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科学は愛ですコミュのバイリンガルの脳、記憶力と注意力に優れている=米大学調査

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バイリンガルは「脳力を高めてくれる」
(Being bilingual 'boosts brain power':5月1日英語版配信分)


http://jp.wsj.com/Life-Style/node_436534
[WSJ日本版]
2カ国語以上話せる人は、1カ国語しか話せない人と比較して注意力が優れていることが、最近の調査で明らかになった。

 科学者の間では随分以前から、一部の知能の向上が、2つ以上の言語の習得によって脳内ネットワークに構造的な変化が生じることと何らかの関係があるのではないかと考えられていた。楽器の演奏技術の習得のために長時間練習を行うことによって、音楽家の脳に変化が表れることがあるのと同じように。

 米科学アカデミー紀要に発表された論文で、米ノースウエスタン大学の研究チームが今回初めて、2カ国語を話す人と1カ国語だけを話す人との間に、語音を処理する脳の能力に違いがあることを明らかにした。それによると、2カ国語を話す人の脳は1カ国語だけを話す人の脳と比較して、音節を判別する能力に優れており、ざわめきに埋もれた音節でも感知できるという。

 そのような聴覚神経系の生物学上の違いによって、2カ国語以上を話す人は注意力やワーキングメモリー(=作業記憶。一時的に情報を保存しておく機能)も向上しているという。

 今回の研究に携わったノースウエスタン大学のニナ・クラウス教授(神経生物・生理学)は、その理由について「頭の中で2つの言語が行き来しているため、関連性のあるものとそうでないものとの判別が非常にうまくなる」と述べ、いわば頭の中でジャグリングを行っているようなものだ、と説明する。

 クラウス教授ら研究チームが行った最新の調査では、英語とスペイン語を流ちょうに話す23人の高校生と英語だけを話す25人の10代の若者を対象に、語音に対する無意識の神経反応を調査し、両グループの被験者の脳信号を比較した。

 両グループに「da」という音節を聞かせたところ、静かな状態では両グループとも問題なく聞き分けることができたが、雑音がある状態では、2カ国語を話す生徒たちの方が語音の基本周波をはるかに正確に感知していた。

 「2カ国語を話す人の神経系統の音に対する反応は、1カ国語だけを話す人のそれとは違うとの結論に至った」とクラウス教授は話す。

 2カ国語以上を習得した人は、このように神経系統が微妙に変化することで脳の力が増し、複数の作業を同時に行ったり、物事を優先順位付けする能力が高まり、恐らく加齢による衰えにも強くなることが、最近行われた複数の調査で明らかになっている。

 実際、ウォール・ストリート・ジャーナルが2010年10月13日付の記事「バイリンガル脳は認知症になりにくい」で報じたとおり、2カ国語を話す人は、認知症やアルツハイマー病を平均4年遅らせることができる場合があることが予備調査で明らかにされている。

 さらにルクセンブルクの健康研究センターが昨年公表したリポートによると、2カ国語以上を話せる能力は記憶力の保護にも役立っているという。

 複数の言語を話す高齢者を対象に調査を行ったところ、話せる言語が多い人ほど、記憶力がいいことが明らかになった。3カ国語を話す人は2カ国語を話す人と比較して、認知機能障害を発症する確率が3倍低く、4カ国語以上を話す人は5倍低かった。

 つい最近まで、同時に2カ国語を学んで育った子供は、1カ国語だけを学んだ子供と比較して、発育上問題があるとの懸念が叫ばれていた。

 新たな調査では、赤ちゃんでさえも、ほぼ何の問題もなく2カ国語を操る能力を身に付けることができることが明らかになった。

 カナダのブリティッシュコロンビア大学幼児研究センターの研究チームのリポートによると、2カ国語を話す家庭で育てられている赤ちゃんは、子宮にいたときに聞いた2つの母国語それぞれに生まれたときから好反応を示し、各言語を容易に判別することができる。

 さらに、2カ国語の家庭で育つ乳児は、赤ちゃんが1つの言語を学ぶときと同じように、2つの言語の文法を習得しており、たとえ英語と日本語や英語とパンジャブ語のように互いに全く異なる言語であってもそれは変わらない。

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