今回の発表は6月20日からフランスで始まる航空業界の見本市「パリ航空ショー」を前に、エアバスが英ロンドンで行ったものだ。エアバスは2008年から世界の学生から広く将来の飛行機へのアイデアを募るイベント「Fly Your Ideas」を開催。ここで集められたアイデアと共に、広い世代を対象に実施した「1万人へのインタビュー」(英放送局BBCより)によって得た多様な意見をもとに今回のビジョンを描き、さらに将来の地球環境や最新技術を考慮した上で、2050年に実現させたいとする“未来型飛行機”の設計プランを発表した。
そして、根幹のもう1つの要素が人間が生み出す最新技術だ。その様子は、将来の機内を描いた動画「Airbus Cabin of the Future」(http://youtu.be/a-ds2UjeKuA)をご覧いただきたい。機内への搭乗は、スクリーンに手をかざして認証を受けると、画面が変わって自分の座席位置を表示してくれる。同時に壁に現れる置き場に荷物を置くと、自分の座席位置まで自動で運んでくれるなんてことも。