科学は愛ですコミュの海藻が肥満を防ぐ！ダイエットの妙薬に!

■海藻が肥満の武器に
（Seaweed fights obesity：3月24日英語版配信分）

http://www.rda.co.jp/topics/topics4726.html
[アライブ！サプリメントカフェ]
◎海草は肥満を予防、撃退するためのカギとなるかもしれません。海藻に含まれる食物繊維が脂肪の吸収を大幅に減少させることが報告されました。

◎パンなどのような日常的な食品に、アルギン酸を添加することは、世界的な流行病である肥満との戦いに役立つだろうと、この研究者は考えています。

◎食事の献立の一部に、特に脂肪の多い食事の際に、わかめの酢の物や昆布の煮物など海藻をとりいれることも、減量の助けとして、また肥満の予防に役立つかもしれません。

◎新しい研究では、世界の最も流通している海草由来の食物繊維の1つであるアルギン酸が、身体の脂肪の吸収を約75パーセント減少させることを発見しました。

◎アルギン酸はコンブやワカメなどの褐藻類に含まれていて、食品の増粘安定剤、ゲル化剤やダイエット食品の食物繊維として使用されています。食品添加物として流通しているアルギン酸は、ジャイアントケルプなど種々の褐藻から抽出されています。

◎イギリスのニューカッスル大学のイアイン・ブラウンリー（Iain Brownlee ）氏らが、米国化学学会の春季総会で21日に発表しました。

◎「今回の研究結果は、アルギン酸が、肥満との戦いにおける、非常に実質的な解決策を提供するかもしれないと示唆しています」と、ブラウンリー氏は説明します。

◎「自称、減量の妙薬は無数にありますが、それを裏付ける信頼できる科学的な証拠を提供するものはわずかです」。

◎この研究チームは、海藻に含まれる食物繊維であるアルギン酸が、市販のほとんどの抗肥満治療薬よりも脂肪の吸収を止めることに優れていることを発見しました。

◎人工腸を使用して、消化・吸収された脂肪量を測定することによって、60以上の異なった自然な食物繊維の有効性をテストしました。

◎「この研究の目的がこれらの製品を試験することです。私たちの初期所見では、アルギン酸が脂質の消化をかなり抑えます」と、ブラウンリー氏は説明します。

◎「この結果は、パンやヨーグルトなどのような、毎日食べる食品にこの天然食物繊維を加えることができるなら、食事に含まれる脂肪の4分の3が吸収されることなく身体を通過するだろうと示唆しています」。

◎この研究チームは、次のステップとして、通常の食事の一部としてアルギン酸を摂取することの効果を調べる臨床試験を行う計画です。

◎「今回の研究室の実験結果が人間でも再生できて、この海藻を添加した食物が普通の食事の一部として利用できるかどうかを調べます」と、ブラウンリー氏は説明しています。

◎この研究チームは、現在、減量を助ける食品を開発するために、海藻由来の食物繊維を加えたパンの効果を調べています。

◎「アルギン酸を加えたの最初の味覚テストの結果は良好で、非常に次への励みになっています」と、ブラウンリー氏は語っています。

◎「アルギン酸は既に増粘剤と安定剤として、一般的に多くの食物中に非常に低いレベルで使用されます」と、ブラウンリー氏は言います。「味への影響を調べるためにパンに加えられた際に、アルギン酸入りのパンは、実際に、標準的なパンより、質感と濃厚さが高く評価されました」。

◎食物繊維は、人間の腸で消化されない植物由来の炭水化物グループとして科学的に分類されるでしょう。

◎「実際に、食物繊維に関してかなり多くの誤解がある」と、ブラウンリー氏は言います。「多くの人々が、単なる素材（繊維）であるか、腸の調子を整えるものだと考えています」。

◎「それらは本当ですが、すべての繊維が同じであってあり、身体に作用することなく排出されるという概念は間違っています」。

◎「食物繊維は多糖類と呼ばれるさまざまな異なった分子で作られます、そして、人間の腸で消化されませんが、それは直接的または間接的に多くの身体過程に影響します」。

3/22/2010