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James Joyceコミュの好きな作品

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はじめまして。立ててみました。落ちないように頑張ります。
ちなみに僕は旧訳のユリシーズが一番好きです。

コメント(17)

 はじめまして。
 最近古本屋で集英社からだしてるユリシーズを
 発見しましてなんとなく、買って読み始めたものです。
 ユリシーズ、という響きと、舞台のせりふのような文章に惹 かれて、買ってみました。
 こんな中途半端で読みはじめてるものですから、
 キリスト教や神話やそういう知識もなく、また、ジェイムス ジョイスのことも何も知らないのです。
 これから、いろいろ読み進めていこうと思ってます。
 で、これまた偶然なのですが、
 つい三日前アイルランドに旅行に行ってました。
 詩人が生まれる理由も納得できる感動的な、寂漠感があり、
 それも歴史がそうさせるのか、どこか
 人々もたくましいというか、結束してるというか
 ずっとイギリスを旅行してたので
 余計に、風景が近いけども違う何かを、感じました。
 で、質問なのですが、
 最近批判が多いとは、どういう批判なのですか?
 それによって読まないというわけではありません。
 自分の直感を信じているので。
 旧訳は、どれほど違うのですか?
 私が読んでいるのは丸谷才一という方ほか二名
 のかたの訳のものです。
 
>きつつきさん
おお!初の書き込みうれしいです。
僕もそれほど理解してるとはいえないのに好きという変な読者なんですが、僕はひとつの作品があれだけの文体で構成されているのにまず驚きました。当時、英語で考え付く限りの文体で書かれているとか。その時点で完璧な翻訳は不可能なのかもしれませんね。古文調の和訳にはびっくりしました。

丸谷才一さんは東大の卒論がジョイス研究だったという筋金入りの芥川賞作家です。学者だけでなく作家が翻訳してるという点で他の国の翻訳より、かなりあの世界観を再現していると思われます。
旧訳に比べて新訳はわかりやすい解釈にしたそうです。時間軸を主に。台詞も多少わかりやすくなってます。たしかに章の前書きは有難いんですけどね。僕は旧訳の最後の章の自動筆記のような平仮名だけの独白に衝撃をうけたので、そこだけ不満があるのです。

ダブリン市民とある芸術家の肖像は読みましたか?「肖像」はジョイスを初めて読む人向き、と言われているようです。主人公の成長に合わせて文体も成長していくという面白い書き方をしています。ユリシーズに比べると、かなり読みやすいですし、教養小説の機能も備えてます。面白いですよ。

批判の件は近年どこかの学者が、ユリシーズが今書かれていたら、たいした作品じゃないみたいな論評で物議を醸していた事があったのです。所詮評論家の言ったことだし、冗談半分で書いたので気にしないでください。

アイルランドに行ってきたなんてうらやましいです。ちなみにジョイスはパリに亡命してから一度もダブリンの地を踏まずにダブリンのことを書き続けたそうです。作品の雰囲気が直に汲み取れて楽しいと思いますよ。
丁寧な返事、ありがとうございます。
私やっと、第一部読み終わったところです。
時間もなく、注記が多くてなかなか進めないかんじです。
色々な言語で書かれてるようで、果たして日本語で読んで
意味があるのかしら、フランス語やドイツ語で書く意図が私にはつかめないし、と疑問に思いましたが、どうなのでしょうか
?世界観をかなり再現している、ということで安心しましたが、ケビンさんは英語でも読んだのですか?英語で読めたら
面白さが全然違うんでしょうねえ。
わたしは、色々な言葉を引用して想像を膨らまして書かれてる文章がとても興味深いです。残念ながら、アリストテレスも聖書も神話もなにひとつわからないので、面白さがそれほど、共有できてないと思いますが。シェイクスピアも。少しずつ、読み進めるしかないですね。

芸術家の肖像、よんでみます。

批判は何にでも付き物ですよね、気にしませんが、色んな解釈を読むのもおもしろいですよね。
 
ジョイスはなぜ亡命してたのですか?作家活動のせいで?本当に何も知らなくて、疑問ばかりで申し訳ないです。
>きつつきさん
あ、ごめんなさい。寝ぼけてタイトル間違えてますね。もちろん若い(若き)芸術家の肖像ですね。

ジョイスが亡命したのは諸説あるみたいですが、やはりカトリックの国は宗教的抑圧とか性的抑圧が強い国なので表現者の視点から、創作活動に向いていなかったようです。亡命してユリシーズを出版したとき、当時比較的リベラルな他のヨーロッパの国々でも「性的描写が酷い」と発禁になったことも。あまり関係ないですが、ジョイスが自分で包装したユリシーズ初版はヘミングウェイも予約していたそうです。

アイルランドからのイグザイルについてはこの「肖像」に書かれています。主人公のスティーブンは、若いときの芸術家気取りのジョイスだと自他共に認めているみたいです。またまた関係ないですが芥川も輸入して読んでいたそうです。

アイルランドの作家に共通するのが、自国への嫌悪と郷愁というジレンマにあるのだと思います。その振幅が深い洞察を得ているんでしょうね。

ちなみに英語版ユリシーズは大手の書店の輸入ペーパーバックコーナーにおいてありますよ。僕も大抵の英語は読めるんですが、原文はイギリス英語特有の古い言い回しが出てきたり、ラテン語の知識がないと読めない単語だったり、とてつもない難解さでした。たぶんネイティブでも苦労すると思います。

世界観の再現の件については、何かの本で読んだのですが、ご察しのとおり、ジョイスの他言語への訳は誤訳だらけだそうです。日本は当時他の国々に比べてジョイス研究が進んでいたので、時代背景から細かい言い回しまで正確につきつめていったとか。丸谷さんの他にも英語学の権威が訳していますしね。

ジョイスの遺作「フィネガンズウェイク」を読むと、翻訳の限界がわかりますよ(笑)

それはそうと6/16はブルームの日ですね。ユリシーズの舞台となった一日です。世界中でジョイスのイベントが開かれます。日本だと青学でシンポジウムとか毎年やってます。去年は英語版グーグルがジョイスを象ったロゴになってましたよ。
ケビンさん
6/16はどこかいかれましたか?
私はインド旅行していたためユリシーズを持ち運べず、
書き込む資格ないと思いましてしばらくとおざかってました。
シンポジウムいかれましたか?
すみません、仕事の事情もあってしばらく放置してしまいました。

>ULYSSES さん
はじめまして。良いネーミングですね。僕は自身のバンドでつけようとして大反対にあいましたwフィネガンズウェイクというバンドは存在するみたいです。今度ははダブリナーズを提案しようかな。

「本と読んではいけないかのような作り」という表現、共感できます。初めて読んだときにそのようなことをうっすら感じてました。人物の台詞に対して「はい、いいえ」的な共感、反感をはっきりさせる、いわゆる英会話台詞がないですもんね。そこがまさに魅力です。読むべき行間が広いんですね。

ラテン語を勉強したとは…頭が下がります。異国の人間にそこまでさせる魅力があるということですね。僕も死ぬまでは必ず原文で読もうと誓っているので精進しなきゃ。


>きつつきさん
おかえりなさい!こんどはインドですか!ほんとにうらやましい。シンポジウムは仕事が入ってしまって、今年はいけませんでした。

ブルームの日も仕事だったんですが、「肖像」を一夜で読みきりました。何回も読んでるのに読むたびに発見があります。自分の成長にも呼応するテクストなんだなと改めて感服しました。

そんな書き込む資格がないだなんて…
読みたい時だけ読むのが一番だとおもいます。地道な研究によるアカデミックな解釈はいくらでもできる作品ですが、ULYSSES さんの言うように五感で受けとめることができる作品でもあります。ジョイスだからといって肩肘張って読むことは作者の本意ではないのではないと思いますよ(偉そうにスミマセン)
わたしも今だ進みません、
就寝前に読むもので、ついねちゃいます。。
クラシックみたいなものでしょうか、
安眠できるというか、子守唄のような。。
ミルク、そして内臓、たべたいです。
ロンドンでキドニーパイ食べたのですが、あれはうまいっっ。
いろんな背景を知ると、また楽しめてたべれそうです。
ユリシーズ、映像化はされているのでしょうか?
読んでると、とてもいきいきと人々の息遣いがきこえ、
生活もみえてきます。
されてそうですよね。。なんなら私がやりたいくらいです。
文章程の臨場感が出せるのか、気になりますが。

すこしずつ、人が増えてるのが、
ふんわりうれしいですね、これ。
> ユリシーズ、映像化はされているのでしょうか?

主役が Milo O'Shea の白黒映画。

最後の章、Molly(独白) が素晴らしい。
Ulysses映画、もうDVDになっていた。
http://www.amazon.com/gp/product/B00004W1A9

映画の一場面:
http://www.abaton.de/images/!pix/Ulysses%20ist%20Bloom.jpg

IMDB: http://www.imdb.com/title/tt0062414/
The Deadがすきです。最後のpassageははっきり言ってすごい。あのリズム、描写、うーん、まねできないです。ところでジョイスの生まれた家で一泊すごしたことありますっせ。
一泊とはどういう事?

観光客に解放している? 有料?
「The Dead」なら映画もってるよ(もう言ったか?)

Musical は見てない。
Joyce好きでコミュ参加しました。
彼の[epiphany]の文が好きです。

今またはまりそうです。
初めまして。
さっきここのコミュに登録しました。

今自分は留学中でカレッジでESLのクラス(留学生のための英語のクラス)で勉強しています。

Joyceを知ったのは、そのクラスでDublinersの中のEvelineを扱ったのがきっかけです。
僕自身それを読み勉強しているうち、彼のsymbolismの使い方・imageryのの上手さに魅了されました。
その時に書かされたエッセイの評価も良く、Joyceへの興味がますます沸いています。

今、そのクラスの最後の課題としてリサーチペーパーに取り組んでいるのですが、、、
クラスの教授に「Joyceに興味を持った」という話をしたら“A Portrait of the Artist as a Young Man”を勧められ、それについて研究することになりました。

自分自身英語能力がまだ乏しいので、(ESLのクラスを受けてるくらいですからw)
実際英語で読んでみると、Irish英語(しかも約100年前の)独特の表現・キリスト教についての記述などがたくさんあり、とても難しく感じているところです。。

それでもやっぱりJoyceの作品は面白いですね☆

今はまだ自分にはUlyssesやFinnegans Waksを英語で読むには難し過ぎるでしょうが、いつか留学中にはチャレンジしてみたいと思っています。


長くなりましたが、よろしくお願いします!

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