科学は愛ですコミュの４７人は依然、無制限拘束と　グアンタナモ収容のテロ容疑者

グアンタナモ収容者の無期限拘束計画が非難にさらされる
（Indefinite Guantanamo detention plans condemned：1月23日英語版配信分）

http://www.cnn.co.jp/usa/CNN201001230022.html
[ＣＮＮ]
写真説明：ホワイトハウス前でグアンタナモのテロ容疑者収容施設の閉鎖を要求するデモ隊＝今月撮影

ワシントン（ＣＮＮ）　キューバにあるグアンタナモ米海軍基地に併設するテロ容疑者収容施設の問題で、国際テロ組織アルカイダやイスラム強硬派勢力タリバーン構成員などの収容者１９６人の釈放の是非を検討していた作業班が４７人については裁判にもかけず無制限に拘束するのが最善とオバマ大統領に報告していたことが２２日分かった。

複数の米政府筋が明らかにした。４７人は「極めて危険で、裁判にかけた場合、極秘情報などが明らかになり米の安全保障に支障を与える恐れがある」としている。作業班は、ホルダー司法長官の指示で検討していた。

この問題は最初、ワシントン・ポスト紙が報道しており、グアンタナモ収容者の権利を擁護する人権団体などは４７人の無制限収容について強く反発している。

オバマ大統領は昨年１月の就任直後、過酷な尋問実施などで国際非難も浴びていた同収容所を１年以内に閉鎖すると宣言していたが、収容者の移送先の問題などで調整が手間取り、閉鎖時期が延期されるのは確実となっている。ホルダー長官は昨年１２月、閉鎖は数カ月後になると述べていた。

米政府筋によると、作業班の結論によると、１９６人のうち３５人は一般の裁判所もしくは軍事法廷で裁かれる見通し。その他の約１１０人は母国または第３国へ移送される見通し。

ホルダー司法長官は昨年１１月、米同時多発テロの主犯格とされる国際テロ組織アルカイダの幹部ハリド・シェイク・モハメド容疑者を含む５人を、グアンタナモ基地からニューヨークに移送し、一般公判で裁くと発表している。また、中東イエメンで２０００年に起きた米駆逐艦コールの爆破などのテロ事件に関与した５人は軍事法廷で審理するとも述べていた。軍事法廷の開設場所は明らかにしていない。

残りは、イリノイ州の刑務所に移送される方針が決まっている。