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科学は愛ですコミュの放射性災害がれき:北九州市が児童たちにがれきの焼却処理の安全性を教育

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■放射性災害がれき:北九州市が児童たちにがれきの焼却処理の安全性を教育
(#Radioactive Disaster Debris: Kitakyushu City Educates Kids How Safe
It Is to Burn the Debris
:7月23日英語版配信分)


Source: http://ex-skf.blogspot.jp/2012/07/radioactive-disaster-debris-kitakyushu.html


災害がれきの処分について、私は久しく記事を書かなかったが、それは宮城県
と岩手県にあるがれきは、当初思われていたよりもずっとずっと少ない量であ
ることが判明し、日本の大半の地域において、次第にその問題の重要性が縮小
化しつつあったからである。ただし、たとえどんな類のがれきであっても運び
込んで焼却する、とこれまで以上に決め込んだ市長を擁する市は例外である。

そのような都市の一つに、石原慎太郎都知事(78)の管轄下にある東京がある。
また大阪市では、並外れた才能を持つ若き橋下徹市長の管轄下にあり、ニュー
スに取り上げられ続けるためには、何にでも迎合するのだろう。

そして北九州市である。北橋健治市長は在住者たちにがれきを押しつけるため、
情け容赦のないキャンペーンを展開しているのだ。彼はふざけたことに、小学
生と中学生に対して、九州地方にわざわざ災害がれきを運び込んで焼却するこ
とが、いかに安全で素晴らしいことなのかをその親たちに教えさせるため、教
育しているのだ。

北九州市の保護者の中には、この教育パンフレットについて知り、憤慨してい
る人たちもいる。ここに掲載しているものは、小学校4年生から6年生の児童
向けに作られたパンフレットのコピーである。

このパンフレットは、誤解を招くおそれのある情報と、誤解を意図した部分的
な真実であふれている。

※訳注:パンフレットは上記リンク先でご覧になれます。


『がれき処理ってどんなこと?』

「東日本大震災から1年以上が過ぎましたが、震災の被害を受けたところでは、
まだまだ、がれきが高く積まれたままです。 [掲載されている写真は恐らく
1年以上前のもの] そこで暮らしているみなさんは、1日も早くがれきがな
くなるのを待ち望んでいます。 [真実ではない。岩手県の当局者たちは公式
会見で、北九州市側の要請があったため、がれきの移送を検討していると述べ
ている。また別の機会では、岩手で処分するので問題はない、とも語っている]
そのためには、みんなが協力して、がれきの処理をすることが必要です。その
ような中、北九州市は、震災で困っている人たちのために、がれきの中でも、
燃えるものの処理に協力することになりました。」


中段の第2項では、「このがれきからの放射線の量は、北九州市の自然やみな
さんの健康への影響はありません。これは、がれきを燃やしたときも、燃やす
前と変わらないことが確認されています」とある。 [枝野幸男氏をマネた
「すぐには影響が現れない」ということか?]

「私たちは、目に見えていなくても、今も昔も宇宙、地面、空気、食べ物など
の自然界から放射線を受けて生活しています。今回、北九州市では、専門家の
意見を聞き、がれきの受け入れを決めました。このがれきからの放射線の量は、
北九州市の自然やみなさんの健康への影響はありません。」


そして小さい活字では、がれきの焼却による洗浄効果を子供たちにさらに印象
づけるかのごとく、次のように記載されている。


「5月にがれきを試しに燃やしたときの工場周辺の放射線の量は、試しに燃や
す前の放射線量と変わりませんでした。(燃やす前:小倉北区0.08マイクロシーベルト、
門司区0.10マイクロシーベルト  燃やした後:0.06〜0.07マイクロシーベルト) [早川教授
は喜ぶことだろう]


最後の第3項『風評被害を防ぎましょう』では、このように述べている。


「がれきの受け入れに当たって心配なことは、北九州市の生産物(畑や海でと
れるもの)や北九州市の人々、北九州市についての風評被害です。風評被害を
防ぐために北九州市では、事実を正しく伝えています。受け入れるがれきやそ
の処理の安全性についてホームページやパンフレットなどでもお知らせしてい
きます。がれきについてのまちがった情報に振り回されることなく、正しい判
断をしていくことが大切です。」


そして3人の可愛い少年たちを見て欲しい。彼らが何を言わんとしているか、
私にはおおよそ見当がつく。真ん中の少年は次のように言っているのだ。


「でも、僕の両親は、がれきを燃やすのは危険なことだと言っているよ。だっ
て、放射性物質であるだけじゃなく、がれきには有毒な工業原料も含まれてい
るんだから…」


両脇の少年は真ん中の少年に向かってこう話している。


「ばかげたことを言うなよ。それは「風評被害」っていうんだよ。僕たちは、
岩手で苦しんでいる可哀想な子供たちを助けなければいけないんだ。親たちを
黙らせて、先生や市長さんが言っていることを実践しなくちゃいけないんだ!」


あるいは逆にこうなのかもしれない。真ん中の少年が両脇の少年たちをなだめ、
危険なことは何もないんだと。


Twitter上の投稿を特定の話題ごとに収集してまとめているサイト(togetter)
での北九州市のパンフレット問題を扱うコーナーによると、各校長が市長や教
育委員会による指示のもと、北九州市でのがれき受け入れや焼却について、夏
休みに入る前の学期終業式で肯定的に話すよう要請があったという。以下はそ
の一連のツィートの一部である。


「昨日、学校長に終業式で小4以上に「がれきの受け入れは良いことをしたの
だと生徒に話すように」と繰り返し話すことと、北橋市長が伝達したと聞いた。
我が家は中学生なので、どうかな?と思っていたが、やはり今日の終業式で、
その話が出たそうだ。」


北九州市長は自身のウェブサイトを開設しているが、そこで彼は、がれき受け
入れに対する論拠を英語で述べている。お読みになりたい方は、こちらのリン
ク先をご覧下さい。 http://www.kitahashi.net/Decision20jun2012.html


なぜ市長は堂々と公衆の前に出て、「市を潤すお金のために災害がれきが欲し
い。利権が市にもたらされるのだ」と言わないのだろうか?

ところで、宮城県女川町から運び込んだ災害がれきを、家庭ごみと混ぜて焼却
した東京都世田谷区では、焼却場でアスベストと水銀が検出されている。また、
規制値を超える量の6価クロムとヒ素も災害がれきの中から検出されている。


取るに足らないことだ。すべては安全であり、すべては見込みのない「復活」
を助けるためなのだ。

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