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愛の流刑地 【映画】コミュのこの映画の感想

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先ほど、レイトショーで観て来ました。
凄い映画です。

※ネタバレがありますので、注意してください。

【ストーリー】

冒頭、騎乗位のセックスシーンから始まります。
そこで寺島しのぶさん役の冬香が殺されます。
豊川悦司さん役の菊治が逮捕されます。
事件を解明する形式で、菊治と冬香の出会いから物語が進んでいきます。
裁判では「普通殺人」「嘱託殺人」のどちらなのかを論点に争われます。


【配役別の感想】

・「普通殺人」を支持する検事役の長谷川京子さん
先輩検事の佐々木蔵之介さんと肉体関係があります。
自分と冬香を重ね、誰よりも冬香の気持ちを理解していながら、「普通殺人」を支持する役は良かったです。
法廷では、ちょっとわざとらしい演技がありましたが、まぁまぁでしょう。
でも、あんな色っぽい格好をした検事さんって居るのかなぁ。(^^;)

・「嘱託殺人」を支持する検事役の陣内孝則さん
良く通る声は検事役として、迫力があります。
オーバーアクションやコミカルな演技も無く、非常に良かったです。

・冬香の旦那役の仲村トオルさん
家族の為に仕事に没頭する旦那さんの役です。
法廷での証言シーンでは、妻を殺された夫の怒りをうまく表現していました。

・冬香役の寺島しのぶさん
憧れの作家に初めて会う時の戸惑い。
子供3人の母親でありながら、菊治に惹かれていく。
そして、自ら菊治を求めてしまう。
その感情の移り変わりの表現が素晴らしかったです。

・菊治役の豊川悦司さん
冒頭のセックスシーンでの豊川さんの喘ぎ声。
同性としてちょっと引きました。( (( ((((;--)
でもトヨエツファンはあれがいいんだろうなぁ・・。
でも、豊川さんの演技は非常に素晴らしい!
掛け替えの無い人を殺めてしまい、苦悩する演技。
法廷で「普通殺人」「嘱託殺人」を論じている事を否定するシーン。
そして、法廷最後のシーンで、なぜ冬香が「殺して」と言ったかを理解し、「選ばれた殺人者」を受け入れたシーン。
豊川さんは凄かったです。

・冬香の母親役の富可順子さん
TVや雑誌などには取上げられないでしょうが、富可さんの演技も素晴らしかった。
富可さんの演技がこの映画をピリッとさせていました。


【総論】
この映画はまずいですね。

・人妻と付き合っている男性
・奥さんをほったらかしている旦那さん
以上の方に、この映画は脅威です。

・浮気(本気?)している奥さん
・旦那さんにほったらかしにされている奥さん
以上の方に、この映画は・・・羨ましいと映るのでしょうか。
しのにはわかりません。

しかし、夫婦仲が覚めていて、お互いの日ごろの行動を知らない人にとって、この映画は脅威です。

コメント(31)

私も昨日レイトショーで観てきました。

新聞掲載時は読んでいなかったので
ほとんど内容を知らずにいたのですが
とよえつと寺島しのぶさんの映画の宣伝と
平井 堅の歌で見たくなり初日に見に行ってしまいました。

感想は・・・
R−15指定なのでかなり過激なのかなぁと思っていました。
冒頭はやはり衝撃的でした。

ただストーリーが冬香が殺されるところから始まり
その後の裁判の流れを追いながら回想していくという構成
だったためかベッドシーンが強調される、ということはなく
淡々と進んでいったという感じがしました。

たとえ短い時間でも会いたい!
という気持ちはとてもよく分かるし
愛する人に殺されたい、という気持ちも
全く分からない訳ではないけれど
本当に好きな人を犯罪者にしてしまうというのは
どうなんでしょうか。

私は昔大恋愛していた彼がいたのですが
その人との恋愛を思いだしながら観ていました。
忘れかけていた恋愛体質を想い出させてくれる映画でした。
昨日横浜で見ました。
中年〜老年とおぼしき男性が一人で見に来ているのを見て
「新聞掲載時からのファンか?」と思ってしまいました。
お客の年齢層は高かったです。

内容・・・

もともと寺島しのぶが好きで、だから見たいと思った
映画でした。
最初から最後まで彼女が眉を八の地に
しているのが気になったけど(笑)
ホントに彼女がキレイになっていくさまは「みごと」
の一言。
最後の日の白いドレスなんてこわいほど綺麗だった。
ベッドシーンでは人妻が普段には着なさそうな
おしゃれなスリップが非常に印象的。
やっぱり女って好きな男が出来ると
下着を買うんだな、と思いました。(そこか!)


私には長谷川京子の「コスプレ」ともとれる
衣装が腑に落ちなかった。
佐藤浩一はやっぱり上手い。
仲村トオルも、昔に比べて格段に演技が
上手くなったと思った。
浅田美代子もしかり。
この人こんなに演技が上手かったっけ?


シーンでは・・・

出会いの時の京都の紅葉のこわいくらいの赤色、
冬香の白いワンピース母親に手伝って貰って
着るところ、
法廷で「死ぬほど人を愛したことがありますか」
と菊治が叫ぶところ
など特に印象にのこる。

極めつけは平井堅の主題歌。
やはり印象的な映画にはそれに見合った
曲がなければならない。
最後に流れて、その歌詞の内容にこわいくらいの
気持ちになりました。

エンドロールが全て終わるまで席を立てませんでした。

映画中3回、涙しました。
観ました…

原作の渡辺さんが考える究極の愛の形はやっぱり死なのかなって…考えさせられました。失楽園の時も

寺島と豊川の絡みは実はいくつか共演してるせいか息が合ってて、スムーズに流れて行く感はあった

情愛は誰しも心に持ってるものだと思うのだが、それがいつどんな風に理性がヒモ解かれ、男と女として原点に戻って行くのかなって…

愛されたい、愛したい、心の奥底に誰もが持ってる感情を代弁した映画なのかも知れない。

セックスでしか得られない快楽と安堵…

そして、愛されてる実感、確かにセックスシーンは一般映画の中にあって話題になってる以上だったとは思うけど、当たり前のようにも流れ的には見えた。
こんなこと言ったら誤解が有るかも知れないけど、10代、20代、30代、40代、それ以上の人など、世代によって感じ方が違うと思うなぁ
もちろん、男と女でも違うだろうけど…

それでも俺からすると素敵なラブストーリーだと思う

背景は別として
道徳うんぬんを話したところで、いろんな考え方が有るんだから、そこは触れ無いけど…
ただ、愛って何?
って知るのには良いかも

ぜひ、野郎よりも女性に観て欲しいです

幸せという実感とか、今は愛されてる、だから自分にはそんなこと無いなんて、思いは捨ててみると良いかも

情愛は深い部分ですから

もちろん、全ての人に当てはまる訳じゃないけど、人間には理性で抑え込んでる気持ちもあるということを描いた作品です

久しぶりに劇場が混んでたのは、やっぱり寺島とトヨエツの絡みが見たかったのかな?

真剣に観ないとちょい恥ずかしかったりします…

タブーというか、インビという、セックスと連呼したりと描写もきわどいですからね

是非、考える映画(感じる映画でもいいですけど)としてオススメです

単なる不倫や情愛だけの映画じゃないところがいいよ
先日レイトショーで観てきました。
どんな立場であってもあそこまで愛し愛されという関係になれた事は不幸じゃないと思いました。
死という選択をするまでの既婚者同士の恋愛という過程は最近ならありえるでしょうね。(不倫を肯定している訳ではないですよ)
菊治になら殺されてもいいという考えに至るまでの冬香夫婦の歪みの部分をもう少し描いて欲しかった気がします。
長谷川京子のシーンを削ってでもそういう部分があれば、法廷での中村トオルの演技の感じ方がまた変わったと思います。

恋する冬香の変化がよく描かれていました。
下着やお化粧、表情や仕草。
子供をおいて、母に言い残し家を出るシーンは怖い位冬香が綺麗でした。
豊川さんの演技も素晴らしかったけれど、寺島さんの黒髪なびく演技もよかったです。
脇を固めた俳優陣と平井堅の曲もすきがなくて、最後まで席立つ事なく観られました。
寺島しのぶは良かったですねぇ〜。
ラブシーンも最初は多過ぎ?と思いましたが、
控えめで従順だった彼女が、自ら求めるように変化していく様が
よくわかる作りだったと思います。
それほど見たいと思ってはいなかったのですが
見て良かったです。
みなさん、哲学的な考えを持って、この映画を観てらっしゃるのですね。
私はふだん映画って観ないもので、浅い考えしか沸かないのですが。
この映画は感動しました。
ただ、冬香と違って、同じ3児の母でも、
やはり、愛のために子供を捨てることはできないだろうな、と。
日が経つに連れ、冬香はSEXを求めて菊治を愛していたような気になって仕方がないです。
もう一度観れば、また考えも変わるのでしょうが。

そんな訳で、また観たいです。
そして、いろいろなことを考えたいです。
昨日一人で観にいきました。
映画が始まってすぐから涙が・・・。周りは、一人で観に来ている女性がいて、そちらからもすすり泣く声が聞こえてきた。映画の最初は菊治が冬香を殺してしまうシーンから始まる。原作を読み終えてから数日経ち、私の気持ちも落ち着いていたのだが、映画を観ると菊治の悲しさが私の中でよみがえり、涙が止まらなかった。でも、原作と違って、映画では菊治に救いの手があった気がする。このままじゃ辛すぎる・・・という私の気持ちも救われたような気持ちになった。冬香の母の言葉「冬香は後悔はしない、と言って出て行った」と、獄中に届いた冬香からの手紙「あなたに殺されにいきます」。これにより、菊治は救われたと思う。私も辛い気持ちに浸ってしまうなら、「愛の流刑地」を読まなければよかった、と思ったりもしていたけれども、その私の気持ちも救われ、楽な気持ちになれた気がした。
このような作品は、日常生活から文学というか芸術というかそんなようなものに触れさせてくれるのだなあと思った。好きな作品でした。
みなさん、書き込みが長い!それだけ、アイルケへの思いがあるってことですね。
長谷川京子のシーンがなんであんなに多かったんだ??
長谷川京子のシーンを削って、冬香のだんなさんの悪い面とか出さないのかなあ?みたいな。
長谷川京子さんについては、皆さん不評みたいですね。

長谷川京子さん演じる女検事も、妻子ある上司と不倫をしていて彼を愛している。彼女は彼を愛しているけれども自分が愛しているほどには相手は自分を愛してくれないもどかしさを感じている。
担当することになる裁判の被告人菊治は、冬香に愛され自らも愛した結果冬香を絞殺している。女検事の恋愛とある意味対極にある菊治と冬香。
女検事は、仕事抜きでとってもジェラシーを感じていたでしょうね。出来る女は愛情も手に入れたいでしょうから。
それが菊治への挑戦的な態度と挑発的な服装に表われていたし、それを描きたかったのだと私は勝手に解釈しました。
長谷川京子さんの演技的には明らかに他の役者さん達に比べて未熟でしたけど(^^;;

冬香は、一番美しい男女の愛がある間に、情熱が冷めやらぬ内に命を絶ってしまいたいと思ったのでしょう。
愛が燃え上がっていても絶対にピークはあります。二人の愛が冷めてしまうこと、それは冬香にとって恐怖であると思います。命を懸けてまでも菊治を愛してしまったのですから。

そんな事を感じました。
もう一度観たいですね、美しい映画でした。

ところで私は映画に出てくる菊治の住む千駄ヶ谷に住んでいますので観ていてぶっ飛びそうになりました(笑)
ご近所でこんなことがあったなんて♪
未熟で、多少嫌味の残るVシネのような演技は置いといて…

『私も首を絞めて殺して欲しかったわ…』と妬ましげに言うシーンも印象的でした。
彼女が演じる 挑発的な容姿と態度は 鎧で身を固めた弱い女性に見えました。 逆にありのままをさらけ出せる冬香は 女の熱情と強さを感じました。

この映画に出てくる 女性 
冬香・冬香の母・女検事・バーのママ・冬香の友人の 
それぞれの言葉にこの映画のキーワードが あるような感じがしました。
まるちゃんママさん
なるほどー。長谷川さんの役は、そういった意味があったのですね。
私は、冬香が引っ越した新百合ヶ丘が近いのです。小田急線ロマンスカーが新百合ヶ丘駅を通過する瞬間「おおっ!」と思いました。映画も新百合ヶ丘ワーナーマイカルで観たので、他の観客のかたからも声がでていました。身近な地域が出て、びっくりしましたよねー。
「なぜ男は女を殺したのか、そしてなぜ女は死を望んだのか」
とても深遠なテーマで、一回見ただけでは拾いきれなかったパーツがあったように思えたので、思わず二回見に行ってしまいました。
以下、死の深層について私なりの解釈を書いてみたいと思います。
元気な子供達としっかり稼いでくる夫、平凡だけど安定した生活。もちろん幸せには感じていたけれど、どこか満たされない。充実感がない。なぜなら、その安定した生活としての幸せとは裏腹な、学生の頃に読んだ「恋の墓標」に描かれていたような、モラルに囚われず本心のまま自由に性愛に生きる生き方に強い憧れがあったから。
そんな冬香が菊治と出会い、関係を持つ事でそれまで経験した事がなかったエクスタシーに導かれ、女としての喜びを得る事で冬香の充実した幸せな人生を完成させるためには欠かす事の出来ないものを手に入れる事が出来たのです(天まで登りつめた女は、もう降りてこられない)。
しかし、菊治と逢瀬を重ね、女としての喜びを得る一方で、母として愛する子供達への罪悪感が徐々に冬香を苦しめていく。子供達を連れて菊治の元に走ろうかとも考えたのだと思います。けれど、子供達が夫と楽しそうに遊んでいる姿を見て、自分の勝手な都合で子供達の愛する夫を引き離す事は出来ないと思ったのでしょう。
ずっと望んでいた幸せを与えてくれる、女として愛する菊治との別れは考えられない。他方、母として愛する子供達を切り捨てる事も出来ない。つまり「今、生きているって感じがする」という程の、この完成された幸せは保ち続ける事の出来ない幸せ。
どちらかを失わなければならない。愛する気持ちが大きければ大きい程、それと比例して失う時の悲しみも大きくなります。愛する気持ちが大き過ぎる故に失う事を考えた時の悲しみに耐え切れないと悟り、冬香は自分の人生の幕をここで降ろす事にしようと決意する。
自殺によって一人で死ぬという事は、幸せを手にする事が出来ず、絶望の中死ぬという事になる。最高の幸せは手にする事が出来たのだから、その幸せを抱えたまま幕を降ろしたい。
では、もし愛する男と一緒に死ねたら・・・という想いから「私のために死ねる?」と聞くと、「生きていたいんだ」と菊治が答える以上、一緒に死ぬという選択は出来ない。
ならば、幸せの絶頂の中、愛する男の手で死に、さらに愛する男を殺人者にする事で「最後の女」として相手を拘束する。という究極の最後を望むようになる。
とは言え、いくら愛する人の望みを叶えてあげたいと言っても、普通、愛する人をその手にかけるなんて事は中々達成出来る事ではないでしょう。実際、初めて冬香が「殺して」と懇願した時は未遂に終わっています。そこで菊治をもう一押し出来る方法がないか冬香は考えていたのではないでしょうか。
そして運命の花火大会の日、冬香は死装束ともとれる真っ白の下着に真っ白のワンピースを纏い、後で見つけてもらえるであろう菊治宛の手紙を思い出の本に忍ばせ、まるでこの日に自分の望みを菊治は叶えてくれると確信しているかのように菊治の元へと向かいます。そう確信できる、菊治をもう一押しする仕掛けを意図的に冬香は用意していたのではないでしょうか。それが「もう誰にも触らせない・・・」の夫とのトラブルの告白。この告白が、愛しているからこその拘束したい独占欲からくる、菊治の瞬間の殺意を呼び、冬香は願い通り究極の最後を遂げる・・・。といったところではないかと思います。


確かに命は尊いものであり、また、「社会」という枠の中で生きている以上、その枠を持続していくためのルールであるモラルは守らなければなりません。けれど、それらを気にするあまり、自分が真に望んだ生き方から離れ過ぎた生き方というのは、充実感の得られない、体が生きていても心が死んでしまっているのです。冬香の望みはモラルという点から見れば身勝手だったと言えますが、必ず終わりが訪れる人生というものを、自身にとっての最大の幸せを抱えたまま意図的に閉じるという究極とも言える一つの愛の形に、一概に否定は出来ず遣り切れなさを感じたのと、愛の複雑さというのを考えずにはいられませんでした。

話題を呼んでいたベッドシーンですが、下手すれば話の出来たポルノ映画になるところを、演出の仕方や豊川悦司と寺島しのぶの2人の熱演によって、『精神と肉体と両方がつながり密着し、心身ともに狂おしく燃えてこそ、愛は純化され、至上のものとなる。』というテーマを見事に表現されていました。

母親役の富司純子。出番も最後の方で、台詞も少ないのですが、この作品を完成させるのに欠かせない存在でした。
大切な娘の命を奪った菊治は絶対に許す事は出来ない。だけど、菊治は娘がずっと望んでいた幸せ、最後に望んだ形の死すら与えた男。その娘の真意を明らかにしなければ娘が浮かばれない。ただ、それでも嘱託殺人の決定的証拠となる冬香の手紙までは出す事はできない。
その母の苦しい胸の内を全て察し、望まれたとは言え愛する娘の命を奪ってしまった事への謝罪と、菊治でさえ知らなかった冬香の気持ちを断腸の思いで語ってくれた事への感謝の気持ちから、菊治は一言も発する事なく係員の静止を振り切り、形振り構わずただただ心の底からの土下座を繰返す・・・。その語らずとも全てを伝える強烈な土下座を見た瞬間、一気に感情が昂ぶり涙を堪える事が出来ませんでした。

この作品にピッタリはまっていたエンディングの哀歌(エレジー)が最後の演出とともに流れた時は、再び涙が流れてエンドロールが終わった後も直ぐに立ち上がれませんでした。

この作品は理解出来るか出来ないかで評価が大きく分かれてしまうと思いますが、理解が出来れば「愛」について、「死」について、再び考える良いきっかけになると思います。
殺して欲しくなりました…まぁ今、生きてますが。
私は、この映画を見て
冬香が菊冶に自分を殺させた理由が
映画の中で
冬香自身の言葉や話の流れで
クローズアップされていないことに
はじめは違和感がありました。

冬香が菊冶に自分を殺させた理由とは、
心から愛する菊冶の最後の女になること、
菊冶をほかの女に渡さず、
触らせず、独占することです。

自分を、愛する菊冶に殺させたことは
阿部定が吉蔵の陰茎を切断したときの
心情と同じで、
女の本質と思います。

この映画の中で、女検事に、
冬香は、菊冶を独占したかったのよ、というようなことを
映画の中で言わせました。

必要以上に現実的に性的で生々しくて
嫌悪感や違和感さえ感じさせる
映画の中では浮いた印象の女検事は
冬香と何の変わりもない、同じ「女」なのです。

この映画は男と女の純愛であることに他なりませんが
女の悲しい情念をあからさまに描出せず
美しく芸術的で文学的に描く一方で、

この映画を
非現実的でただただ文学的で芸術的な純愛として
でっちあげないために、

冬香を含めた「女」の本質を描くために、

女検事は必然的に重要な人物なのだと
確信します。
どっちにも引き返せない。
これは、なんとなくわかります。
だから、死なんでしょうね。
愛するひとに殺させちゃうのか〜。あ〜あ。エゴだなあ。

はあ、トヨエツめあてで
軽い気持で昨日みましたが思いのほか入ってしまい、
かな〜〜り好きな映画だったので、自分でショックです(笑)
いつもは見ないエンドロールまでみてしまいました。
平井堅の歌、よかったですね。
おくりびとも数日前に見ましたが
「おくりびと、すんごい良かった〜。さすがアカデミー賞!!」
と言える爽やかな人になりたいです(さらに笑)。

女はずるいなあ。という意見に、私も賛成。
でも、この寺島しのぶは幸せな女性ですね。
最後のトヨエツのシーンも救いがあって好きです。

ところで、演技は関係なく
長谷川京子のあの服装は、逆セクハラなのでは?
と思いますた。
今なら冬香が菊治に「首を絞めて」と懇願した意味が分かる気がする。

あの人の最後の女になる事

私にとって最後の男で居て欲しい。

そして、後には戻れないどうしようもないこの現実。

結ばれる事が許されないのなら、私もそうやって愛する人の手に掛かって

この人生を終わらせたぃ。

それが、最高の幸せであり、最大の愛のように思います。
私もこんなふうに死にたい、っていうのが率直な感想ですぴかぴか(新しい)
泣けました(>_<)
ずっとみたいと思ってだけど、
劇場にも、レンタルするのも、戸惑ってしまい
今になってしまいましたf^_^;

すんごく共感できます!

もう、誰にも触られたくないの‥
って気持ちはリアルすぎて、旦那にはこの映画は見せれません(^^;)
原作よりも
映画が好きです
原作はSexの場面ばかりで…

何年か前に
『このまま、自分を消すことができたら、どんなに幸せだろう』
って、思ったことがあります

それは交わっている瞬間に思ったのではなく

自分をわかってくれる人と一緒にいる時間があまりにも、おだやかで、優しくて、 安心できて、癒されて、幸せで、
この人に出会うために生まれたんだと、思ったのです
彼とは年は違いましたが、誕生日も偶然同じでした

幸せの絶頂で
息絶えたら、ずっとその想いを抱いたままでいられるような、気がしました

だから
冬香の気持ちが、わかる気がするのです

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