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科学は愛ですコミュのキリスト教徒は天国について誤解している、と語る主教

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ラエルのコメント:「我々自身で再びソフトウェアを動かす
新たなハードウェアを我々に与えて下さるまでは、神はその御手にあるハー
ドウェアに我々というソフトウェアをダウンロードされるだろう」…真実か
らはそれほどかけ離れていません…遂にキリスト教の主教が真実へと近づき
つつあります…特に、メッセージの原型にギリシャ語が介在し、翻訳/脚色
/裏切りが行われたことを皆に思い出させている点において…。

(Christians Wrong About Heaven, Says Bishop:2月11日英語版配信分全訳)

2008年2月7日(木)
By <javascript:void(0)> DAVID VAN BIEMA

天国

N.T. "Tom" Wright氏は、キリスト教思想の分野においてもっとも優れた人
物の一人である。英国国教会で4番目の年配聖職者であり、全世界聖公会で
起きている分裂問題において大きな役割を担っている彼は、ダラム州の主教
として、そして聖書の読書に多大な時間を費やす神学者および聖書学者とし
てケンブリッジ大学で教鞭をとり、2003年に自著『The Resurrection
of the Son of God』[神の子の復活](復活にまつわる字義どおりの解釈に
対して強烈に賛成の弁をふるったもの)を出版してからは、世界中の保守派
キリスト教徒たちから英雄視されている。

それゆえに、何百万人にも上るキリスト教徒たちがとる立場とは異なって
Wright氏が天国を信じていないということは、少々衝撃的なことのように思
える。彼は新著『Surprised by Hope』[光明を得た驚き]の中で、カリフォ
ルニア州知事の妻であるMaria Shriver女史が書いた子供向けの本『What's
Heaven』[天国ってなに]を引用している。「そこは柔らかな雲の上に座り、
お話ができる美しい場所…。あなたが一生の間良い子にしているなら、(そ
こに)行けるのよ…。この地球での人生を終えると、神様が自分のそばに居
させようと天使たちを遣わし、天国へと連れてってくれるの」Wright氏はそ
こで、「何を言わないべきか」ということの良い例である、と述べている。
そして彼はさらに、聖書の真実は「とてもとても異なっている」としている。

以下は、Wright氏とTIME誌のDavid Van Biemaとの電話会談の様子である。


TIME: ある点において、天国に関する共通認識を「キリスト教徒の抱く希望
の歪曲と深刻な減損」としていますね。

Wright: 実際にそうです。私はよく人々が「もうすぐ天国へ行く。そこでは、
こんなくだらない肉体を必要には思わないだろう。ありがたい」と言うのを
耳にします。それは非常に有害な歪曲であり、何気ないものであるが故にな
おさらなのです。

TIME: How so? It seems like a typical sentiment.

TIME: どうしてそうなのでしょうか。典型的な感情のように思えますが。

Wright: そこには、新約聖書では支持されていないいくつかの重要な側面が
あります。まず最初にタイミングです。聖書の中では、人は死に、試練が始
まる、と我々は告げられています。聖パウロはとても明解に、イエス・キリ
ストはすでに死から生き返ったが、他の者はまだ誰も生き返っていない、と
語っています。二番目に、私たちの肉体的な状態です。新約聖書では、キリ
ストが再臨する時、死者はまったく新たな人生を経験することだろう、と述
べられていますが、それは精神だけではなく、肉体においてもということで
す。そして最後に、場所です。四大福音書にある復活物語において、「イエ
スは生き返った。従って我々もみんな天国へ行くことになる」とはどこにも
記されていません。天国と地上とを一つにする、という新たな創生の行為の
際にキリストがここにやって来るだろう、と記されているのです。

TIME: 死と死者の復活というそれぞれの間に横たわる段階的な狭間について、
聖書の中ではもっと他に何か記されているのでしょうか。

Wright: 私たちは、神やキリスト、そして安らぎや休養と共にいることにな
る、ということを知っています。パウロが記しているところによると、意識
的なものであって、肉体的に生存している状態と比べると、眠っているよう
なものになるだろう、ということです。イエスとほぼ同じ時代から伝わるユ
ダヤ人の書『ソロモンの知恵』では、「正しい人々の魂は神の手の中にある」
と述べられていますが、それもキリスト教徒に理解させるための詩的な方法
と同様なもののように思えます。

TIME: しかし、それではまるで実際の行為ではないみたいですが。

Wright: そうです。我々の文化は、死後の生命に対して非常に関心を抱いて
いますが、新約聖書では、私が呼んでいるところの死後の生命後の生命に対
してよりいっそうの関心を抱いています。新たな天国と新たな地上への究極
的な復活です。イエスの復活は、自身の再臨を完全なものにするであろう回
復の始まりを示すものです。この箇所は、すべての死者にとっての復活とな
るでしょう。彼らは「目を覚まし」、精神に形態が与えられ、復興に参加す
るのです。物理学者であり聖職者でもあるジョン・ポーキングホーンは、こ
ういう考え方を提起しています。「我々自身で再びソフトウェアを動かす新
たなハードウェアを我々に与えて下さるまでは、神はその御手にあるハード
ウェアに我々というソフトウェアをダウンロードされるだろう」それによっ
て二つの事柄にうまく派生が及びます。死後の期間というものが、私たちが
神の御前にありながらも、私たち自身の肉体は活動を行っておらず、そして
さらには、私たちが再び形態を与えられ、キリストの王国に召される際にもっ
と重要な変化が起きるであろう、という点に。

TIME: それは一般的な理解とはかなりかけ離れています。私たちの混乱の一
因となる節が聖書のどこかにあるというのでしょうか。

Wright: ルカによる福音書23章では、十字架にかけられた善良な泥棒に向
かってイエスが「あなたは今日わたしと一緒に楽園にいるだろう」と語って
います。しかしルカによる福音書の中では、まず第一に私たちが知っている
ように、キリスト自身は3日の間復活を遂げないことになっており、いわゆ
る「楽園」の復活はおきるはずがありません。それは中間的な状態にちがい
ないのです。そして、ヨハネの黙示録4章および5章は人々の考える天国崇
拝の幻影が記されていますが、そこでは終末時の我々の崇拝象が描かれてい
ます。それは実は、今現在も進行している崇拝象を描き続けているのです。
聖書を読み通せば、天国に関する記述はなく、私が言うように、共に一つに
なった新たな天国と新たな地上が描かれているというのが結果的に分かりま
す。

TIME: ところで、なぜ私たちはそれらの節を読み違えたのでしょうか。

Wright: もとはというと、ユダヤ人の考えをギリシャ語に翻訳することに関
係があります。新約聖書とは、非常に非常にユダヤ的なものであり、ユダヤ
人はずっと、最後の肉体的な復活を直観し続けてきました。空間、時間、物
質の世界は混乱しているが、基本的に価値のあるものは存続する、そして神
がやがては解決を図って再び正しく整理をつける、と彼らは信じていました。
キリスト教にとって、そういう善性は、神学的および道徳的な両面において、
絶対に不可欠なものです。しかし、プラトンの影響を受けたギリシャ語圏の
キリスト教徒たちは、宇宙は汚れて奇形なものであり、偽りに満ちていると
見なしていました。その考えが正されることはなく、そこから逃れて物質的
な身体を置き忘れたのです。教会の最も良いところは、つねにヘブライ人の
視点に立ち返ることだったのですが、ギリシャ人の視点が非常に影響力をも
つこともありました。

TIME: 歴史的な事例をいくつか挙げてもらえますか。

Wright: 典型的なものが二つあります。ひとつはダンテの偉大な詩[神曲]で、
死の直後の“天国篇”、“煉獄篇”、“地獄篇”の三部で構成されるもので
す。もう一つは、システィーナ礼拝堂[バチカン博物館]にあるミケランジェ
ロの“最後の審判”です。これは、最後に平等に行き着く対極的な先として
天国と地獄を描いているものです。共に西洋文化に対してものすごく大きな
影響を及ぼしたため、多くのキリスト教徒たちはそれがキリスト教だと考え
ています。

TIME: しかしそうではないと。

Wright: イエスは召された、従って我々はみな天国へ行くことになる、と福
音書やパウロは一切述べていません。彼らがみな言うには、イエスは召され
た、従って新たな創造が始まったのであり、我々にはやらなければならない
仕事がある、ということなのです。

TIME: 仕事というか…運命のように思われますね。

Wright: 楽しい音楽を聴きながらぶらつくよりも、そそられるものです。ヨ
ハネの黙示録やパウロの手紙の中では、神の人々が神に代わって新たな世界
を実際に営むだろう、と告げています。新たな創造への我々の参画という考
えは、創世記にさかのぼります。人間が“庭園”を運営し、生き物たちの世
話をすべきである、とあるのです。もし、最後までその変容を続けるなら、
ヨハネの黙示録の終章にあるようなとても美しいものとなります。

TIME: このことすべてには道徳的側面がある、とあなたが記されていること
に結びつくものですね。

Wright: その両方、そして、自分たちの「霊魂が天国へ行く」ことについて
人々が口にする際には否定する肉体の復活という考え、に調和するものです。
もし人々が「自分の身体はあまり重要ではない」と考えるなら、その身体を
使って私がすることを誰が気にとめるのしょうか。そして、我々の世界、我
々の宇宙はあまり重要ではない、と人々が考えるなら、我々がそこでするこ
とを誰が気にかけるのでしょうか。どのように振舞わなければならないかと
いうことについて、神はこれらのかなり気まぐれな規則を持っており、それ
らに従わなければ、天国どころか地獄に落ちる、として「伝統的」キリスト
教の多くは影響を与えています。新約聖書が本当に告げているのは、神はあ
なたに生まれ変わった人間となって自らの創造を再開する助けをして欲しい、
そして彼の復活はその開始を告げる鐘だったのだ、ということなのです。

TIME: それはたぶん、“残された”数々の書物で明らかにされている未来像
とは随分異なるようですね。

Wright: そうです。もしハルマゲドンが起きることになるなら、我々はみな
すでに天国にいるか、寸前に歓喜に召されるでしょう。その事の前に酸性雨
や地球温暖化ガスにさらされかどうかは、実際のところ問題ではありません。
もしくは、それを言うなら、イラクで民間人を爆撃するかどうかもです。そ
ういった現実離れした天国に霊魂を救済する、ということが現実的な問題の
すべてなのです。

TIME: あなたと話した人たちの中で、古い考え方が失われて失望を表した人
はいますか。

Wright: ええ、愛する誰かの死を最近経験し、その彼らとただ一緒にいるこ
とを望んでいる人と話す場合には、失望されるものです。そうしたら、もっ
ともなことだと私は語りかけるでしょう。しかし、ヨハネの黙示録の終章に
は、神の計画への人間の参画という驚異的なことが描写されています。そし
て、ほとんどすべてのケースにおいて、私が人々にこの事を説明した際は、
興奮的な意見や、「なぜ私たちは今までこのことを聞かされてこなかったん
だ」という意見が上がるのです。

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