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科学は愛ですコミュの科学的に偽りであることが証明された脳に関する9つの迷信(2)

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アルコールが脳細胞を殺す

[画像 左] 

これもよく考えればわかることですが、もしお酒を飲んでいるそばから脳細胞が死んでいくとしたら、すぐに障害が起こって気づくはずです。確かに、アルコールは脳や身体に影響を与えますが、昏睡状態になるまで飲み続けるぐらいでないと、脳にダメージを与えるまでにはなりません。

Grethe Jensen氏が1993年に行った研究では、亡くなった人の脳のサンプルを調べています。その結果、アルコール中毒だった人とそうでない人の脳細胞には、特に違いが見られませんでした。アルコールは、脳細胞を殺すのではなく、働きを抑制するのです。元米LifehackerのKevin Purdyの説明によると以下のようになります。

アルコールは、神経伝達物質のグルタミン酸が神経細胞へ情報を伝達するシステムに影響を与えます。アルコールがシナプスの中のグルタミン酸に侵入すると、情報を送る機能に異常が起きるので、結果的に筋肉や発話、バランス、判断など、脳全体の機能に影響が及ぶのです。

お酒を飲むことで脳に何が起きているかを知った上で、正しい選択をしないといけませんね。


インターネットが私たちを愚かにする

[画像 中]

「sweeping generalizations」という言葉を耳にしたことがあるでしょうか? これは「一般的すぎてほとんど意味をなさない論理」という意味です。これと同じように、広すぎる対象範囲から一つの結論が出ているものは間違いだと言っていいでしょう。ステレオタイプはこういうところから生まれるのです。インターネットが私たちを愚かにするという主張は、ある特定の場面では正しいのかもしれませんが、一般論とすることは間違いです。今のところ、これを裏付けるようなリサーチは発表されていません。

この迷信を私たちが簡単に信じてしまう理由は、インターネットによって人が他力本願になりつつあるからです。どこへ行けばいいのかはGPSデバイスが教えてくれるし、なんでもググればいいので、あまり記憶もしなくなりました。しかし、これが「私たちは愚かになった」につながるとは言えません。心理学者のDaniel Wagner氏によると、私たちは「transactive memory(交換記憶)」に頼るようになったのだそうです。交換記憶は実は便利なもので、全体を記憶するのではなく、名前やキーワードだけを覚えるようにできているので、小さい容量にたくさんの情報を保存できます。あとで全貌を知りたかったら、そのキーワードで検索をかければいいわけです。

このように、私たちは全体を思い出せないことで、自分がインターネットのせいで愚かになったと思い込んでしまっています。インターネットのアクセスがない状況に陥ると、私たちはバラバラの情報のかけらをつなげることができず、途方に暮れてしまうわけです。しかし、科学的な根拠は現段階ではないのですから、「インターネットによって愚かになる」というのはカルチャーとして言われているだけだということになります。


赤ちゃんにクラシック音楽を聴かせると天才になる

[画像 右]

この迷信は、90年代にGordon Shaw博士とFrances Rauscher博士がカリフォルニア大学アーバイン校で行ったリサーチが元になっています。予備調査の結果では、モーツァルトのある曲を聞くと、子供の「時空間的な理由付けをする能力」が向上することが示されました。ここだけが大きくヘッドラインとして取り上げられ、子供を天才児にしたい母親たちをターゲットとしたビジネスモデルができあがってしまったのです。「Skeptoid」というポッドキャストでは、この研究の最終的な結果はそれほど驚くべきものではなかったと伝えています。そして、モーツアルト効果についてこのようにまとめています。

モーツァルトの音楽は、人々が手軽に手に入れられて癖がなく、芸術的にも受け入れやすいものです。モーツァルトを聴くと、一時的に認知能力が上がると示した研究はたくさんありますが、「モーツァルト効果」を数値的には証明できません。残念なことに、メディアが予備調査を無理矢理科学と結びつけて、間違った知識を広めてしまったのです。

その後の研究で、いくらモーツァルト効果は正しくないと発表されても、これは未だ根強く残っている迷信です。もちろん、クラシックを聴いたからといって身体に悪いことはないので、好きな方はどんどん聴いてください。ただ、モーツァルトに過度な期待はしないようにお願いします。


脳を使うゲームで賢くなる

[画像 なし]※画像掲載できる領域がありませんので以下の画像は省略させて頂きます。 詳細はこちら→ http://www.lifehacker.jp/2012/01/111231_brainmyths.html


通勤・通学中のゲームで脳力をアップできたら、どんなに素敵なことでしょう。これは、ニンテンドーDSの『脳を鍛える大人のDSトレーニング』のセールスポイントでした。ところが、別にこのゲームでは何も変わらない、と指摘した調査があります。

脳力を向上させるとしているゲームを、18歳〜60歳の8600人に一日10分以上、週3回プレイしてもらいました。そして、対照グループの2700人にはゲームをさせず、代わりにネットサーフィンをしたり、簡単な一般知識についての質問に答えたりしてもらいました。6週間後にテストを行ったところ、ゲームをした人たちと対照グループに特に違いは見られませんでした。それどころか、いくつかのセクションでは、ネットサーフィンをしていた人の方が高いスコアを出したのです。

とはいっても、簡単な算数をしても何にもならないわけではありません。私たちの暮らしには、シンプルな計算ができればいいことがよくあります。複雑なゲームを毎日プレイしている人は、自分がだんだん上達していくのを感じると思いますが、それは必ずしも知能アップにはつながらないのです。


あなたのIQは一生変わらない

[画像 なし]

IQは知能レベルを示す指数です。知能とは何かという議論はここではおいておきますが、高いIQスコアは知能レベルを正しく示したものではないとも言われています。また、IQは生まれ持ったレベルから変化しないとも言われてきましたが、これは間違っています。「Business Insider」(英文)の記事によると、数週間でIQを上げることができるのだそうです。

IQがアップするという主張を裏付ける研究はいくつもあります。そのうちの一つは、イギリス人の12歳から16歳までの学生を調査したものです。始めに全員のIQを調べて、4年後に再び測ったところ、9%の学生が15%以上アップしていました。これは誤差ではなく、意味のある数値です。MRIでも、灰白質に変化が見られました。

Iこれは有益なニュースですね。IQの低い人(75-90)には、刑務所に入ったり、貧乏になったり、高校を中退してしまう傾向(英文)も見られるそうです。デラウェア大学の調査(英文)では、IQの高い人は社会的知性も高いということがわかっています。IQを上げることができるということは、元々高い人にはあまり関係のないことかもしれませんが、努力家にはうれしい情報ですね。


プレッシャーの元で、脳はより良く働く

[画像 なし]

皆さんも、きっと一度は「あり得ないような締め切りになぜか間に合った!」という経験があるのではないでしょうか? 私たちはプレッシャーを感じたときに力を発揮して、うまくやり遂げてしまうことがあります。時間との戦いは功を奏することが多いですが、だからといって脳が平時よりも良く働いているわけではないようです。それどころか、「Franklin Institute」によると、ストレスは脳の働きを悪くするのだそうです。

科学が進歩し、脳とストレスの関係が以前よりもわかってきました。脳にストレスがかかるとホルモンが出るのですが、これはもともと危機的状況下で短期的に使われるものです。しかし、日常的にストレスを感じると、このホルモンも出続けることになり、結果的には脳細胞を殺してしまうことになります。

あなたが、プレッシャーがある方がいい結果が出せると感じているのなら、それは終えたという結果や安堵感からきているものなのではないでしょうか。ストレスがいい仕事をもたらすわけではなく、締め切りが近いということでモチベーションが上がっているだけなのです。とはいっても、ストレスゼロの生活を期待するのは難しいので、ストレスを軽減させたい方は「ストレスを減らすために心がけたい7つのこと」を参照してみてください。


Adam Dachis(原文/訳:山内純子)

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