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科学は愛ですコミュのコデイン含有咳止め液剤は18歳未満は使用すべきでない(英国)

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鎮痛剤のコデインに「危険で中毒性があり効果がない」可能性が
(Codeine painkillers may be 'unsafe, addictive and ineffective':10月24日英語版配信分)


http://www.watarase.ne.jp/aponet/blog/101016.html
[アポネットR研究会]
今回の18歳未満使用禁止の勧告は、いわゆる濫用や依存の潜在的リスクだけではなく、過量服用(誤用)による有害事象、有用性(特に小児への咳)そのものへの疑問、モルヒネへの迅速代謝の問題(TOPICS 2007.08.18)などにより、18歳未満へのコデイン含有液剤の咳への使用はベネフェイットをリスクが上回るとしたPUBLIC ASSESSMENT REPORTの勧告を受けて行われるもので、2011年にはラベルの変更や子どもが誤用しないような容器への変更を行うことも勧告しています。

 また、PUBLIC ASSESSMENT REPORTでは、一連のOTC風邪薬・咳止め薬の小児への使用制限に関連したさまざまなレビューが行われており、

・子どもの咳は大人の咳と原因や背景が異なる
・わずかだが気管支収縮作用があり、慎重な使用が必要
・過量服用による呼吸抑制の問題
・2010年3月9日までにコデインの関連が疑われる有害事象の報告が1284例あり、うち48例が16歳未満、さらに5例が液剤使用(うち7ヶ月児の1例は死亡、関連性ははっきりしない)によるものだった
・2008-2009年の2年間に中毒センターに、咳止め液剤による中毒事例(誤用によるもの)が23例あり、うち20例は5歳未満の症例だった
・コデインは他剤の吸収を遅らせる可能性がある
などが指摘されています。

 今回の勧告はコデインのみですが、英国ではジヒドロコデインはすでに風邪薬へのは配合は禁止されており(TOPICS 2009.09.04)、今回の勧告でコデイン類の18歳未満の咳止めとしての使用は事実上勧奨できないということになりそうです。

 日本ではコデイン(リン酸塩)を含むOTC咳止め薬は限られており、おそらく現時点では厚労省がさらなる注意喚起を行うことはないと思いますが、日本でもコデイン類配合の咳止め液剤の有害事象や有用性の検証は必要ではないかと思います。(これを規制したら、販売可能なOTC咳止めはほとんどなくなってしまいますが)

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