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科学は愛ですコミュのスーパーコンピューターは、「アラブの春」を予測した

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スーパーコンピューターが革命を予測
(Supercomputer predicts revolution:9月11日英語版配信分)


http://japan.internet.com/busnews/20110914/15.html
[japan.internet.com]
スーパーコンピューターは、世界の重大事件を予測できるのだろうか?イリノイ大学の研究者 Kalev leetaru 氏は、メディアのニュース記事をテキスト分析することで可能になるという。

同氏によれば、コンピューターによるテキスト分析はすでに広い分野で活用されており、たとえば、電子書籍のテキストを分析することで、地域ごとや時代ごとの文化の流行傾向が分かるようになってきているという。

同氏が今回行ったプロジェクトは、ニュース記事をテキスト分析することで、リアルタイムで世界各地の人々の状況を把握し、今後起こりうる重大事件を予測できないかを検証するもの。小説などの出版物と異なり、新聞などのニュースは事実以上に人々の今の気分を切り取って伝えている。そこで、ニュース記事をテキスト分析することで、記事の対象となっている地域の人々の気分を読み取れれば、今後起こりうる事件などを予測できるのではないかと考えたという。

同氏は Tennessee 大学のスーパーコンピューター「Nautilus」に1億を超えるニュース記事を入力。New York Times の1945年から現在までの記事を利用したという。

入力された記事は、 Nautilus によって事件が発生した地域ごとに分類され、論調を分析された。分析は、自動化された感情検索で行われた。たとえば、記事中に「悲惨な」などの言葉が使われていればその記事は否定的な気分を持っているとし、「素晴らしい」などの言葉がある場合は肯定的とした。

分析結果をグラフ化したところ、重大事件の直前には、新聞記事には否定的な論調のものが増えていることがわかった。

エジプトのムバラク大統領が退陣を表明したのは2011年の2月11日。エジプトに関する記事を分析したグラフでは、この直前の2011年1月に新聞記事の論調は大きく否定的に振れていた。

また、同グラフでは1990年の12月にも大きく落ち込みを見せているが、この直後には多国籍軍によってエジプトの隣国であるイラクへの空爆が開始されている。2003年の3月にも落ち込みが見られるが、これはアメリカによるイラク侵攻が始まった時期と一致する。

この他にも、多くの重大事件の直前には、当該各国に関するニュース論調は目立って否定的な論調に振れていることがわかった。

同氏は、これを利用すれば、重大事件の発生を事前にある程度予測し、対策が打てるのではとしている。また、同氏はこのプロジェクトを次のように解説している。

「これは、天気予報のようなものだ。完璧ではない。だが、単なる推測よりはずっと精度が高い」

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