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科学は愛ですコミュの軽度・中度のうつ病患者に抗うつ剤は不要、英研究結果

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(Anti-depressants little effect?:2月27日英語版配信分)

【2月27日 AFP】全世界で数千万人が服用するプロザック(Prozac)をはじ
めとする抗うつ剤が多くの場合、偽薬程度の効能しかもたらさないことを英
国の研究チームが明らかにした。

米研究家グループ「Public Library of Science(PLoS)」発行の医学誌
「PLoS Medicine」に26日、研究成果が掲載された。

英国北東部、ハル大学(University of Hull)のアーヴィング・キルシュ
(Irving Kirsch)教授率いる研究チームは、米国の情報公開法に基づいて
公開された47の治験データを分析。分析結果を利用し、軽度から中度のうつ
症状を呈する患者に抗うつ剤を処方すべきかどうかに焦点を当てて研究を進
めた。

その結果、「偽薬を飲んだ患者と本物の抗うつ剤を飲んだ患者で、症状の改
善度に大きな違いはみられなかった。つまりうつ病患者に化学治療は必要な
いということだ。研究結果から、その他の治療法で効果が得られなかった場
合を除き、軽度から中度のうつ病患者に抗うつ剤を処方する理由はほとんど
ないと考えられる」とキルシュ教授は結論づけている。

よりよい精神衛生を目指す慈善団体「マインド(Mind)」のアリソン・コブ
(Alison Cobb)氏はキルシュ教授らの発見について、抗うつ剤投与という
現代主流の治療法に「真っ向から意義を唱えるもの」と歓迎した。

コブ氏は「たしかに抗うつ剤でよくなる患者もたくさんいます。でもすべて
の患者に効くわけでは決してありません。中には、ひどい副作用に苦しむ人
もいるのです」と指摘。さらに、「英国では一般開業医の10人に9人が、や
むを得ず抗うつ剤を処方しています。軽度から中度のうつ病には、まずは認
知行動療法のようないわゆる対話型の治療法を行うべきなのですが、彼らに
はその種の治療を適切に実施することができないのです」と厳しい現状を明
かした。

一方、抗うつ剤「セロクサット(Seroxat)」の製造元であるグラクソ・ス
ミスクライン(GlaxoSmithKline)の広報担当はキルシュ教授らの研究につ
いて、抗うつ剤投与による「極めて望ましい効能」を無視していると反論。
「(研究結果は)実際の臨床治療の結果と食い違っている」として、慎重な
対応を求めた。


[AFPBB News]
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2356414/2684300

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