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「若林忠宏民族音楽小紀行」コミュの1月26日(金) 第二弾LIVEレビュー

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1月26日(金) 「若林忠宏民族音楽小紀行」広尾:Cafe-Frontier 第二弾「アラブ音楽特集」のレビューです。

 皆さんのご感想をお書き下さい。

 宜しくお願いします。

 
 
  第一部:アラブ弦楽器「オウド」の紹介

 第一部は、アラブ弦楽器「オウド(ウード)」の紹介をメインに、
 良く知られた洋楽の曲や、中近東の有名曲を演奏。
 徐々に民族音楽、アラブ音楽、そして若林忠宏の音楽性にのめり込んで貰いました。
 

 Gleen Sleaves  

 若林忠宏:Oud/尾澤理美:Guitar/金子まゆみ:Cajon

 中世ルネサンス期の西欧の曲ですが、これらの音楽の原点は、
 イスラム王朝スペインに伝わったペルシア・アラブ音楽。言わば先祖帰り。
 昨年11月に若林が作編曲した中世ルネサンス〜バロック音楽的な変奏の後は、アラブ式の即興を披露。


 Summer Time
 
 若林忠宏:Oud/尾澤理美:Guitar/金子まゆみ:Cajon

 季節外れですが、子守唄をモチーフにしたブルース。
 アメリカ黒人音楽の根幹と言われるBlue-Noteこのルーツは西アフリカのイスラム化した民族の音感。そしてその原点はペルシア・アラブ音楽。
 4分の1音の微分音を多用するアラブ音楽には大変相性の良い曲。と、言うよりこれも先祖返り。


 Bulerias

 若林忠宏:Oud/尾澤理美:Guitar/金子まゆみ:Cajon

 フラメンコ音楽の有名曲(ブレリアは様式名)を元に、若林忠宏が福岡で結成したバンド、民族音楽フュージョン楽団Maghreb-Windの為に作編曲した曲。固有題名は「再会」
 8世紀からおおよそ740年もスペイン・イベリア半島を支配していたイスラム王朝。
 スペイン南部にその中心地が多かったため「アンダルシーア王朝」とも呼ばれます。
 アラブ古典音楽は、バグダード宮廷古典音楽とアンダルシーア宮廷古典音楽が競い合ってその水準を高めたと言われます。
 最後のイスラム王がアルハンブラの宮殿を後にした1492年から、おおよそ100年後、インド西北部を旅立った芸能集団的な民族「ジプシー」がアンダルシーアに到達。
 途中のアラブ音楽も吸収しながらアンダルシーア独特の風土の上にフラメンコを確立
 100年の時を経ても尚、フラメンコにはアラブ音楽の要素が多く見られます。
 そのフラメンコとアラブ弦楽器ウードの出会いは「約束の邂逅」
 500余年ぶりの「再会」でしょうか。
 尾澤さんは若林と同じフラメンコギターの師匠に学び、金子さんも同じ大学のフラメンコ・サークルでキューバ起源のペルー箱打楽器「カホン」を演奏します。

 このトリオは「若林忠宏民族音楽小紀行」広尾:Cafe-Frontierの第一回目からのレギュラー。

 Uskdara
 
 若林忠宏:Oud/尾澤理美:Tabla/金子まゆみ:Cajon

 トルコ音楽の有名曲で、戦後間もなく江利チエミさんが歌い、80年代にはムーンライダースもカバーした曲です。実際は伝統民謡を元に作られた「新民謡」。


 Laila

 若林忠宏:Oud/尾澤理美:Tabla/金子まゆみ:Cajon

 ベリーダンスの有名曲。 緩急自在な構成。様々なリズム展開は舞踊音楽ならではのもの。



第二部:古典音楽と民謡。そして、アラブ・パーカッション大合奏

 
 Darabuka-Solo 若林忠宏:Darabuka

 東アラブでは「タブラー」の名称の方が一般的な「花杯型片面太鼓」
 照明を落とすと、突然始まる、太鼓独奏。途中から舞台正面のご座席が満席に。
 手元を見ようという太鼓、打楽器、ベリーダンスの学生さん達。
 ニコニコの笑顔に迎えられて、太鼓もノリノリです。



 Semaay-Bayati

 若林忠宏:Oud/尾澤理美:Darabuka/金子まゆみ:Req
 
 アラブ三大古典器楽曲のひとつ。四つの楽節に分かれていて、四番目は三拍子、他は10拍子という面白いリズムサイクルに乗って演奏される。
 時間が足りなくてリズムサイクルのレクチャーにまでは及ばず、残念。


 Lamma-badaa

 若林忠宏:Vo&Oud/尾澤理美:Darabuka/金子まゆみ:Req

 現存するアラブ歌曲の最古のものと言われる曲。
 アラブ歌曲は古い歴史がある筈だが「歌舞音曲好ましからずの不文律」のお陰か?
 世界最古の音楽理論書がありながら、芸能は口承に徹しているからか。


 Ya-Mustafa

 若林忠宏:Vo&Oud/尾澤理美:Darabuka/金子まゆみ:Req
たくさんのお客さんのアラブ太鼓・打楽器

 エジプト歌謡の有名な曲。日本でも坂本九さんが歌った。
 伝統民謡の手法に則りながらも、たわいもない歌詞が付けられているモダンなラブソング。長調と短調が混在して、音楽的に入門編としては面白い。
 お客さんにエジプト・タンバリン、シリア・タンバリン、エジプト枠太鼓、モロッコ枠太鼓など十個ほどを配ってセッションして貰いました。
 


 Ber-Ber

 若林忠宏:Vo&Oud/尾澤理美:Darabuka/金子まゆみ:Req
たくさんのお客さんのアラブ太鼓・打楽器

 若林忠宏が福岡で結成したバンド、民族音楽フュージョン楽団Maghreb-Windの為にモロッコのベルベル遊牧民族の伝統リズムに乗せて作編曲した曲。
 

 Tab-El-Samal
 
 若林忠宏:Vo&Oud/尾澤理美:Darabuka/金子まゆみ:Req
たくさんのお客さんのアラブ太鼓・打楽器

 イエメンのローカル楽団がアメリカ民族音楽レーベルの現地録音に残した曲。
 長靴型のアラビア半島のイエメンは古いアラブ音楽の伝統をかなり継承している面白い地域。
 

 Shehenaz-Longha
 
 若林忠宏:Vo&Oud/尾澤理美:Darabuka/金子まゆみ:Cajon

 今日のアラブ古典音楽でも演奏されるが、本来はオスマントルコ宮廷古典音楽の曲。
 トルコではジプシー楽団も演奏し、その場合は「Shehenaz-Sirto」と呼ばれ即興部分 が多い。
「女子十二楽坊」のデビュー曲として日本でも良く知られている。
 始めオリジナル曲として演奏していたが、どこからかクレームが付いたのであろう、途中「伝承曲」と言い換えていた。
 聞き覚えのある曲なのでお客さんの反応、ノリも最高潮。
 アンコール曲だったのに興奮が増してしまった様でした。

 ありがとうございました。

 コメント、ご感想宜しくお願いします。

 一曲一曲書きましたので、思い出して頂き、出来ましたら印象深かった所を具体的に。宜しくお願いします。
 

コメント(7)

みっきーさんより写真を頂きました。

左より、お客さん巻き込んでの太鼓大合奏で、

隣のダラブカを二人で叩くシーン。


太鼓合奏と若林のウード弾き語りにノリノリのみなさん。


帰り際、まだまだテンション高いみなさん!


ありがとうございます。
wakkyさん

みっきーです。

早速写真をUPしてくださったんですね〜。
ありがとうごじあます!!

レビューを書いていただくと

どこのどんな音楽だったのかと、復習(?)にもなり

こちらにとって、かなりありがたいです♪

個人的にはアラブ弦楽器「オウド(ウード)」の音色が

アラブの世界をイメージさせ

以前にエジプト旅行した際に

ナイトクルージングで船内で生演奏していたのも
きっとこのオウドだったと思い出しました。

弾き方一つで、印象がわかることを織り交ぜて
楽器紹介してくださったのが、わかりやすく
初心者の私でもこの楽器に親近感がもてました♪

ホントみなさん、楽しそうですね!!

また来月のライブを楽しみにしています♪

   みっきーより
   
お邪魔します、未だライブの余韻で嬉しさが引き続いてますこさとです。

どの曲も印象深かったのですが、
特にこれは!と思ったものを何曲か書かせていただくと…

まず一部ラストの曲「Laila」は今回のライブを通して一番好きになった曲です^^ブレイクがスパーンと決まったときはとても気持ちが良かったです!

それから「Bulerias」は元々フラメンコで一番好きな曲でして。オウドとフラメンコギター、カホンという組み合わせでの演奏はとても新鮮でした。思わず歌って踊りだしたくなりました♪

2部に演奏した「Ya-Mustafa」は坂本九さんの「悲しき六十歳」を聴いたことがあるのでとてもよく耳に馴染みました…原曲が聴けてこれもまた嬉しかったです。

そして何より楽しかったのは2部後半の皆での楽器セッション、そして歌でした!!!またこのような時間を色々な方と共有したいと切に願っています。ありがとうございました!
70'SoulMateさん

最高の写真&コメンツです!
遠隔地福岡に,しかも冷徹と評判なデジタルメディアでも,
しっかりとライブの熱さが伝わりました!

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