：高野貴子
キャスト：西村正秀、鷹野毅、荒木海香、相澤虎之助、古屋暁美
刑務所から出所したチケンが久しぶりに故郷に帰ってきた。自分のいないうちに、少しずつ何か変わり始めている気配をチケンは感じ取る。老婆たちのうわさ話や、団地、仲間たち･････。「紅雲院」は屋根の改修工事をしている。「紅雲院」には蛇たちが滝壺に集まって天に向かって遡り、屋根で体を赤く染めて龍になるという言い伝えがあった。その赤かった屋根の色が変わっていたのだった。チケンは「紅雲院」という寺の跡取り息子だ。刑務所に入ってからチケンは、以前は嫌っていた坊主になるために修行に出ようと決意していた。一方、幼馴染みのシラスはやくざになったと仲間から知らされる。シラスはやくざになってもなりきれず、足をあらいたいとチケンに言う。チケンは幼い頃に果たせなかった約束を果たそうと、シラスを助けようとして巻き込まれて行く。
（『サウダーヂ』パンフレットより転載）
http://
※映像制作集団「空族」（くぞく）
2000年〜2003年にかけて製作された『雲の上』【監督・富田克也、撮影・高野貴子、共同脚本・故井川拓（2011年4月急逝）】の現場に、当時別個に『かたびら街』を撮影中だった相澤虎之助が参加。『雲の上』『かたびら街』完成後、両作の自主同時上映イベント『選べ！失え！行け！』（ルー・リードの歌詞より拝借）を月一上映にて7ヶ月間に渡り敢行。それをきっかけに、自らを映像制作集団『空族』と名乗るようになった。小説家でもあった井川拓の構想中の作品、「かつては空を飛びまわっていたが、今は地下に棲み、側溝の格子から地上を見上げ暮らしている種族」から由来。『国道20号線』より石原寛郎、『サウダーヂ』より河上健太郎が参加。現在メンバーは5名。
（『サウダーヂ』パンフレットより転載）
今年の日本映画の大きな収穫で、早くも各種映画賞・各種ベストテンを賑わしつつある『サウダーヂ』が１月７日から３週間の予定で福岡ＫＢＣシネマで上映されます。地元山梨での特別上映以外では東京・広島の次で大阪・名古屋・横浜に先立ってのいち早い公開であり、九州に住む映画ファンにとってとても嬉しいことです。
私は先日広島の横川シネマに行って観てきましたが、紛うこと無き傑作で全ての日本人が（いや世界中の人が）観るべき映画です。シネコンでかかる一般の劇映画を見慣れた目にはとっつきにくく理解しにくいかもしれませんが、現在の我々万人に通じる内容がぎっしり詰め込まれた力強い映画で、１６７分と長尺ですが全く飽きることなく、２回観ましたが２回目の方が面白く観ることができました。
そこで2011年屈指のこの傑作を是非多くの方にご覧いただきたいと思いトピックを立てることといたしました。
この「サウダーヂ」公開に合わせて、１月７日と８日は空族（くぞく）製作の他の作品の特別上映及び監督はじめゲストを迎えてのトークイベントも行われる予定ですので、福岡では滅多にないこの絶好の機会を逃さないようご案内いたしします。
1/7（土）
17：00-17：15 『サウダーヂ』初日舞台挨拶 [富田克也/相澤虎之助/田我流]
17：15-20：10 『サウダーヂ』本編上映
20：30-21：30 トーク [富田克也/相澤虎之助/寺脇研]
21：30-22：47 『国道20号線』上映
＊『サウダーヂ』（舞台挨拶・トークイベント付）：通常料金で御覧いただけます。
＊『国道20号線』：1000円均一
1/8（日）
18：00-18：50 『Furusato2009』上映
18：50-19：30 トーク [富田克也/相澤虎之助/田我流/寺脇研]
20：30-22：50 『雲の上』上映 ※上映前に富田・相澤による挨拶
＊各作品の入場料金は未定です。決まり次第掲載いたします。
企画・主催：シネマノマド（九州大学芸術工学部映画研究会）
共催：西南学院大学 学内ＧＰ「＜ことばの力＞養成講座」
尚、主演のうちの一人である田我流さんは有名なHIPHOPグループstillichimiyaの中心メンバーで、１/７の夜天神のCLUB BASEのライブイベントに出演されます。
＜作品紹介＞
『サウダーヂ』
ナント三大陸映画祭グランプリ「金の気球賞」受賞
ロカルノ国際映画祭批評家賞受賞
＜その他２０１１年の数々の映画賞やベストテンに選出される予定＞
2011年 / 35? / 167min
監督：富田克也
脚本：相澤虎之助/富田克也
撮影：高野貴子
照明：石原寛郎
録音・音響効果：山��巌
助監督：河上健太郎
編集：富田克也/高野貴子
スチール：廣瀬育子
キャスト：鷹野毅、伊藤仁、田我流、ディーチャイ・パウイーナ、尾��愛、工藤千枝、川瀬陽太、(特別出演)宮台真司、隅田靖、寺脇研
山梨県の一地方都市を舞台に、土方・移民・HIPHOPをテーマにそこに暮らす様々な年代・国籍の男女の人間たちを描いた群像劇であるが、並行して描かれるエピソードは特に絡み合うことなく丁寧な解説もなくゴロっと提示されている。
甲府という地方都市の現実を描いたフィクションでありながら今に生きる全ての人々につながる普遍性を持ち得ており、スクリーンの外の我々にそのまま連続してくるものを持った傑作です。登場人物が多く内容が豊富で重ねて観ることで面白さの増してくる映画ですので、一度観て何か引っかかるものを感じた方は是非もう一度ご覧になることをおすすめします。
“saudade”とは
一言では説明できないポルトガル語。郷愁、情景、憧れ。そして、追い求めても叶わぬもの。
公式ＨＰ http://
『国道20号線』 ＜2007年映画芸術ベストテン第９位＞
2006年 / 16mm→DV / 77分
監督：富田克也
脚本：相沢虎之助、富田克也
撮影：高野貴子、相沢虎之助 録音：石原寛郎
キャスト：伊藤仁、りみ、鷹野毅、村田進二、西村正秀、他
かつて暴走族だった主人公ヒサシは、同棲するジュンコとパチンコ通いの毎日。シンナーもやめられないていたらくで借金だけが嵩んでゆく。そんなヒサシに族時代からの友人で闇金屋の小澤が話を持ちかける。
「なぁヒサシ、シンナーなんかやめて俺と一緒に飛ばねえか?」
地方都市を走る国道。両脇を埋めるカラオケBOX、パチンコ店、消費者金融のATM、ドンキ･･･。現代の日本、とりわけ地方のありきたりの風景。ヒサシは夜の国道の灯が届かないその先に闇を見つけてしまった。宇宙のようにからっぽで、涯てのない闇のなかで繰り返されるありふれた事件、そしてかつて見たシンナーの幻覚の残像がヒサシを手招きする。「ほんで俺も行ってもいいの?ホント?ホントに?」
（『サウダーヂ』パンフレットより転載）
「国道２０号線」HP http://
『FURUSATO2009』
副題「『サウダーヂ』のための長い予告編」
2009年 / HDV / 50分
企画・撮影：富田克也
構成・編集：高野貴子
『サウダーヂ』のリサーチとして、一年間にわたって撮りためられた映像を空族の高野貴子が編集し、新たな息吹を与えるドキュメンタリー作品。『サウダーヂ』出演者たちの実生活を観ることができる。
地方都市の農業、土木業、工業、商業はこれからどうなっていくのかという経済的な問題群の渦中で、ブラジルからの移民労働者や若いＨＩＰ−ＨＯＰグループといった集団が結びついていく。まるでミュージカル映画のようだ（樋口泰人）と評されたこの作品は『サウダーヂ』に共鳴、呼応する伴奏曲でもある。
（『サウダーヂ』パンフレットより転載）
『雲の上』
2003年 / 8mm→DV / 140分
映画美学校・映画祭2004 最優秀スカラシップ受賞作品
監督・編集：富田克也
脚本：富田克也、高野貴子、井川拓
撮影：高野貴子
キャスト：西村正秀、鷹野毅、荒木海香、相澤虎之助、古屋暁美
刑務所から出所したチケンが久しぶりに故郷に帰ってきた。自分のいないうちに、少しずつ何か変わり始めている気配をチケンは感じ取る。老婆たちのうわさ話や、団地、仲間たち･････。「紅雲院」は屋根の改修工事をしている。「紅雲院」には蛇たちが滝壺に集まって天に向かって遡り、屋根で体を赤く染めて龍になるという言い伝えがあった。その赤かった屋根の色が変わっていたのだった。チケンは「紅雲院」という寺の跡取り息子だ。刑務所に入ってからチケンは、以前は嫌っていた坊主になるために修行に出ようと決意していた。一方、幼馴染みのシラスはやくざになったと仲間から知らされる。シラスはやくざになってもなりきれず、足をあらいたいとチケンに言う。チケンは幼い頃に果たせなかった約束を果たそうと、シラスを助けようとして巻き込まれて行く。
（『サウダーヂ』パンフレットより転載）
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※映像制作集団「空族」（くぞく）
2000年〜2003年にかけて製作された『雲の上』【監督・富田克也、撮影・高野貴子、共同脚本・故井川拓（2011年4月急逝）】の現場に、当時別個に『かたびら街』を撮影中だった相澤虎之助が参加。『雲の上』『かたびら街』完成後、両作の自主同時上映イベント『選べ！失え！行け！』（ルー・リードの歌詞より拝借）を月一上映にて7ヶ月間に渡り敢行。それをきっかけに、自らを映像制作集団『空族』と名乗るようになった。小説家でもあった井川拓の構想中の作品、「かつては空を飛びまわっていたが、今は地下に棲み、側溝の格子から地上を見上げ暮らしている種族」から由来。『国道20号線』より石原寛郎、『サウダーヂ』より河上健太郎が参加。現在メンバーは5名。
（『サウダーヂ』パンフレットより転載）
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コメント(5)
『サウダーヂ』
この本当に恐るべき傑作を、どれだけの福岡の人が観に行ってくれるのだろうか？
というより、観に行こうとするのだろうか？？
小洒落たモノにはやたらと飛びつきたがるくせに、真に驚嘆すべき映画や音楽には向き合おうとしない、福岡の若い人。
僕が数年前まで暮らしていて感じた、主観的な福岡の若者像。
クラブに行っても、有名ＤＪのしかもキャッチーな曲だけしか聴こうとしなかった人が一杯いたしね。
シネサロンパヴェリアが、
シネテリエ天神が、
シネリーブル博多駅が、
ソラリアシネマが、
閉館しちゃってさみしいだって？？
つぶしちゃったのは、君たちなんだよ。
このタイミングでのこの作品の公開は、ある意味で福岡人の成熟度が問われていると思っています。
経済のパイの割りに、文化が死んでいく街。自分の故郷がそうなってほしくないなあ。
豚骨ラーメンと、明太子と、もつ鍋だけの街なのか？
素晴らしい映画が観れる街でもあってほしいだろ？
この本当に恐るべき傑作を、どれだけの福岡の人が観に行ってくれるのだろうか？
というより、観に行こうとするのだろうか？？
小洒落たモノにはやたらと飛びつきたがるくせに、真に驚嘆すべき映画や音楽には向き合おうとしない、福岡の若い人。
僕が数年前まで暮らしていて感じた、主観的な福岡の若者像。
クラブに行っても、有名ＤＪのしかもキャッチーな曲だけしか聴こうとしなかった人が一杯いたしね。
シネサロンパヴェリアが、
シネテリエ天神が、
シネリーブル博多駅が、
ソラリアシネマが、
閉館しちゃってさみしいだって？？
つぶしちゃったのは、君たちなんだよ。
このタイミングでのこの作品の公開は、ある意味で福岡人の成熟度が問われていると思っています。
経済のパイの割りに、文化が死んでいく街。自分の故郷がそうなってほしくないなあ。
豚骨ラーメンと、明太子と、もつ鍋だけの街なのか？
素晴らしい映画が観れる街でもあってほしいだろ？
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