科学は愛ですコミュの黒人や白人、アジア人の祖先はそれぞれ異なり、アフリカが起源ではないと科学者が主張

（Blacks, whites and Asians have different ancestors ? and did not come
from Africa, claims scientist
：10月15日英語版配信分 全訳）

http://www.articlesafari.com/2010/09/whites-asians-did-not-come-from-africa/


各人種はそれぞれ異なる祖先から進化してきたと地理学者が主張している。

すべての人類がアフリカを起源にもつわけではなく、しかも黒人や白人、アジ
ア人はそれぞれ異なった祖先をもつという、名誉ある王立地理協会の特別研究
員による公式見解が、世界中の専門家たちから「危険」「間違い」「人種差別
主義者」として退けられている。

インド首相による支援を受けて近年行われた科学的な遠征調査でリーダーを務
めたAkhil Bakshi氏は、書面で広く知らせ、書籍も発行する予定であるが、そ
の中で彼は、「黒色人種」「白色人種」「黄色人種」の人々は人種が異なるだ
けではなく、種そのものが異なっており、それぞれ異なる大陸で進化を遂げて
きたと主張している。インドから南アフリカまで自ら隊を率いてゴンドワナ大
陸の調査を行っている際に発展させたBakshi氏の主張に対して、古人類学者と
して第一線で活躍するウィットウォーターズランド大学[南アフリカ]のLee
Berger教授は、それぞれの人種間には基本的な相違はまったく認められないと
し、しかも遺伝子や肉体面においてすべての人間はアフリカを同じ起源にもっ
ている、と直ちにコメントしている。

現代人に関する一般的な科学理論の『アフリカ単一起源』モデルでは、人類は
５万５千年前にアフリカを離れ、ヨーロッパやアジアなどの地域に生息してい
た他の古代ヒト科の生物の最後の生き残りと取って代わられたというものであ
る。

旧来の生物学における「白色人種」「黒色人種」「黄色人種」という人種的な
区別は近年、科学界の主流派では行われなくなっており、たとえば2003年には
米国国立医学図書館において廃止されている。

現代人はそれぞれ異なるヒト科の生物集団から進化した、と主張する「マルチ
リージョナリズム」と呼ばれる科学的見解を有する少数派を擁護すると、
Bakshi氏は自ら宣言している。ヒト科の生物が、すべての人類や人類に似た祖
先の古代系統群を包含しており、そこには脳が肥大化した古代の祖先や、ネア
ンデルタール人のような生き残れなかった人種も含まれるというもの。

しかしながら、人類学者としての教育を受けていないBakshi氏はこの理論を、
北ローラシア大陸と南ゴンドワナ大陸という有史以前の超大陸が崩壊し、後に
残された遺伝物質に従ってこれらの集団が進化を遂げた、というモデルにリン
クさせた。1994年以来、４つの主要な科学調査遠征を指揮しているBakshi氏は、
映画制作や著述も行うインド国内で影響力のある人物である。Bakshi氏はサン
デー・タイムズ紙に対し、「私の要点の中には、誤りであることが証明される
ものもあるかもしれませんし、政治的に不適当なものと見なされるものもある
かもしれません」と打ち明けている。

彼の主張によると、『黒色人種』の原住民は、オーストラリア、インド、スリ
ランカ、フィリピン、アンダマン諸島のような場所に現れたという。その理由
は、これらの陸がアフリカから今の地に移動してきたからではなく、現在は離
れた状態になっているが、これらの群島がかつてはゴンドワナ大陸の一部であっ
たためだという。Bakshi氏によると、白人はローラシア大陸から、黒人はゴン
ドワナ大陸から現れたという。今から６万年前、オーストラリアや北アメリカ
のような離れた場所に辿り着くため、広大な海洋や砂漠を渡ることは人類には
不可能であり、それゆえに彼らはその地で進化を遂げなければならなかったの
だと論じている。

「彼のは非常に混乱した議論です。ものすごく飛躍しており、関連させるのが
まったく不可能なものです」と語る人類学者のTobias氏は、しかしながら、現
代人が確かにアフリカから派生したという実像は、全く定かではない、という
ことも付け加えた。