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勇気の作り方コミュの死神と時間旅行〜ハネムーンは突然に〜

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なんの取り柄もない男

独身

ここまでの設定なら少年誌の主人公として充分やっていけるだろう

年齢

三十路

ボツ。

ヤング誌に路線変更

ボツ。

ここではカッコイイ大人が要求される


そんな普通以下の人間の今とはちょっと違う未来に思える世界でのお話

コメント(4)

あの時にこうしていれば

今までの人生で何度そう思ったことだろう


さっき俺は死んでしまった
外傷もなくあっさりと

本来なら90歳まで生きるはずだったらしい


何故自分の寿命を明確にできるのか、それを管理するのが今目の前にいる死神キルラの仕事みたいだ

「さて晴れてあなたは残りの寿命を代償にして契約料を支払ったわけだけど改めて願いを聞きましょうか?」

俺は残りの寿命60年と引き換えに死神と契約したんだ
特に強い願い事があったわけじゃない、ただの半信半疑と好奇心

時を遡ることも可能だと聞かされたのが大きかった


「本当に過去に戻ることができるのか?」

けして死にたかった訳ではないのだ、ただ時間移動には質量の無い存在になることが不可欠と言われたからだ

「もちろんよ、私は時間と空間を司る存在よ。まぁ人間は単純に死神って認識してるみたいだけど」


「悪魔の類いでは無さそうだな、まだ騙されてないと決まったわけじゃないけどな」

「ふふん、悪魔には言葉を囁くだけの力しかないわ、歳をくった悪霊の成れの果て、ただの意識体の今のあなたと大差ない存在よ」

「なんか急に後悔しだした。聞きたくなかったなその話」

「今更何言ってるの、代金は寿命60年分、さぁ心行くまでハネムーン気分で出発しましょ」


予想外に乗り気な死神キルラと時間旅行の幕が上がろうとしていた

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