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特亜記事保存会コミュの【反日映画の嘘に騙されるな!】その3  「俺は君のためにこそ死にに行く」

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映画「俺は、君のためにこそ死ににいく」


微妙な映画だった。

脚本・製作総指揮の石原慎太郎のタカ派的、右翼的な思想が出ていると言う人もいるだろうが、私はかなり違う感想を持った。


「彼らは本当に素晴らしい、美しい若者たちだった」という鳥濱トメさんの感慨は、証言として事実である。

また、「靖国神社で待ってるぞ」などの言葉も、当時実際に言われていたことだ。

これらのことに触れずに避けて日本の戦争を描く映画が多いが、それらも、またある種の思想に基づいていると私は思う。それらの思想表現はやってよくて、この「俺は君のためにこそ死ににいく」のような表現だけがけしからんというのはフェアではない。

だからといって私はこの映画を絶賛するわけでもない。

タカ派と言われている石原慎太郎が、実は多分に左翼的な国家観を持っているのではないかと私には思えた。

鳥濱トメさんとその周辺のことは、さすがに直接何度も話を聞いているだけに、かなり事実に基づいていると思われる。しかし軍の将官たちの描写など、事実に基づかない創作したセリフを駆使してまで、当時の日本の愚かしい部分を強調している。

それにより、題名のとおりの「君のためにこそ」という思いさえも、映画の中では霞んでしまって、あまり響いて来ないものになってしまったようで、残念であった。

戦争を経験した世代の人でも、その時代に対する見方は大きく別れるものだが、石原さんは「当時の日本は今の北朝鮮以上にファナティック(狂信的)だった」と発言しているそうだ。この映画には、その見方が存分に現れている。文筆家としての石原さんの「反権威」的な部分が強く出ているのでは、と私には思えた。この映画での日本国は、若者に対してあくまでも抑圧者で、強制者なのだ。

近代の総力戦というのは国全体が熱くならないと戦えないものだったので、日本が狂っていたというのなら参戦国は全部狂っていたことになるだろう。
そんな中でも特攻は、極めつけとは言えるかもしれない。しかし日本人は自国を守るためここまでやるんだ、ということが他国に与えるインパクトは小さくなかったと思う。現代の人権という観点からは決して正しかったなどとは言えないが、当時の情勢を思えば、単純に愚かだった、無駄だったと即断するのも軽々しい考えではなかろうか。

当時、特攻隊を含む多くの兵士にとって、個人的な「君のため」と公的な「国のため」とが、一つに重なるものだったのだろうと私は思う。
特攻に飛び立つ兵士たちは、信じられないほど清々しい顔をしていた、という証言は多い。特攻機に乗り込む直前の、笑顔の写真も残っている。


しかしこの映画の特攻兵たちは、一様に暗い表情のままで行ってしまう。


「海ゆかば」がBGMで出て来るのは、英霊の方々の気持ちを思えば納得できるし、心底泣ける。「同期の桜」の歌にも、最後の歌詞には靖国神社が出て来る。そういう、今までの日本の戦争映画では抜け落ちていた部分を、いくぶんか拾い上げた作品として存在は評価できる。

しかし、もっと思い込みを排除し、事実に徹して欲しかった。それが残念である。



特攻作戦の生みの親と言われる大西滝治郎中将は、自らも「これは統率の外道である」と認めていたが、終戦翌日に引責の自害を遂げた。介錯も、医師の処置も拒否し、10時間も苦しんで息絶えたという。その遺書をここに記しておく。

特攻隊の英霊に日す。善く戦ひたり深謝す。最後の勝利を信じつつ肉弾として散華せり。
然れ共其の信念は遂に達成し得ざるに到れり 吾死を以て旧部下の英霊と其の遺族に謝せんとす。
次に一般青少年に告ぐ。我が死にして軽挙は利敵行為なるを思ひ、聖旨に副ひ奉り自重忍苦するの誡ともならば幸なり

隠忍するとも日本人たるの矜持を失ふ勿れ。
諸子は国の宝なり平時に処し猶克く特攻精神を堅持し日本民族の福祉と世界人類の為、最善を尽くせよ。

大西中将は、自分は死後100年経っても許されないだろうと言ったという。しかしこの遺書の、特に最後の部分は非常に重く響いてくる。

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