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科学は愛ですコミュのがん:制御遺伝子発見 日米伊チーム

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http://mainichi.jp/select/science/news/20080619k0000m040143000c.html

 慢性骨髄性白血病の根治につながる治療法を、日米伊の研究チームが開発した。がん細胞を生み出す幹細胞を、薬が効く活性化状態にして攻撃する。肺がんなど他のがんに応用できる可能性もあり、注目されそうだ。19日付の英科学誌「ネイチャー」で発表する。

 慢性骨髄性白血病の幹細胞は通常、ほとんど増殖しない「静止期」にあり、薬が効きにくい。米ハーバード大医学部の伊藤圭介研究員らは、日米の患者80人以上から骨髄を採取し分析した。9割以上の患者でPMLという遺伝子が強く発現し、強く発現している患者は薬が効きにくかった。

 人工的にPMLをなくしたマウスは幹細胞が一時的に活性化。この点などから「PMLは白血病幹細胞の活動を抑え、幹細胞の機能を長持ちさせている」と結論付けた。

 一方、白血病のマウスにPMLを抑える亜ヒ酸を投与後、抗がん剤を与えた。白血病細胞が幹細胞も含めて消失し再発しなかった。ヒトの白血病細胞でも効果があった。

 白血病に限らず、がんの幹細胞は「静止期」にあるなどの性質を持つとされる。研究チームは、亜ヒ酸を投与してPMLの発現を抑え幹細胞を活性化させてから、抗がん剤を投与する新治療法について、日米伊で臨床試験の準備を進めている。【須田桃子】

 ▽平尾敦・金沢大がん研究所教授(幹細胞生物学)の話 幹細胞の細胞周期が治療効果に影響するとみられるがんは、白血病をはじめ複数あり、他のがんに応用できる可能性が十分ある。

(2008年6月18日 毎日新聞)

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