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Dimitra Theodossiouコミュのテオドッシュウの「ルクレツィア・ボルジア」を見る

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えんぴつ衝撃ハート達(複数ハート)波皆様こんにちわ波ハート達(複数ハート)

11月30日朝、前日知人のKさんよりイタリアの鉄道が8時半より夕方の5時までストである事を知らされたので、7時半のローマ発、ミラノ行きを6時25分のヨーロスターに変更した。2人分トータルで34ヨーロの出費、この日テオドッシュウの出演するベルガモに行くには、少しでも早くミラノに行こうと思ったので、キリナーレホテルの朝食も食べないで、朝5時ホテルを出てテルミニ駅に向かった。流石に人はまばらだったが、私は、6時にチケット売り場が開くのを一番で待って、窓口が開くとすぐチケットを買い、ミラノに向かった。ミラノには15分遅延し10時45分に着いた。しかしここからベルガモ行きの汽車は、ストで汽車が走るのは夕方5時以降になるという。ミラノで6時間待つという事は、ベルガモのドニゼッティ劇場でその日の8時半から上演される「ルクレツィア・ボルジア」を最良のコンディションでは見られない。私と妻はなけなしの金をはたいてタクシーで行く事にした。ミラノからベルガモまでは56キロ、タクシーで約1時間、12時前に着き、ホテルにチェックインした後近くのレストランで昼食を取り、すぐホテルで昼寝をした。ワインが回っていたのか、約5時間たっぷり休息が取れた。ドニゼッティ劇場は、私が2000年に初めてテオドッシュウを聞いた思い出の場所である。あの時のアンナ・ボレーナは、CDにもなったが、生涯のベスト10に入る歴史的名演だったと思う。この10年間で約300本以上のオペラを見たが、おそらくオペラ終了後あれだけ観衆が熱狂的に拍手をした公演はなかったと思うほど素晴らしかったし、テオドッシュウを初めて聞いた時、新しいディーバの誕生を予感させる程の歴史的公演だった。この日の「ルクレツィア・ボルジア」のキャストは以下の通りだった。

るんるんGAETANO DONIZETTI
衝撃Lucrezia Borgia衝撃

魚キャスト
チューリップDimitra Theodossiou, Lucrezia Borgia
富士山Roberto De Biasio, Gennaro
ペンギンEnrico Giuseppe Iori, Don Alfonso
ワイングラスNidia Palacios, Maffio Orsini
満月Luigi Albani, Rustighello
ブタGiuseppe Di Paola, Gubetta


失恋Maestro concertatore e direttore d’orchestra Tiziano Severini

えんぴつRegia Francesco Bellotto
ペンAssistente alla regia Edoardo Cavalli

スポーツScene Angelo Sala
むふっCostumi Cristina Aceti

Orchestra e Coro del Bergamo Musica Festival
Banda sul palco: Ensemble dei fiati del Civico Istituto Musicale Donizetti

Nuovo allestimento in collaborazione con il Teatro Regio di Torino e il Teatro di Sassari.
Progetto registico basato su importanti documenti originali di recente ritrovamento,
comprese alcune indicazioni sceniche di Donizetti stesso

この日ジェンナーロを歌ったロベルト・デ・ビアッジョは素晴らしいテノールで、はりのある声、柔らかい歌い方でそれでいて声の強さも申し分なかった。テオドッシュウのルクレツィアは、彼女にしたら11月30日の公演は完璧ではなかったと思う。最初にこの役を歌ったせいか、私には彼女のベストだとは思わなかったが、そこは最近特に安定感をましたテオドッシュウ、最後のカヴァレッタも素晴らしく、息子が死んだ後の母親の取り乱した絶望的な情感を美しく、そして強く歌い上げ、最高の歌唱だった。12月2日2回目の時は、完璧だった。この地方の新聞であるLecco di Bergamoという新聞の記者が書いていたが、その人が見た生涯最高のドニゼッティだったと述べていたが、その名に恥じない最高の舞台だった。12月2日第一幕終了前のジェンナーロとルクレツィアの2重唱も素晴らしく、拍手がなかなか鳴りやまず、そして第2幕の最後のフィナーレの素晴らしい歌どれをとってもテオドッシュウがドニゼッティの歌唱では、現在ナンバー1である事を証明した公演だったといえる。劇場の中には1954年にマリア・メネギーニ・カラスが、モリナーリ・プラデッリの指揮でルチーアを歌った時のポスターが飾られていたが、テオドッシュウは2000年のアンナ・ボレーナ、今回のルクレツィア・ボルジアなどを聞くと本当にカラスの後継者に恥じないソプラノだと実感した。
指揮者のティッツィアーノ・セヴェリーニは、歌手を歌わせるところが、オーケストラの音が少し強すぎるきらいがあったが、ドニゼッティの音楽はよく分かっている演奏だった。そして演出のフランチェスコ・べロットの作った舞台は、オーソドックスで美しい舞台だった。特に第2幕が古典的な絵画で装飾された美しい部屋が印象的で、皆様にも見ていだきたかった程の優雅な舞台だった。公演終了後演出家が登場するとブラボーが飛んでいたのも最近では久しぶりの事だった。公演終了後テノールのビアッジョへのブラボーも凄かったが、やはりテオドッシュウへのブラボーが凄まじく、彼女がベルガモの人に非常に愛されているのを感じた。テオドッシュウは、ベッリーニの生まれたカターニアでも高く評価され、またドニゼッティの生まれたベルガモでも高く評価され、着々と一流歌手に成長しているのを痛感した。この公演は2010年頃是非日本でも公演して欲しいと思った。この日はマチェラータで会った演出家のピッツィ、マチェラータのノルマを演出したマッシモ・ガスパロンなども来ていた。この日もオペラ終了後テオドッシュウに会いに行ったが、この日はルクレツィアの衣装だったので、一際輝いていた。


Joschua

コメント(5)

おお。聴いてみたくなる公演です。
テオドッシュウ、やはりすごい。


写真はいずれもルクレツィア・ボルジア。
タクシーかっ飛ばし、本当にお疲れさまでした。ほんと、イタリアのショーペロ(スト)、特に冬場は泣かされますよねっあせあせ(飛び散る汗)
でもいつにも増して素晴らしい渾身のレポート、ありがとうございます。
私はこのオペラ、まだ聞いたことないのですが、joshuaさんのレポートだけでどんなに素晴らしいか十分に伝わってきます。
これも「蝶々夫人」と合わせて、藤原あたりにリクエストしちゃおうかなあせあせ(飛び散る汗)
でも、うちのマエストラも言ってましたけど、イタリアはもはや商業主義とプロバガンダに侵された大都市の劇場より、こういった中小都市の方がよっぽど質の高い公演が聴けますね。私も来年こそスカラ至上主義(笑)、改めたいと思います。
こちらもすっかり冬日となりました。引き続きご自愛くださいるんるんムード
今日のRAIでちょっとテオドッシュウのベルガモの公演の録音が流れてました。
終幕のFiglio! ... è spento! ... ah! figlio! ... のところからEra desso il figlio mioのあたり。なかなか良いですね〜
魚kazumi様魚

書き込み有難うございます。RAIでテオドッシュウのルクレツィア・ボルジアをやる時はお知らせ下さい。いつもはあの時間寝ているので聞けませんが、これが放送されたら絶対に聴かねばなりません。
Joschua様。テオドッシュウのルクレツィア・ボルジャ、残念ながら全曲放送用の録音ではなさそうです。そもそも放送前に一部を流すと言うことはないので、取材か、資料提供を受けたのではないでしょうか。

外国向けにも放送する公演ならRAIで放送されるのですが、放送される劇場はだいたい決まってますからねぇ。メフィストーフェレなど放送してくれたらいいですのに…
もしかしたら一部録音がオペラ番組で流れるかもしれませんけれど…

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