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科学は愛ですコミュの遺伝子組み換え:パパイア、輸入解禁 食品安全委「健康影響ない」 「消費者敬遠」業者は二の足

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遺伝子組み換え:パパイア、輸入解禁 食品安全委「健康影響ない」 「消費者敬遠」業者は二の足
http://mainichi.jp/life/food/news/20111114mog00m100010000c.html
ハワイで一般的に流通している遺伝子組み換え(GM)パパイアが、12月から輸入可能となる。一個一個に「組み換え」と分かるシールの表示が義務づけられる。GM作物はこれまでトウモロコシなどが食用油の原料や家畜のえさに使われているが、生で丸ごと食べるGM作物の輸入は初めてだ。【小島正美】

 ◇食品安全委「健康影響ない」 「消費者敬遠」業者は二の足
 日本に輸入されるパパイアは主にフィリピン産とハワイ産。フィリピン産(約2300トン、10年)が約8割を占め、ハワイ産は約2割だ。空輸されるハワイ産は味は良いが、約600〜1500円とフィリピン産の2倍以上で、百貨店では高級品扱いだ。

 ハワイでは70年代以降、果実に黒い斑点をつくるウイルスの病気が増え、90年代前半に全滅寸前まで追い込まれた。この時開発されたのが、ウイルスに強い遺伝子をもたせた組み換え技術だ。98年にGMパパイアが初めて栽培され、徐々に面積が増えて、昨年は生産量の約8割になった。ハワイのスーパーや飲食店で提供されているのはほとんどGMパパイアだ。

 GMパパイアを開発した米国農務省太平洋農業研究センター長のゴンザルベス博士は9月上旬、学会に出席するため来日。「ハワイの生産者はGMパパイアのおかげで生き延びることができた」と説明した。

  ◇  ◇

 食品安全委員会は09年7月、GMパパイアの遺伝子データなどを検討し「アレルギーを起こす心配はなく、食べても健康に影響はない」と評価した。遺伝子組み換え食品はJAS(日本農林規格)法と食品衛生法で表示が義務づけられている。パパイアについては消費者庁は「一つ一つに組み換えと分かるシールをはる」と決め、12月からの輸入を認めた。表示義務は乾燥させた製品や缶詰にも適用され、外食メニューは適用外となる。

 しかし、業者の多くは輸入に消極的で、日本で店頭に並ぶかどうかは未知数だ。ある業者は「遺伝子組み換えに不自然なイメージがあるためか、消費者側に避けるムードがある。輸入は難しい」という。

 日本消費者連盟は「大型哺乳類に食べさせて実験していないなど安全性の審査は不十分、飲食店でも表示すべきだ」と国内販売に反対している。遺伝子組み換え作物に詳しい小泉望・大阪府立大教授(植物分子生物学)は「ハワイで私も食べた。安全性に問題はない。バイオテクノロジーの成果を実感できるよい機会だ」と話す。

 GMパパイアは日本で流通するのか。組み換え作物の流通に詳しい消費生活アドバイザーの蒲生恵美さんは、「安価なフィリピン産に比べ価格差が大きいと手が出ない」と話す。流通業者が取り扱うかどうかがパパイアの今後を決めそうだ。

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